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公開番号
2025082331
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-29
出願番号
2023195570
出願日
2023-11-17
発明の名称
金属塊の製造方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
主分類
B23Q
11/10 20060101AFI20250522BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】金属部材の機械加工時に発生する金属屑から除去されたクーラントをリサイクルする金属塊の製造方法を提供すること。
【解決手段】金属塊の製造方法は、クーラントタンクから水溶性のクーラントが供給される加工機を用いた機械加工時に発生する金属屑に付着したクーラントを水で洗浄する洗浄工程と、洗浄に用いた水を含むクーラントをクーラントタンクに戻す第1クーラント回収工程と、を有する。金属塊の製造方法は、洗浄工程後の金属屑を加熱する加熱工程と、加熱工程において気化したクーラントをクーラントタンク内のクーラントに混入させてクーラントタンクに戻す第2クーラント回収工程と、を有してもよい。金属屑の製造方法は、金属屑に付着したクーラントの一部を除去する除去工程と、除去工程により除去されたクーラントをクーラントタンクに戻すクーラント粗回収工程と、を有してもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
クーラントタンクから水溶性のクーラントが供給される加工機を用いた機械加工時に発生する金属屑に付着した前記クーラントを水で洗浄する洗浄工程と、
前記洗浄に用いた前記水を含む前記クーラントを前記クーラントタンクに戻す第1クーラント回収工程と、
を有する金属塊の製造方法。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記洗浄工程後の前記金属屑を加熱する加熱工程と、
前記加熱工程において気化した前記クーラントを前記クーラントタンク内の前記クーラントに混入させて前記クーラントタンクに戻す第2クーラント回収工程と、
を有する請求項1に記載の金属塊の製造方法。
【請求項3】
前記金属屑に付着した前記クーラントの一部を除去する除去工程と、
前記除去工程により除去された前記クーラントを前記クーラントタンクに戻すクーラント粗回収工程と、
を有する請求項1に記載の金属塊の製造方法。
【請求項4】
前記洗浄工程では、前記クーラントタンク内の前記クーラントの濃度が所定の濃度範囲となるように前記洗浄に用いる前記水の使用量を調整する請求項1に記載の金属塊の製造方法。
【請求項5】
前記加熱工程では、前記金属屑にマイクロ波を照射して前記金属屑を加熱する請求項2に記載の金属塊の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は金属塊の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
切削機等の加工機による機械加工には、潤滑、洗浄、冷却等を目的として、水溶性のクーラントが用いられる場合がある。機械加工にこのようなクーラントを用いる場合、アルミニウム合金等の金属部材の機械加工時に発生する金属屑(ダライ粉、切粉ともいう)には、クーラントが付着している。このような機械加工時に発生した金属屑をリサイクルするために、クーラントが多量に付着したままの金属屑を加熱することにより溶融又は焼結すると、好ましくない燃焼や発煙が発生して作業環境が悪化したり、焼損が発生して歩留まりが低下したりする場合がある。そのため、金属屑をリサイクルする場合、金属屑を溶融又は焼結する前に、金属屑に付着したクーラントを除去する必要がある。
【0003】
特許文献1には、付着油を除去したアルミダライ粉予備成形体を、当該アルミダライ粉の軟化開始温度以下の温間状態で、大気開放された一軸圧縮成形機により圧縮して金属塊とすることを特徴とするアルミダライ粉の処理方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-269564号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、金属屑(アルミダライ粉)をリサイクルすることはできるものの、金属屑から除去されたクーラント(付着油)をリサイクルすることに関しては想定していないという問題があった。
【0006】
本開示は、このような問題を解決するためになされたものであり、金属部材の機械加工時に発生する金属屑から除去されたクーラントを高い効率で回収してリサイクルする金属塊の製造方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施の形態にかかる金属塊の製造方法は、クーラントタンクから水溶性のクーラントが供給される加工機を用いた機械加工時に発生する金属屑に付着したクーラントを水で洗浄する洗浄工程と、洗浄に用いた水を含むクーラントをクーラントタンクに戻す第1クーラント回収工程と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本開示により、金属部材の機械加工時に発生する金属屑から除去されたクーラントを高い効率で回収してリサイクルする金属塊の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1にかかる金属塊の製造方法を示すフローチャートである。
実施の形態1にかかる金属塊の製造方法を説明する模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施の形態1
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。ただし、本開示が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。図中に示したものは、全体の一部であり、図示しないその他の構成が実際には多く含まれる。なお、以下の説明において、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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