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公開番号
2025080666
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-26
出願番号
2023193966
出願日
2023-11-14
発明の名称
電気自動車
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類
B60W
50/08 20200101AFI20250519BHJP(車両一般)
要約
【課題】手動変速式内燃機関車を模擬した制御モードを備える電気自動車において、運転者の利便性を向上させることのできる技術を提供すること。
【解決手段】本開示の電気自動車は、電気モータを駆動源として有し、運転者が選択可能な複数の制御モードを備える。電気自動車は、運転に用いる運転操作部材と、手動変速式内燃機関車の変速操作に用いる操作部材を模した疑似変速操作部材と、電気自動車を制御する制御装置と、を備える。複数の制御モードは、疑似変速操作部材の操作を電気モータのトルクに関連付ける手動モードと、関連付けない自動モードとを含む。制御装置は、1又は複数の運転者候補が制御モードと紐づけて登録された記憶装置を備える。制御装置は、電気自動車の起動時、電気自動車に乗車した新たな運転者が運転者候補に含まれる場合に、当該新たな運転者と紐づけられた制御モードを開始するように構成されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
電気モータを駆動源として有し、運転者が選択することが可能な複数の制御モードを備える電気自動車であって、
前記電気自動車の運転に用いる運転操作部材と、
手動変速式内燃機関車の変速操作に用いる操作部材を模した疑似変速操作部材と、
前記運転操作部材の操作に応じて前記電気自動車を制御する制御装置と、を備え、
前記複数の制御モードは、前記疑似変速操作部材の操作を前記電気モータのトルクに関連付ける手動モードと、前記疑似変速操作部材の操作を前記電気モータのトルクに関連付けない自動モードと、を含み、
前記制御装置は、
1又は複数の運転者候補が前記制御モードと紐づけて登録された紐づけ情報を格納する記憶装置を備え、
前記電気自動車の起動時に、
前記電気自動車に乗車した新たな運転者が前記1又は複数の運転者候補に含まれるか否かを判別することと、
前記新たな運転者が前記1又は複数の運転者候補に含まれる場合、前記新たな運転者と紐づけられた制御モードを開始することと、を実行するように構成されている
ことを特徴とする電気自動車。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電気自動車において、
前記新たな運転者と紐づけられた制御モードは、前記新たな運転者が前記電気自動車を前回運転した際に選択した制御モードである
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項3】
請求項2に記載の電気自動車において、
前記新たな運転者が前記電気自動車を前回運転した際に選択した制御モードは、前記新たな運転者が前記電気自動車を前回運転したあと前記電気自動車の電源をオフにするまでの間に設定されていた制御モード、又は前記新たな運転者が前記電気自動車に前回乗車して前記電気自動車のアクセサリ電源を起動したときに設定された制御モードである
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項4】
請求項1に記載の電気自動車において、
前記手動モードにおいては、前記運転者が選択可能な詳細なモードに関する設定に応じて、前記電気自動車が模擬する前記手動変速式内燃機関車の特性が決定され、
前記紐づけ情報は、前記1又は複数の運転者候補と紐づけられた前記詳細なモードに関する設定についての情報を更に含み、
前記制御装置は、前記電気自動車の起動時に、
前記新たな運転者が前記手動モードと紐づけられている場合、前記詳細なモードを前記新たな運転者と紐づけられた設定にすることを更に実行するように構成されている
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項5】
請求項4に記載の電気自動車において、
前記詳細なモードに関する設定は、エンジン特性、エンジン音、駆動モード、及びサスペンション特性の何れか1つ以上に関する選択肢の選択結果又は選択結果の組み合わせである
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項6】
請求項4に記載の電気自動車において、
前記詳細なモードに関する設定は、シフトモード、エンジン特性、エンジン音、駆動モード、及びサスペンション特性の何れか1つ以上に関する選択肢の選択結果又は選択結果の組み合わせである
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項7】
請求項1乃至5のいずれか一つの項に記載の電気自動車において、
前記運転操作部材はアクセルペダルを含み、
前記疑似変速操作部材は、
手動変速機のH型シフタを模擬した疑似H型シフタと、
クラッチ操作装置を模擬した疑似クラッチ操作装置と、を含む
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項8】
請求項7に記載の電気自動車において、
前記制御装置は、前記制御モードにおいて、前記疑似H型シフタで選択されたシフトポジションと、前記疑似クラッチ操作装置の操作量と、前記アクセルペダルの操作量とに応じて前記電気モータのトルクを変化させるように構成されている
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項9】
請求項1乃至5のいずれか一つの項に記載の電気自動車において、
前記運転操作部材はアクセルペダルを含み、
前記疑似変速操作部材は手動変速機のシーケンシャルシフタを模擬した疑似シーケンシャルシフタを含む
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項10】
請求項9に記載の電気自動車において、
前記制御装置は、前記制御モードにおいて、前記疑似シーケンシャルシフタで選択されたシフトポジションと、前記アクセルペダルの操作量とに応じて前記電気モータのトルクを変化させるように構成されている
ことを特徴とする電気自動車。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電気モータを駆動源として有する電気自動車に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許第6787507号公報には、内燃機関を動力源とする手動変速機を備えた車両(以下、手動変速式内燃機関車という)の手動変速動作を電気モータの制御によって疑似的に再現可能な電気自動車に関する従来技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6787507号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術には、手動変速式内燃機関車を模擬した制御モードを備える電気自動車が開示されている。運転者は、当該電気自動車を通常の電気自動車として運転することも可能であるし、同じ自動車で手動変速式内燃機関車を模擬した操作を楽しむこともできる。或いは、手動変速式内燃機関車を模擬したエンジン音を出力させ、音によって手動変速式内燃機関車を運転しているかのような臨場感を得ることもできる。このような電気自動車によって運転者の楽しみを向上させることができる一方で、選択できるモードが増えることは、設定の手間が増えることも意味する。そのため、如何にして運転者の利便性を向上させるかが課題となる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は上記目的を達成するための電気自動車を提供する。電気自動車は、電気モータを駆動源として有し、運転者が選択することが可能な複数の制御モードを備える。また、電気自動車は、運転に用いる運転操作部材と、手動変速式内燃機関車の変速操作に用いる操作部材を模した疑似変速操作部材と、運転操作部材の操作に応じて電気自動車を制御する制御装置と、を備える。複数の制御モードは、疑似変速操作部材の操作を上記電気モータのトルクに関連付ける手動モードと、疑似変速操作部材の操作を上記電気モータのトルクに関連付けない自動モードと、を含む。制御装置は、1又は複数の運転者候補が制御モードと紐づけて登録された紐づけ情報を格納する記憶装置を備える。制御装置は、電気自動車の起動時、電気自動車に乗車した新たな運転者が運転者候補に含まれる場合に、当該新たな運転者と紐づけられた制御モードを開始するように構成されている。
【0006】
紐づけ情報において、運転者候補と紐づけられる制御モードは、当該運転者候補が上記電気自動車を前回運転した際に選択した制御モードであってもよい。制御装置は、運転者による電気自動車の運転が行われたら、紐づけ情報を更新し、当該運転者と、当該運転者が選択した制御モードとを紐づけてもよい。
【0007】
紐づけ情報には、手動モードにおける更に詳細な設定が運転者候補と紐づけて登録されていてもよい。更に詳細な設定は、シフトモード、エンジン特性、エンジン音、駆動モード、及びサスペンション特性の何れか1つ以上に関する設定を含んでもよい。制御装置は、電気自動車に新たに乗車した運転者が運転者候補に含まれ、かつ、当該運転者に対して手動モードにおける更に詳細な設定が紐づけられている場合には、シフトモード、エンジン特性、エンジン音、駆動モード、及びサスペンション特性の何れか1つ以上を当該運転者に対して紐づけられた設定にしてもよい。
【0008】
また、本開示は上記目的を達成するための電気自動車を提供する。電気自動車は、電気モータを駆動源として有する。電気自動車は、車内に音を出力するスピーカと、疑似エンジン音を生成し、上記スピーカから疑似エンジン音を出力するように構成された制御装置と、を備える。疑似エンジン音は、運転者の選択に応じて複数の音源の何れかに基づいて生成される。制御装置は、1又は複数の運転者候補が音源と紐づけて登録された紐づけ情報を格納する記憶装置を備える。制御装置は、電気自動車の起動時、電気自動車に乗車した新たな運転者が運転者候補に含まれる場合に、当該新たな運転者と紐づけられた音源を疑似エンジン音を生成するための音源として設定するように構成される。
【発明の効果】
【0009】
本開示の電気自動車によれば、運転者候補が制御モード又は音源と紐づけたられた状態で記憶装置に登録されている。制御装置は記憶装置を参照して、新たに電気自動車に乗車した運転者が運転者候補に含まれる場合には、当該運転者と紐づけられた制御モード又は音源を設定する。制御装置によって自動的に設定が行われることで、運転者は、電気自動車に乗車する度に毎回設定をし直す必要がなくなり、煩わしさから解放される。こうして運転者にとっての利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施形態に係る電気自動車の構成を示す図である。
制御装置で選択可能な電気自動車の制御モードの一例を示すツリー図である。
制御装置で選択可能な電気自動車の制御モードの一例を示すツリー図である。
電気自動車の走行制御に関係する制御装置の構成を示す図である。
電気自動車のサウンド制御に関係する制御装置の構成を示す図である。
紐づけ情報の例を示すブロック図である。
制御モードの自動設定に関する処理の例を示すフロー図である。
紐づけ情報の他の例を示すブロック図である。
お薦め設定の提案に関する制御装置の構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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