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公開番号2025083144
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196869
出願日2023-11-20
発明の名称端子接続構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H01R 13/187 20060101AFI20250523BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子接続構造を大型化することなく、接点部材の発熱を低減する。
【解決手段】端子接続構造は、柱状の雄端子と前記雄端子が挿入される穴を有する雌端子と、前記雄端子と前記雌端子との間に介在し、前記雄端子と前記雌端子とを電気的に接続する第1接点部材及び第2接点部材とを備えてもよい。前記第1接点部材は、前記雄端子の外側面と、前記外側面に対向する前記雌端子の内側面との間に配置されており、前記雄端子の前記外側面と前記雌端子の前記内側面とが対向する径方向において弾性変形可能であってもよい。前記第2接点部材は、前記雄端子の前記外側面以外の第2の面と、前記雄端子の前記第2の面に対向する前記雌端子の第2の面との間に配置されており、前記雄端子の前記第2の面と前記雌端子の前記第2の面とが対向する第2の方向において弾性変形可能であってもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
柱状の雄端子と
前記雄端子が挿入される穴を有する雌端子と、
前記雄端子と前記雌端子との間に介在し、前記雄端子と前記雌端子とを電気的に接続する第1接点部材及び第2接点部材と、
を備え、
前記第1接点部材は、前記雄端子の外側面と、前記外側面に対向する前記雌端子の内側面との間に配置されており、前記雄端子の前記外側面と前記雌端子の前記内側面とが対向する径方向において弾性変形可能であり、
前記第2接点部材は、前記雄端子の前記外側面以外の第2の面と、前記雄端子の前記第2の面に対向する前記雌端子の第2の面との間に配置されており、前記雄端子の前記第2の面と前記雌端子の前記第2の面とが対向する第2の方向において弾性変形可能である、
端子接続構造。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1接点部材は、各々が前記径方向に弾性変形可能な複数の弾性片が、周方向に配列された形状を有する、請求項1に記載の端子接続構造。
【請求項3】
前記第1接点部材は、前記周方向に延在する上端部と、前記周方向に延在する下端部とを有し、
前記複数の弾性片は、前記上端部と前記下端部との間を延在している、請求項2に記載の端子接続構造。
【請求項4】
前記第1接点部材は、
前記上端部及び前記下端部において、前記雄端子の前記外側面と前記雌端子の前記内側面との一方に接触しており、
前記複数の弾性片の各々の中間部分において、前記雄端子の前記外側面と前記雌端子の前記内側面との他方に接触している、請求項3に記載の端子接続構造。
【請求項5】
前記第2接点部材は、各々が前記径方向に弾性変形可能な複数の弾性片が、周方向に配列された形状を有する、請求項1に記載の端子接続構造。
【請求項6】
前記第2接点部材は、前記周方向に延在する第1端部と、前記周方向に延在する第2端部とを有し、
前記複数の弾性片は、前記第1端部と前記第2端部との間を延在している、請求項5に記載の端子接続構造。
【請求項7】
前記第2接点部材は、
前記第1端部及び前記第2端部において、前記雄端子の前記第2の面と前記雌端子の前記第2の面との一方に接触しており、
前記複数の弾性片の各々の中間部分において、前記雄端子の前記第2の面と前記雌端子の前記第2の面との他方に接触している、請求項6に記載の端子接続構造。
【請求項8】
前記第1接点部材は、周方向に沿って延在するとともに、前記周方向における両端の間には隙間が設けられており、
前記第2接点部材は、前記周方向に沿って延在するとともに、前記周方向における両端の間には隙間が設けられており、
前記第1接点部材の前記両端における前記隙間と、前記第2接点部材の前記両端における前記隙間とは、前記周方向における位置が互いに異なる、請求項1に記載の端子接続構造。
【請求項9】
前記雌端子は、前記雌端子の底面から立設する柱状部を有し、
前記雄端子は、前記雌端子の前記柱状部を受け入れる穴部を有し、
前記雌端子の前記第2の面は、前記柱状部の外側面であり、
前記雄端子の前記第2の面は、前記柱状部の前記外側面に対向する前記穴部の内側面である、請求項1から8のいずれか一項に記載の端子接続構造。
【請求項10】
前記第2の方向は、前記径方向である、請求項9に記載の端子接続構造。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、端子接続構造に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、端子接続構造が記載されている。端子接続構造は、棒状の雄端子と、筒状の雌端子とを備える。雄端子と雌端子との間には、二つの端子を電気的に接続する接点部材が設けられている。接点部材は、雄端子の外側面と、雌端子の内側面との間に配置されており、径方向において弾性変形可能に構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-8878号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した端子接続構造は、例えば電動車の動力回路等に用いられる。この場合、端子接続構造には、比較的大きな電流が流れる。雄端子や雌端子に大きな電流が流れると、二つの端子を接続する接点部材において、発熱量が大きくなる。接点部材の発熱を抑制するためには、雄端子及び雌端子に対する接点部材の接触面積を大きくすることが有効であるが、それに伴って雄端子及び雌端子のサイズも大きくなり、端子接続構造の大型化を招くおそれがある。本明細書は、この課題に関して、端子接続構造を大型化することなく、接点部材の発熱を低減し得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する技術は、端子接続構造に具現化される。この端子接続構造は、柱状の雄端子と前記雄端子が挿入される穴を有する雌端子と、前記雄端子と前記雌端子との間に介在し、前記雄端子と前記雌端子とを電気的に接続する第1接点部材及び第2接点部材とを備えてもよい。前記第1接点部材は、前記雄端子の外側面(第1の面)と、前記外側面に対向する前記雌端子の内側面(第1の面)との間に配置されており、前記雄端子の前記外側面と前記雌端子の前記内側面とが対向する径方向において弾性変形可能であってもよい。前記第2接点部材は、前記雄端子の前記外側面以外の第2の面と、前記雄端子の前記第2の面に対向する前記雌端子の第2の面との間に配置されており、前記雄端子の前記第2の面と前記雌端子の前記第2の面とが対向する第2の方向において弾性変形可能であってもよい。
【0006】
上記した端子接続構造では、雄端子と雌端子との間に、少なくとも第1接点部材及び第2接点部材を含む複数の接点部材が設けられている。第1接点部材は、雄端子の外側面と雌端子の内側面との間に位置し、雄端子と雌端子との両者に接触する。加えて、第2接点部材は、雄端子の外側面とは異なる第2の面と、それに対向する雌端子の第2の面との間に位置し、雄端子と雌端子との両者に接触する。このような構成によると、二つの接点部材が全体として、雄端子及び雌端子に接触する接触面積を広くことができる。これにより、端子接続構造を大型化することなく、接点部材の発熱を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
端子接続構造の構成を示す端面図である。
図1のII部における拡大図を示す。
図1のIII-III線における端子接続構造の断面図を示す。
第1接点部材の斜視図である。
第3接点部材の平面図である。
変形例1の端子接続構造を示す端面図である。
変形例1の第4接点部材の平面図である。
変形例2の端子接続構造を示す端面図である。
変形例3の端子接続構造を示す端面図である。
変形例4の端子接続構造を示す端面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本技術の第1の態様では、既述のとおり、端子接続構造が、柱状の雄端子と前記雄端子が挿入される穴を有する雌端子と、前記雄端子と前記雌端子との間に介在し、前記雄端子と前記雌端子とを電気的に接続する第1接点部材及び第2接点部材とを備えてもよい。前記第1接点部材は、前記雄端子の外側面と、前記外側面に対向する前記雌端子の内側面との間に配置されており、前記雄端子の前記外側面と前記雌端子の前記内側面とが対向する径方向において弾性変形可能であってもよい。前記第2接点部材は、前記雄端子の前記外側面以外の第2の面と、前記雄端子の前記第2の面に対向する前記雌端子の第2の面との間に配置されており、前記雄端子の前記第2の面と前記雌端子の前記第2の面とが対向する第2の方向において弾性変形可能であってもよい。
【0009】
本技術の第2の態様では、上記の第1の態様に加えて、前記第1接点部材は、各々が前記径方向に弾性変形可能な複数の弾性片が、周方向に配列された形状を有してもよい。この場合、複数の弾性片は、外側面の周方向における全長に亘って設けられてもよいし、外側面の周方向における一部の区間に限って設けられてもよい。
【0010】
本技術の第3の態様では、上記の第2の態様に加えて、前記第1接点部材は、前記周方向に延在する上端部と、前記周方向に延在する下端部とを有してもよい。この場合、前記複数の弾性片は、前記上端部と前記下端部との間を延在してもよい。このような構成によると、各々の弾性片の弾性を維持しつつ、第1接点部材の全体としての剛性が高められる。
(【0011】以降は省略されています)

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