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公開番号2025001106
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-08
出願番号2023100505
出願日2023-06-20
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H02J 7/10 20060101AFI20241225BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】外部充電前の通信シーケンスの開始時に証明書データの有効期限が切れている場合に、通信シーケンスにおける情報伝達の効率を向上させる。
【解決手段】車両100は、車両100の外部に設けられた電力設備300によりバッテリ105を充電する外部充電を実行可能に構成されている。車両100は、記憶装置110と、制御装置150とを備える。記憶装置110は、外部充電の実行を許可するための証明書データ115を記憶する。制御装置150は、外部充電の開始前に電力設備300と車両100との間で実行される通信シーケンスを制御する。証明書データ115は、有効期限を有している。制御装置130は、通信シーケンスの開始時に有効期限が切れている場合に、証明書データ115を更新する更新処理を実行し、更新処理のタイムアウトが予測される場合に、通信シーケンスを一時停止する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両外部に設けられた電力設備により車載蓄電装置を充電する外部充電を実行可能な車両であって、
前記外部充電の実行を許可するための証明書データを記憶する記憶装置と、
前記外部充電の開始前に前記電力設備と前記車両との間で実行される通信シーケンスを制御する制御装置とを備え、
前記証明書データは、有効期限を有しており、
前記制御装置は、
前記通信シーケンスの開始時に前記有効期限が切れている場合に、前記証明書データを更新する更新処理を実行し、
前記更新処理のタイムアウトが予測される場合に、前記通信シーケンスを一時停止する、車両。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記通信シーケンスの一時停止の後に前記更新処理が完了した場合に前記通信シーケンスを再開する、請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記更新処理の実行時間が基準時間を超過すると、前記更新処理はタイムアウトし、
前記更新処理の開始から前記基準時間よりも短い所定時間内に前記更新処理が完了しない場合に、前記タイムアウトが予測される、請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の車両。
【請求項4】
前記制御装置は、前記更新処理がタイムアウトした場合に前記通信シーケンスを終了する、請求項3に記載の車両。
【請求項5】
前記電力設備のコネクタに接続可能に構成され、前記電力設備からの給電電力を受電するように構成されたインレットを備え、
前記通信シーケンスは、前記インレットへの前記コネクタの接続に応答して開始され、
前記通信シーケンスにおいて、前記車両が所定の認証を受けていることが前記電力設備により確認され、
前記外部充電は、前記車両が前記認証を受けていることが前記電力設備により確認された後に自動的に実行されるプラグアンドチャージを含む、請求項1に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開2022-61185号公報)は、充電認証用装置を開示する。この装置は、車載処理部と、車両側認証部とを備える。車載処理部は、車両に搭載されており、車両外部の充電機器と通信する。充電機器は、車両の充電池を充電するために(外部充電を実行するために)用いられる。車両側認証部は、車両のユーザに対して予め発行された認証用情報をサーバ装置に送信する。この情報は、有効期限を有する電子証明書(証明書データ)を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-61185号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
外部充電の開始前、一般的に、車両と、車両外部の電力設備との間で種々の情報をやり取りするために通信シーケンスが実行される。通信シーケンスを実行して外部充電を開始するには、証明書データの有効期限が切れていないことを要する。通信シーケンスの開始時に証明書データの有効期限切れが判明した場合、証明書データを管理するサーバ等にアクセスして証明書データを更新することを要する(証明書データの更新処理)。しかしながら、通信速度の低下等に起因して更新処理に時間を要する場合には、更新処理がタイムアウトすることがある。その結果、通信シーケンスが完了せず途中で終了し、外部充電を開始することができない。その後、外部充電を開始するための操作が再度行われると、前回の通信シーケンスにおいてその開始から途中終了までの間に既にやり取りされていた情報が、今回の通信シーケンスにおいて再びやり取りされる可能性がある。これは、通信シーケンスにおける情報伝達の効率の観点から好ましくない。
【0005】
本開示は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、外部充電前の通信シーケンスの開始時に証明書データの有効期限が切れている場合に、通信シーケンスにおける情報伝達の効率を向上可能な車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車両は、車両外部に設けられた電力設備により車載蓄電装置を充電する外部充電を実行可能に構成されている。この車両は、記憶装置と、制御装置とを備える。記憶装置は、外部充電の実行を許可するための証明書データを記憶する。制御装置は、外部充電の開始前に電力設備と車両との間で実行される通信シーケンスを制御する。証明書データは、有効期限を有している。制御装置は、通信シーケンスの開始時に有効期限が切れている場合に、証明書データを更新する更新処理を実行し、更新処理のタイムアウトが予測される場合に、通信シーケンスを一時停止する、車両。
【0007】
上記の構成とすることにより、通信シーケンスは、更新処理がタイムアウトする前に一時停止される。これにより、通信シーケンスが一時停止されている間に更新処理が完了し、それにより証明書データの有効期限が更新される。その結果、有効期限切れが解消される。したがって、有効期限切れに起因して通信シーケンスが途中で終了する事態が回避される。よって、通信シーケンスにおける情報伝達の効率を向上させることができる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、外部充電前の通信シーケンスの開始時に証明書データの有効期限が切れている場合に、通信シーケンスにおける情報伝達の効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に従う充電処理システムの全体構成を概略的に示す図である。
制御装置の構成および機能を詳細に説明するための図である。
P&C(Plug and Charge)に関連して実行される処理を例示するフローチャートである。
P&Cに関連して実行される処理を例示するフローチャートである。
変形例においてHLC(High Level Communication)-ECU(Electronic Control Unit)により実行される処理を例示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図中の同一または相当部分には同一符号を付してその説明を繰り返さない。実施の形態およびその変形例の各々は、適宜互いに組み合わせられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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