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公開番号
2025070299
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180510
出願日
2023-10-19
発明の名称
シール構造
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16J
15/10 20060101AFI20250424BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】弾性部材によるシール性を確保しつつ、弾性部材の変形等によって取り付けもしくは取り外し難くなることを抑制することが可能なシール構造を提供する。
【解決手段】弾性部材4が取り付けられた一方の部材2が他方の部材3に形成された貫通孔5に挿入されることにより、弾性部材4によって貫通孔5と一方の部材2との隙間を封止するように構成されたシール構造1であって、一方の部材2は、他方の部材3に対する挿入方向に対する直交方向に突出し、かつ挿入方向を向く平面を有する突出部8を備え、弾性部材4は、直交方向に窪んで形成され、突出部8が嵌め合わされる凹部10を有し、弾性部材4は、凹部10と突出部8の平面との対向する部分が面接触した状態で一方の部材2に取り付けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
弾性部材が取り付けられた一方の部材が他方の部材に形成された貫通孔に挿入されることにより、前記弾性部材によって前記貫通孔と前記一方の部材との隙間を封止するように構成されたシール構造であって、
前記一方の部材は、前記他方の部材に対する挿入方向に対する直交方向に突出し、かつ前記挿入方向を向く平面を有する突出部を備え、
前記弾性部材は、前記直交方向に窪んで形成され、前記突出部が嵌め合わされる凹部を有し、
前記弾性部材は、前記凹部と前記突出部の前記平面との対向する部分が面接触した状態で前記一方の部材に取り付けられている
ことを特徴とするシール構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、一方の部材が他方の部材に嵌め込まれたときにその一方の部材と他方の部材との隙間を封止するためのシール構造に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ケースに設けられた装着孔に端子台を取り付けるように構成された接続部品および接続ユニットが開示されている。端子台は、端子台から突出した挿通部と、挿通部の外周に取り付けられた環状の弾性部材とを有し、その挿通部が装着孔に挿し込まれることにより、弾性部材によって挿通部と装着孔との隙間がシールされる。装着孔は、ケースを横方向に窪ませて形成された収容部を有し、弾性部材はその収容部に収容される。弾性部材の寸法は、収容部の寸法に対して、挿入方向の寸法が大きく、挿入方向と直交する方向の寸法が小さく形成されている。そのように形成された弾性部材は、装着孔を塞ぐ蓋部によって押し込まれて、蓋部と収容部の底部との間で変位することにより、蓋部を取り付けた状態では収容部の内面全体に接触するように構成されている。特許文献1では、このような構成により、挿通部を装着孔に挿入させやすく、また、蓋部を取り付けることにより弾性部材によるシール性も確保することができる、としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021ー61228号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の接続部品では、弾性部材を変位させる構成であるため、押し込まれた弾性部材の変位に応じてケースの収容部を形成する必要がある。つまり、ケース側の形状を弾性部材の体格や変位量に応じて形成するとともに、弾性部材が変位している状態を支持するために挿通部の挿入方向における収容部の底部の厚さを確保する必要などがある。したがって、弾性部材に加えてケースの形状にも制限が生じたり、ケースの体格や重量が増大したりする可能性があった。
【0005】
本発明は、上記の技術的課題に着目してなされたものであって、弾性部材によるシール性を確保しつつ、弾性部材の変形等によって取り付けもしくは取り外し難くなることを抑制することが可能なシール構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の目的を達成するために、弾性部材が取り付けられた一方の部材が他方の部材に形成された貫通孔に挿入されることにより、前記弾性部材によって前記貫通孔と前記一方の部材との隙間を封止するように構成されたシール構造であって、前記一方の部材は、前記他方の部材に対する挿入方向に対する直交方向に突出し、かつ前記挿入方向を向く平面を有する突出部を備え、前記弾性部材は、前記直交方向に窪んで形成され、前記突出部が嵌め合わされる凹部を有し、前記弾性部材は、前記凹部と前記突出部の前記平面との対向する部分が面接触した状態で前記一方の部材に取り付けられていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明のシール構造によれば、一方の部材と他方の部材の貫通孔との隙間を封止する弾性部材に凹部が形成されており、一方の部材の突出部がその凹部に嵌め合わされた状態で、弾性部材が一方の部材に取り付けられている。突出部と凹部とは、一方の部材の挿入方向において対向する部分が面接触しているので、その突出部と凹部とによって、弾性部材の挿入方向における移動が規制されている。そのため、弾性部材が弾性変形しつつ貫通孔に挿入されるときに、弾性部材と貫通孔との間で生じる摩擦力によって弾性部材が挿入方向にずれたり回転したりすることを防止もしくは抑制することができる。また、一方の部材を他方の部材から取り外す際にも同様の効果を得ることができるので、弾性部材の品質の低下を防止もしくは抑制することができ、弾性部材を再利用することなどもできる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態におけるシール構造の一例を示す模式図である。
図1に示すシール構造において、筐体部が貫通孔に挿入された状態における筐体部とケースとがシールされている部分を拡大して示した拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を図に示す実施形態に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施形態は本発明を具体化した場合の一例に過ぎないのであって、本発明を限定するものではない。
【0010】
図1には、本発明の実施形態におけるシール構造1の一例を示してある。図1に示すシール構造1は、車両に搭載されている端子台2をトランスアクスルケース(以下、単にケースと称することがある)3に取り付けたときに、その端子台2とケース3との間に生じる隙間を弾性部材4によってシールするように構成されている。図1に示すシール構造1では、ケース3に設けられた貫通孔5に端子台2が嵌め合わされることにより取り付けられている。なお、トランスアクスルケース3は、車両の動力伝達経路上において、エンジンやモータなどの駆動力源と駆動輪などの出力側の部材との間に設けられるトランスミッションおよびデファレンシャルギヤが一体となったトランスアクスルを収容するケースである。
(【0011】以降は省略されています)
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