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公開番号2025072163
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182730
出願日2023-10-24
発明の名称電池システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H01M 10/48 20060101AFI20250430BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】不要な入出力制限を抑制することができる電池システムを提供すること。
【解決手段】本発明の電池システムは、現在の充電状態が急速充電状態か否かを判断する充電状態判定手段と、電池パックの内外温度差を推定する推定手段と、前記推定手段の推定結果に応じて、前記電池パックの入出力制限を行う制御手段と、を備えた電池システムであって、前記推定手段は、前記充電状態判定手段による判定結果が急速充電状態か否かに応じて、推定に用いる情報を切り替える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
現在の充電状態が急速充電状態か否かを判断する充電状態判定手段と、
電池パックの内外温度差を推定する推定手段と、
前記推定手段の推定結果に応じて、前記電池パックの入出力制限を行う制御手段と、
を備えた電池システムであって、
前記推定手段は、前記充電状態判定手段による判定結果が急速充電状態か否かに応じて、推定に用いる情報を切り替えることを特徴とする電池システム。
続きを表示（約 160 文字）【請求項２】
前記推定手段が推定に用いる前記情報は、環境温度と内外温度差との関係を示すマップであり、
前記マップとして、前記電池パックの急速充電中に用いる急速充電用の内外温度差マップと、前記電池パックの急速充電中以外に用いる通常の内外温度差マップとを有することを特徴とする請求項１に記載の電池システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、電池システムに関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、電池パック内部の最大温度推定結果から電池パックの入出力を制限する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１１－２２２１３３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に開示された技術では、通常の充電状態と急速充電状態とでは内外温度差の傾向が異なるため、入出力制限が不要な場合であっても入出力制限を行ってしまう虞がある。
【０００５】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、不要な入出力制限を抑制することができる電池システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電池システムは、現在の充電状態が急速充電状態か否かを判断する充電状態判定手段と、電池パックの内外温度差を推定する推定手段と、前記推定手段の推定結果に応じて、前記電池パックの入出力制限を行う制御手段と、を備えた電池システムであって、前記推定手段は、前記充電状態判定手段による判定結果が急速充電状態か否かに応じて、推定に用いる情報を切り替えることを特徴とするものである。
【０００７】
これにより、内外温度差が小さくなる急速充電時に、急速充電に応じた内外温度差推定を行うことができるため、不要な入出力制限を抑制することができる。
【０００８】
また、上記において、前記推定手段が推定に用いる前記情報は、環境温度と内外温度差との関係を示すマップであり、前記マップとして、前記電池パックの急速充電中に用いる急速充電用の内外温度差マップと、前記電池パックの急速充電中以外に用いる通常の内外温度差マップとを有する。
【０００９】
これにより、内外温度差が小さくなる急速充電時に、急速充電用の内外温度差マップを使用して急速充電に応じた内外温度差推定を行うことができるため、不要な入出力制限を抑制することができる。
【発明の効果】
【００１０】
本発明に係る電池システムは、内外温度差が小さくなる急速充電時に、急速充電に応じた内外温度差推定を行うことができるため、不要な入出力制限を抑制することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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