特許ウォッチ

公開番号2025082594
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023196032
出願日2023-11-17
発明の名称灯火制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60Q 1/08 20060101AFI20250522BHJP(車両一般)
要約【課題】灯火装置の照射状態を自動的に制御する際にユーザが所望する照射状態を反映することができる灯火制御装置を提供する。
【解決手段】車両1の周囲の環境を検出した検出値に基づいて、車両に設けられた灯火装置6の照射状態を自動的に調整する制御部12を備え、制御部は、ユーザが入力した入力情報と、車両の現在位置情報とに基づいて、車両が灯火装置の照射状態を所定状態とするようにユーザが設定した所定領域を走行していると判定した場合、灯火装置を制御して所定状態を優先して維持する、灯火制御装置10である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
車両の周囲の環境を検出した検出値に基づいて、前記車両に設けられた灯火装置の照射状態を自動的に調整する制御部を備え、
前記制御部は、ユーザが入力した入力情報と、前記車両の現在位置情報とに基づいて、前記車両が前記灯火装置の前記照射状態を所定状態とするように前記ユーザが設定した所定領域を走行していると判定した場合、前記灯火装置を制御して前記所定状態を優先して維持する、
灯火制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、照射状態を自動的に制御可能な灯火制御装置に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば、特許文献１には、道路標識の内容に基づいて、車両が市街地等の特定エリアを走行中に、特定エリアに適した配光制御を実施する車両用照明装置が記載されている。この車両用照明装置は、道路標識を認識する検出部の検出結果に基づいて、車両が特定エリアを走行中であると判定した場合に前照灯の配光状態を所定状態に制御する制御部を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－３７８３３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に記載された技術によれば、道路標識の認識結果に基づいて前照灯を制御するため、ユーザが所望する前照灯の配光状態と、制御部が制御する前照灯の配光状態とが異なる場合があった。
【０００５】
本発明は、灯火装置の照射状態を自動的に制御する際にユーザが所望する照射状態を反映することができる灯火制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一態様は、車両の周囲の環境を検出した検出値に基づいて、前記車両に設けられた灯火装置の照射状態を自動的に調整する制御部を備え、前記制御部は、ユーザが入力した入力情報と、前記車両の現在位置情報とに基づいて、前記車両が前記灯火装置の前記照射状態を所定状態とするように前記ユーザが設定した所定領域を走行していると判定した場合、前記灯火装置を制御して前記所定状態を優先して維持する、灯火制御装置である。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、灯火装置の照射状態を自動的に制御する際に、ユーザが所望する照射状態を反映することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施形態に係る車両システムの構成を示すブロック図である。
入力情報が設定された表示画像の一例を示す図である。
灯火制御装置において実行される灯火制御方法の処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
図１に示されるように、車両システムＳは、車両１と、ネットワークＷを介して車両１と通信可能に接続されたサーバ装置２０とにより構成されている。車両１は、自体に設けられた通信部７を介してネットワークＷを介してサーバ装置２０と通信する。サーバ装置２０は、車両１と通信し、車両１の走行に関するデータやプログラムを車両１に提供する。サーバ装置２０は、車両１と通信し、車両１の走行に関する演算の一部又は全部を行ってもよい。
【００１０】
車両１は、車両１の周囲を照射する灯火装置６と、灯火装置６の照射状態を自動的に制御する灯火制御装置１０とを備えている。車両１は、例えば、４輪の自動車である。車両１は、手動運転車両であってもよいし、自動運転車両であってもよい。車両１は、４輪以外の車両であってもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許