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公開番号
2025033443
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023139164
出願日
2023-08-29
発明の名称
蓄電セル
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
50/184 20210101AFI20250306BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】排気ガスを排気弁から効率良く排出することが可能な蓄電セルを提供する。
【解決手段】蓄電セル100は、捲回電極体1と、ケース2と、内部ガスケット6(シール部材)と、正極端子3(外部端子)と、正極接続部4(接続部材)とを備える。ケース2は、周壁部2cと、下蓋2b(第1蓋部)と、上蓋2a(第2蓋部)とを含む。下蓋2bは、ケース2内のガスを排気するための排気弁8を有する。上蓋2a(第2蓋部)には、貫通孔2g(第2貫通孔)が形成されている。正極接続部4は、上蓋2aの貫通孔2gおよび内部ガスケット6の貫通孔6a(第1貫通孔)を貫通するようにZ方向に延びている柱状部4aを含む。内部ガスケット6は、ケース2の内側から貫通孔2gを覆うように配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電極および第2電極を含む捲回電極体と、
前記捲回電極体を収容するケースと、
前記ケースに収容されているとともに、第1貫通孔が形成されているシール部材と、
外部端子と、
前記外部端子と前記第1電極とを電気的に接続する接続部材と、を備え、
前記ケースは、
前記捲回電極体の外周側に配置され、前記捲回電極体の軸方向に沿って筒状に延びる周壁部と、
前記周壁部のうち前記軸方向の一方端を閉塞する第1蓋部と、
前記周壁部のうち前記軸方向の他方端を閉塞する第2蓋部と、を含み、
前記第1蓋部は、前記ケース内のガスを排気するための排気弁を有し、
前記第2蓋部は、前記ケースの内部と外部とを連通する第2貫通孔が形成されており、
前記接続部材は、前記第2蓋部の前記第2貫通孔および前記シール部材の前記第1貫通孔を貫通するように前記軸方向に延びている柱状部を含み、
前記シール部材は、前記ケースの内側から前記第2貫通孔を覆うように配置されている、蓄電セル。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記接続部材は、前記ケースの内側において前記柱状部と接続されている板状部をさらに含み、
前記板状部は、前記シール部材に対して前記外部端子とは反対側において前記軸方向と交差して延びるように配置されている、請求項1に記載の蓄電セル。
【請求項3】
前記シール部材は、前記軸方向において前記第2蓋部と前記板状部とにより挟まれている、請求項2に記載の蓄電セル。
【請求項4】
前記ケースの外側から前記第2蓋部の前記第2貫通孔を覆うように配置されている絶縁部材をさらに備え、
前記第2蓋部は、前記第2電極と電気的に接続されており、
前記絶縁部材は、
前記柱状部が貫通する第3貫通孔が形成されているとともに、
前記第2蓋部と前記外部端子とを絶縁するように配置されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の蓄電セル。
【請求項5】
前記シール部材の前記軸方向における厚みは、前記絶縁部材の前記軸方向における厚みよりも大きい、請求項4に記載の蓄電セル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電セルに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
国際公開第2022/065211号公報(特許文献1)には、外装缶の内圧が高くなると開弁する缶底弁が設けられる円筒電池が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/065211号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載されているような従来の蓄電セルでは、缶底弁が設けられる側とは反対側から排気ガスが排出される(漏れる)場合がある。この場合、缶底弁(排気弁)から排気ガスが効率よく排出されない。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、排気ガスを排気弁から効率良く排出することが可能な蓄電セルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一の局面に係る蓄電セルは、第1電極および第2電極を含む捲回電極体と、捲回電極体を収容するケースと、ケースに収容されているとともに、第1貫通孔が形成されているシール部材と、外部端子と、外部端子と第1電極とを電気的に接続する接続部材と、を備える。ケースは、捲回電極体の外周側に配置され、捲回電極体の軸方向に沿って筒状に延びる周壁部と、周壁部のうち軸方向の一方端を閉塞する第1蓋部と、周壁部のうち軸方向の他方端を閉塞する第2蓋部と、を含む。第1蓋部は、ケース内のガスを排気するための排気弁を有する。第2蓋部は、ケースの内部と外部とを連通する第2貫通孔が形成されている。接続部材は、第2蓋部の第2貫通孔およびシール部材の第1貫通孔を貫通するように軸方向に延びている柱状部を含む。シール部材は、ケースの内側から第2貫通孔を覆うように配置されている。
【0007】
本開示の一の局面に係る蓄電セルでは、上記のように、第1蓋部に排気弁が設けられ、かつ、第2蓋部の第2貫通孔がケースの内側からシール部材により覆われている。これにより、捲回電極体から発生した排気ガスが第2蓋部側からケース外に漏れるのがシール部材により抑制される。これにより、排気ガスを第1蓋部の排気弁から効率的に排出することができる。
【0008】
上記一の局面に係る蓄電セルにおいて、好ましくは、接続部材は、ケースの内側において柱状部と接続されている板状部をさらに含む。板状部は、シール部材に対して外部端子とは反対側において軸方向と交差して延びるように配置されている。このように構成すれば、シール部材よりもケースの内側(捲回電極体側)に板状部を容易に配置することができる。その結果、ケース内において板状部と第1電極とを容易に電気的に接続することができる。
【0009】
この場合、好ましくは、シール部材は、軸方向において第2蓋部と板状部とにより挟まれている。このように構成すれば、シール部材と、第2蓋部および板状部の各々との間に隙間が形成されるのを抑制することができる。その結果、第2蓋部側から排気ガスがケース外に漏れるのを抑制することができる。
【0010】
上記一の局面に係る蓄電セルは、好ましくは、ケースの外側から第2蓋部の第2貫通孔を覆うように配置されている絶縁部材をさらに備える。第2蓋部は、第2電極と電気的に接続されている。絶縁部材は、柱状部が貫通する第3貫通孔が形成されているとともに、第2蓋部と外部端子とを絶縁するように配置されている。このように構成すれば、絶縁部材により第2貫通孔が覆われているので、排気ガスが第2貫通孔からケースの外側に漏れるのを抑制することができる。また、絶縁部材に第3貫通孔が形成されていることによって、絶縁部材により、第2蓋部と外部端子とを絶縁しながら柱状部をケースの内側に導入することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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