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公開番号
2025083791
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197376
出願日
2023-11-21
発明の名称
モータ
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H02K
9/19 20060101AFI20250526BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】 複数の個別流路の間での冷却液の流量のアンバランスを抑制する。
【解決手段】 モータであって、中心軸が鉛直方向に対して交差するように配置されているステータと、前記ステータの端面に沿って設けられているとともに前記中心軸回りに伸びるリング形状を有する環状冷却液流路と、それぞれが前記環状冷却液流路に接続されているとともに前記環状冷却液流路から供給される冷却液が流れる複数の個別流路、を有する。前記環状冷却液流路が、前記環状冷却液流路を上側流路と前記上側流路よりも下側に位置する下側流路とに区画する区画構造を有している。複数の前記個別流路が、前記上側流路に接続されている複数の上側個別流路と、前記下側流路に接続されている複数の下側個別流路、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
モータであって、
中心軸が鉛直方向に対して交差するように配置されているステータと、
前記ステータの端面に沿って設けられており、前記中心軸回りに伸びるリング形状を有する環状冷却液流路と、
それぞれが前記環状冷却液流路に接続されており、前記環状冷却液流路から供給される冷却液が流れる複数の個別流路、
を有し、
前記環状冷却液流路が、前記環状冷却液流路を上側流路と前記上側流路よりも下側に位置する下側流路とに区画する区画構造を有しており、
複数の前記個別流路が、前記上側流路に接続されている複数の上側個別流路と、前記下側流路に接続されている複数の下側個別流路、を有する、
モータ。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記区画構造が、前記上側流路を前記下側流路から分離する隔壁であり、
前記上側流路に冷却液を供給する上側冷却液供給流路と、前記下側流路に冷却液を供給する下側冷却液供給流路、をさらに有する、
請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記区画構造が、前記環状冷却液流路の断面を縮小する部分隔壁であり、
前記上側流路に冷却液を供給する冷却液供給流路をさらに有する、
請求項1に記載のモータ。
【請求項4】
前記区画構造が、前記上側流路から前記下側流路への冷却液の流れを許容するとともに前記下側流路から前記上側流路への冷却液の流れを素子する逆止弁であり、
前記上側流路に冷却液を供給する冷却液供給流路をさらに有する、
請求項1に記載のモータ。
【請求項5】
前記ステータに巻回されており、前記環状冷却液流路の内周部に配置されたコイルエンドを有するコイルをさらに有し、
複数の前記個別流路が、前記コイルエンドに向けて冷却液を吐出する複数の冷却液吐出流路を有する、
請求項1~4のいずれか一項に記載のモータ。
【請求項6】
複数の前記個別流路が、前記ステータの内部に設けられた複数のステータ内冷却液流路を有する、
請求項1~4のいずれか一項に記載のモータ。
【請求項7】
モータであって、
中心軸が鉛直方向に対して交差するように配置されているステータと、
前記ステータの端面に沿って設けられており、前記中心軸回りに伸びるリング形状を有する環状冷却液流路と、
前記ステータに巻回されており、前記環状冷却液流路の内周部に配置されたコイルエンドを有するコイルと、
それぞれが前記環状冷却液流路に接続されており、前記環状冷却液流路から供給される冷却液を前記コイルエンドに向けて吐出する複数の冷却液吐出流路、
を有し、
前記環状冷却液流路の上下方向における中心位置よりも上側で前記環状冷却液流路に接続されている前記冷却液吐出流路の断面積の合計値が、前記中心位置よりも下側で前記環状冷却液流路に接続されている前記冷却液吐出流路の断面積の合計値よりも大きい、
モータ。
【請求項8】
それぞれが前記ステータの内部に設けられており、それぞれが前記環状冷却液流路に接続されており、前記環状冷却液流路から供給される冷却液が流れる複数のステータ内冷却液流路、をさらに有し、
前記中心位置よりも上側で前記環状冷却液流路に接続されているステータ内冷却液流路の断面積の合計値が、前記中心位置よりも下側で前記環状冷却液流路に接続されているステータ内冷却液流路の断面積の合計値よりも大きい、
請求項7に記載のモータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、モータに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【0002】
特許文献1に開示のモータは、ステータの端面に沿って設けられた環状冷却液流路を有している。環状冷却液流路は、ステータの中心軸回りに伸びるリング形状を有している。また、このモータは、ステータの内部に設けられた複数のステータ内冷却液流路を有している。各ステータ内冷却液流路は、環状冷却液流路に接続されている。環状冷却液流路から各ステータ内冷却液流路に冷却液が流れる。冷却液によってモータが冷却される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-204980号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1においては、環状冷却液流路にステータ内冷却液流路が接続されている。また、他のモータにおいては、環状冷却液流路に別の流路(例えば、ステータのコイルエンドに向かって冷却液を吐出する流路)が接続される場合がある。以下では、環状冷却液流路から分岐する複数の流路を個別流路という。
【0005】
モータの中心軸が鉛直方向に対して交差する向き(例えば、モータの中心軸が水平となる向き)で配置すると、環状冷却液流路の内部で高低差が生じる。この場合、環状冷却液流路の下部においてその上部よりも圧力が高くなる。このため、環状冷却液流路の下部に接続された個別流路に、環状冷却液流路の上部に接続された個別流路よりも多くの冷却液が流れる。このように、複数の個別流路の間で冷却液の流量がアンバランスとなると、モータを効率的に冷却することができない。本明細書では、複数の個別流路の間での冷却液の流量のアンバランスを抑制する技術を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書が開示する構成1のモータは、中心軸が鉛直方向に対して交差するように配置されているステータと、前記ステータの端面に沿って設けられているとともに前記中心軸回りに伸びるリング形状を有する環状冷却液流路と、それぞれが前記環状冷却液流路に接続されているとともに前記環状冷却液流路から供給される冷却液が流れる複数の個別流路、を有する。前記環状冷却液流路が、前記環状冷却液流路を上側流路と前記上側流路よりも下側に位置する下側流路とに区画する区画構造を有している。複数の前記個別流路が、前記上側流路に接続されている複数の上側個別流路と、前記下側流路に接続されている複数の下側個別流路、を有する。
【0007】
なお、下側流路の全体が上側流路の下端よりも下側に配置されていてもよいし、下側流路の一部が上側流路の下端よりも下側に配置されていてもよい。
【0008】
また、区画構造は、上側流路と下側流路の間で圧力の相互作用を抑制するようにこれらを区画する構造である。区画構造は、上側流路と下側流路とを完全に分離してもよいし、区画構造において上側流路と下側流路が部分的に繋がっていてもよい。
【0009】
このモータでは、環状冷却液流路が、区画構造によって上側流路と下側流路とに区画されている。したがって、上側流路から下側流路へ圧力が加わり難く、下側流路の圧力が高くなり難い。したがって、上側流路に繋がる個別流路と下側流路に繋がる個別流路において均等に冷却液が流れやすい。このように、このモータによれば、複数の個別流路の間での冷却液の流量のアンバランスを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1のモータの分解斜視図。
実施例1のモータの断面図(軸方向に沿って切断した図)。
実施例1のステータコアの斜視図。
実施例1のステータを軸方向に沿って見た平面図。
実施例1のガイドリングの内部構造を示す図(軸方向に沿って見た図)。
変形例1のガイドリングの内部構造を示す図。
実施例2のガイドリングの内部構造を示す図。
実施例3のガイドリングの内部構造を示す図。
実施例4のモータの断面図。
実施例4のガイドリングの内部構造を示す図。
変形例2のガイドリングの内部構造を示す図。
実施例5のガイドリングの内部構造を示す図。
実施例6のガイドリングの内部構造を示す図。
実施例7のガイドリングの内部構造を示す図。
実施例8のガイドリングの内部構造を示す図。
変形例3のモータの断面図。
変形例4のモータの断面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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