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公開番号2025082454
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195780
出願日2023-11-17
発明の名称剥離装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 10/54 20060101AFI20250522BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電極合材の剥離装置を提供すること。
【解決手段】剥離装置は、ワーク保持部、移動装置、および、プローブ部を含む。ワーク保持部は、ワークを保持するように構成されている。移動装置は、ワークおよびプローブ部の少なくとも一方を移動させることにより、プローブ部がワークの表面を走査するように構成されている。プローブ部は、ワークに水を供給しながら、ワークに超音波を照射するように構成されている。ワークの端部に超音波を照射できない位置に、プローブ部が配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基材と、前記基材に付着する電極合材とを含むワークに超音波を照射することにより、前記基材から前記電極合材を剥離する、剥離装置であって、
ワーク保持部、
移動装置、および、
プローブ部、
を含み、
前記ワーク保持部は、前記ワークを保持するように構成されており、
前記移動装置は、前記ワークおよび前記プローブ部の少なくとも一方を移動させることにより、前記プローブ部が前記ワークの表面を走査するように構成されており、
前記プローブ部は、前記ワークに水を供給しながら、前記ワークに前記超音波を照射するように構成されており、かつ、
前記ワークの端部に前記超音波を照射できない位置に、前記プローブ部が配置されている、
剥離装置。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記ワークは、シート状であり、かつ、
前記ワーク保持部は、前記ワークが、水平方向に対して下方に傾斜するように、前記ワークを保持するように構成されている、
請求項1に記載の剥離装置。
【請求項3】
前記プローブ部は、中空状の管状部と、発振部とを含み、
前記発振部は、前記超音波を発振するように構成されており、
前記発振部は、前記管状部に挿し通されており、かつ、
前記プローブ部の軸方向と直交する断面において、前記発振部と前記管状部との隙間に、水流経路が形成されている、
請求項1に記載の剥離装置。
【請求項4】
前記ワークは、フープ状であり、
前記移動装置は、ウェブハンドリング搬送装置を含み、かつ、
前記ウェブハンドリング搬送装置は、前記ワークを搬送するように構成されている、
請求項1に記載の剥離装置。
【請求項5】
受取部をさらに含み、かつ、
前記受取部は、剥離された前記電極合材、および、前記水を受け取るように構成されている、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の剥離装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、剥離装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特開2017-084681号公報は、使用済みリチウムイオン二次電池の正極材料の回収方法を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-084681号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電極合材の再利用が検討されている。電極合材は、基材に強固に付着している。例えば、水中において、電極(ワーク)に超音波を照射することにより、基材から電極合材を剥離する方法が提案されている。しかし、当該方法においては、ワーク全体を水に浸漬するため、前処理としてワークを細断する手間が生じる。さらに、超音波の照射により、基材が崩壊し得る。薄い基材は、特に崩壊しやすい傾向がある。基材の崩壊により、基材の小片が発生し得る。基材の小片が電極合材に混入することにより、電池性能が低下する可能性がある。
【0005】
本開示の目的は、電極合材の剥離装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1.剥離装置は、基材と、該基材に付着する電極合材とを含むワークに超音波を照射することにより、該基材から該電極合材を剥離するように構成されている。剥離装置は、ワーク保持部、移動装置、および、プローブ部を含む。ワーク保持部は、ワークを保持するように構成されている。移動装置は、ワークおよびプローブ部の少なくとも一方を移動させることにより、プローブ部がワークの表面を走査するように構成されている。プローブ部は、ワークに水を供給しながら、ワークに超音波を照射するように構成されている。ワークの端部に超音波を照射できない位置に、プローブ部が配置されている。
【0007】
水中において、ワークに超音波を照射する際、ワークの端部を起点として、基材の崩壊が起こる傾向がある。ワークの端部に基材の端面が露出しているためと考えられる。
【0008】
上記の「1」に記載の剥離装置は、ワークに対して、局所的に水を供給しながら、局所的に超音波を照射する。超音波を照射するプローブ部は、ワークの端部に超音波が照射されないように配置される。よって、基材が崩壊し難いと考えられる。基材が崩壊し難いため、より強い条件(周波数帯、出力)の超音波が使用され得る。より強い条件の超音波が使用されることにより、例えば、高密度電極の剥離処理が高速化されることが期待される。
【0009】
さらに、ワーク全体が水に浸漬されないため、ワークを細断する手間が削減され得る。よって、本技術は、電極合材の塗工面積が広いワーク(電極)に対して、特に有用であると考えられる。
【0010】
2.上記の「1」に記載の剥離装置は、例えば、次の構成を含んでいてもよい。ワークは、シート状である。ワーク保持部は、ワークが、水平方向に対して下方に傾斜するように、ワークを保持するように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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