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公開番号
2025006003
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023106509
出願日
2023-06-28
発明の名称
電動車両
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02K
9/19 20060101AFI20250109BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】電動機に対する冷却性能を向上させることができる電動車両を提供する。
【解決手段】電動車両では、ロータシャフトと支持部材との隙間であり、且つ、オイルポンプによる油圧の発生する隙間に、シールリングが設けられている。これにより、隙間からオイルが漏れることが抑制され、ロータシャフトの内部空間における圧力が維持され易くされる。遠心力が不足する電動機の低回転域においても孔部から噴出されるオイルにオイルポンプによって十分な圧力がかけられる。よって、電動機に対する冷却性能を向上させることができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ステータとロータコアと前記ロータコアの径方向内側で前記ロータコアに相対回転不能に連結された中空のロータシャフトとを有する電動機と、
前記電動機を収容し、前記ロータシャフトを回転可能に支持する支持部材と、
前記ロータシャフトの内部空間にオイルを供給するオイルポンプと、
前記ロータシャフトに形成された、前記電動機の回転軸線から径方向に見て前記ロータコアと重なる位置で前記内部空間と前記ロータシャフトの外部空間とを径方向に連通する孔部と、
前記ロータシャフトと前記支持部材との隙間であり、且つ、前記オイルポンプによる油圧の発生する隙間に設けられたシールリングと、
を備えていることを特徴とする電動車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動機とオイルポンプとを備えた電動車両に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ステータとロータコアと前記ロータコアの径方向内側で前記ロータコアに相対回転不能に連結された中空のロータシャフトとを有する電動機と、前記電動機を収容し、前記ロータシャフトを回転可能に支持する支持部材と、前記ロータシャフトの内部空間にオイルを供給するオイルポンプと、前記ロータシャフトに形成された、前記内部空間と前記ロータシャフトの外部空間とを径方向に連通する孔部と、を備えた電動車両が良く知られている。例えば、特許文献1に記載された車両駆動装置がそれである。この特許文献1には、オイルポンプから吐出されてロータシャフトの内部空間に供給されたオイルは電動機の駆動時にロータシャフトの内部空間から孔部を介して径方向外側へ噴出されること、つまり軸芯冷却によって電動機を冷却することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-64742号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電動機が停止を含む低回転域で駆動しているときは、遠心力が発生しないか又は不足する為、ロータシャフトの内部空間から孔部を介してオイルが噴出されないか又は十分なオイルの噴出を確保し難い。又、オイルポンプからの圧力でオイルが噴出することも考えられるが、孔部以外の隙間(例えばロータシャフトを支持部材に対して回転可能に支持するベアリング)からオイルが漏れ、孔部からのオイルの噴出が不十分となる可能性がある。つまり、電動機の低回転域では、電動機に対する冷却性能が不十分となる可能性がある。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、電動機に対する冷却性能を向上させることができる電動車両を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明の要旨とするところは、(a)ステータとロータコアと前記ロータコアの径方向内側で前記ロータコアに相対回転不能に連結された中空のロータシャフトとを有する電動機と、(b)前記電動機を収容し、前記ロータシャフトを回転可能に支持する支持部材と、(c)前記ロータシャフトの内部空間にオイルを供給するオイルポンプと、(d)前記ロータシャフトに形成された、前記電動機の回転軸線から径方向に見て前記ロータコアと重なる位置で前記内部空間と前記ロータシャフトの外部空間とを径方向に連通する孔部と、(e)前記ロータシャフトと前記支持部材との隙間であり、且つ、前記オイルポンプによる油圧の発生する隙間に設けられたシールリングと、を電動車両が備えていることにある。
【発明の効果】
【0007】
前記第1の発明によれば、電動車両では、ロータシャフトと支持部材との隙間であり、且つ、オイルポンプによる油圧の発生する隙間に、シールリングが設けられている。これにより、隙間からオイルが漏れることが抑制され、ロータシャフトの内部空間における圧力が維持され易くされる。遠心力が不足する電動機の低回転域においても孔部から噴出されるオイルにオイルポンプによって十分な圧力がかけられる。よって、電動機に対する冷却性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明が適用される電動車両の概略構成の一例を説明する図である。
電動車両における電気的構成やその電気的構成を含む機電一体構成の一例を説明する図である。
第1電動機に対する軸芯冷却構造の一例を説明する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【実施例】
【0010】
図1は、本発明が適用される電動車両10の概略構成の一例を説明する図である。図1において、電動車両10は、エンジン12と第1電動機MG1と第2電動機MG2とを備えたハイブリッド車両である。又、電動車両10は、駆動輪14と動力伝達装置16とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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