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公開番号2025082433
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195745
出願日2023-11-17
発明の名称鋳巣の強度評価方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類G01N 23/046 20180101AFI20250522BHJP(測定;試験)
要約【課題】評価精度が低下するおそれを抑制できる鋳巣の強度評価方法を提供する。
【解決手段】本開示に係る鋳巣の強度評価方法は、鋳巣が最大応力部位に発生するように、欠陥鋳物を鋳造する(ST1)。欠陥鋳物をCTスキャンすることによって取得した欠陥鋳物形状データを用いて、欠陥鋳物の強度を解析する(ST2)。欠陥鋳物を鋳造する前において、欠陥鋳物と同じ製品形状を有し、かつ、鋳巣の無い無欠陥鋳物AM1の各部位A1、A2、A3、A4、A5、A6の応力を計算して、最大応力部位を求めることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
鋳巣が最大応力部位に発生するように、欠陥鋳物を鋳造し、
前記欠陥鋳物をCTスキャンすることによって取得した欠陥鋳物形状データを用いて、前記欠陥鋳物の強度を解析する、
鋳巣の強度評価方法。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記欠陥鋳物を鋳造する前において、
前記欠陥鋳物と同じ製品形状を有し、かつ、鋳巣の無い無欠陥鋳物の各部位の応力を計算して、前記最大応力部位を求める、
請求項1に記載の鋳巣の強度評価方法。
【請求項3】
前記欠陥鋳物を鋳造した後、
前記取得した欠陥鋳物形状データを用いて、前記最大応力部位に発生した鋳巣の形状を示す鋳巣モデルを生成し、
前記鋳巣モデルを包含する空洞欠陥モデルを生成し、
前記空洞欠陥モデルと、前記欠陥鋳物の製品形状を示す製品形状モデルとを用いて前記欠陥鋳物の強度を解析する、
請求項1又は2に記載の鋳巣の強度評価方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は鋳巣の強度評価方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、巣の評価方法が開示されている。この評価方法では、評価対象部材のCT画像から空洞部と樹枝状部とを一つの空洞群として抽出し、空洞群の体積を表す空洞群体積を求める。また、CT画像から空洞部を抽出し、その空洞部の体積を表す空洞部体積を求める。そして、空洞群体積に対する空洞部体積の体積率を表す空洞部体積率を求め、空洞部体積率に基づいて空洞群の巣の種類を判別する。巣の種類毎に重み付けをして評価することで、強度評価がより正確に行えるようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-179950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明者等は、以下の課題を発見した。
上記した巣の評価方法において、評価対象部材である鋳物を鋳造した時点において、鋳巣が当該鋳物の様々な部位に偶発的に発生する場合がある。このような場合、偶発的に発生した巣を評価できるものの、最大応力部位に発生した鋳巣を評価できないことがあった。最大応力部位に発生した鋳巣は、別の部位に発生した鋳巣と比較して、鋳物の強度へ大きな悪影響を与えると予測される。そのため、最大応力部位に発生した鋳巣を評価し損ねて、評価精度が低下するおそれがあった。
【0005】
本開示は、上述した課題を鑑みてなされたものであり、評価精度が低下するおそれを抑制できる鋳巣の強度評価方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る鋳巣の強度評価方法は、
鋳巣が最大応力部位に発生するように、欠陥鋳物を鋳造し、
前記欠陥鋳物をCTスキャンすることによって取得した欠陥鋳物形状データを用いて、前記欠陥鋳物の強度を解析する。
【0007】
また、上述した鋳巣の強度評価方法では、
前記欠陥鋳物を鋳造する前において、
前記欠陥鋳物と同じ製品形状を有し、かつ、鋳巣の無い無欠陥鋳物の各部位の応力を計算して、前記最大応力部位を求めてもよい。
【0008】
また、上述した鋳巣の強度評価方法では、
前記欠陥鋳物を鋳造した後、
前記取得した欠陥鋳物形状データを用いて、前記最大応力部位に発生した鋳巣の形状を示す鋳巣モデルを生成し、
前記鋳巣モデルを包含する空洞欠陥モデルを生成し、
前記空洞欠陥モデルと、前記欠陥鋳物の製品形状を示す製品形状モデルとを用いて前記欠陥鋳物の強度を解析してもよい。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、評価精度が低下するおそれを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1に係る鋳巣の強度評価方法を示すフローチャートである。
応力分布を示す図である。
実施の形態1に係る巣の評価方法を示す概略図である。
解析モデルを示す概略図である。
解析モデルの断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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