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公開番号
2025069997
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023179995
出願日
2023-10-19
発明の名称
衝突検出装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類
B60R
21/0136 20060101AFI20250424BHJP(車両一般)
要約
【課題】前端部の左右方向中央に加速度センサを1つだけ備える車両であっても前面衝突の形態が左右対称衝突であるか左右非対称衝突であるかを判別可能とする。
【解決手段】衝突検出装置は、車両の前端部における車両左右方向の中央に配置された加速度センサと、圧力センサユニットと、1又は複数のプロセッサとを備える。圧力センサユニットは、フロントバンパーの内側において車両左右方向に延びるエアチューブと、エアチューブの各端に接続されて前面衝突に伴うエアチューブの変形に応じたエアチューブ内の圧力の変化を検出する一対の圧力センサとを含む。1又は複数のプロセッサは、加速度センサの出力に基づいて前面衝突が生じたか否かを判定し、前面衝突が生じたと判定した後、一対の圧力センサのそれぞれにより検出される圧力値が判定閾値を超えるタイミングの差に応じて前面衝突の形態が左右対称衝突であるか左右非対称衝突であるかを判別する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の前面衝突を検出する衝突検出装置であって、
前記車両の前端部における車両左右方向の中央に配置された加速度センサと、
前記車両のフロントバンパーの内側において前記車両左右方向に延びるエアチューブと、前記エアチューブの各端に接続されて前記前面衝突に伴う前記エアチューブの変形に応じた前記エアチューブ内の圧力の変化を検出する一対の圧力センサと、を含む圧力センサユニットと、
1又は複数のプロセッサと、
を備え、
前記1又は複数のプロセッサは、
前記加速度センサの出力に基づいて、前記前面衝突が生じたか否かを判定し、
前記前面衝突が生じたと判定した後、前記一対の圧力センサのそれぞれにより検出される圧力値が判定閾値を超えるタイミングの差に応じて、前記前面衝突の形態が左右対称衝突であるか左右非対称衝突であるかを判別する
ことを特徴とする衝突検出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両の前面衝突の形態が左右対称衝突であるか左右非対称衝突であるかを判別する技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、車両の衝突形態判定装置を開示している。この判定装置は、車両の前方左右に配置された2つの減速度センサによって衝突時に左又は右減速度のピークを検出した時に、左右の減速度積分値に基づいて車両の衝突形態が対称であるか又は非対称であるかの判定を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-9830号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の判定手法は、前面衝突の形態が左右対称衝突であるか又は左右非対称衝突であるかを判別するために、車両の前端部に2つの減速度センサ(加速度センサ)を必要とする。したがって、当該判定手法は、原価低減のために車両の前端部における車両左右方向の中央に加速度センサを1つだけ備える車両において同様に前面衝突の形態を判別するために適用することは困難である。
【0005】
本開示は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、車両の前端部における車両左右方向の中央に加速度センサを1つだけ備える車両であっても前面衝突の形態が左右対称衝突であるか左右非対称衝突であるかを判別できるようにした衝突検出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る衝突検出装置は、車両の前面衝突を検出するように構成されている。衝突検出装置は、加速度センサと、圧力センサユニットと、1又は複数のプロセッサと、を備える。加速度センサは、車両の前端部における車両左右方向の中央に配置されている。圧力センサユニットは、車両のフロントバンパーの内側において車両左右方向に延びるエアチューブと、エアチューブの各端に接続されて前面衝突に伴うエアチューブの変形に応じたエアチューブ内の圧力の変化を検出する一対の圧力センサと、を含む。1又は複数のプロセッサは、加速度センサの出力に基づいて前面衝突が生じたか否かを判定し、前面衝突が生じたと判定した後、一対の圧力センサのそれぞれにより検出される圧力値が判定閾値を超えるタイミングの差に応じて前面衝突の形態が左右対称衝突であるか左右非対称衝突であるかを判別する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、一対の圧力センサによる圧力検出タイミングが衝突場所に応じて異なることを利用することにより、車両の前端部における車両左右方向の中央に加速度センサを1つだけ備える車両であっても、前面衝突の形態が左右対称衝突であるか左右非対称衝突であるかを判別できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係る衝突検出装置を搭載する車両の構成の一例を示す図である。
衝突形態の違いに起因する一対の圧力センサの出力波形の違いを説明するための図である。
実施の形態に係る前面衝突検出及び衝突形態判別に関する処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
1.車両の構成
図1は、実施の形態に係る衝突検出装置1を搭載する車両10の構成の一例を示す図である。
【0010】
車両10は、第1加速度センサ12を備えている。第1加速度センサ12は、図1に示すように車両10の前端部における車両左右方向の中央に配置されている。第1加速度センサ12は、第1加速度センサ12の取り付け部位に生じる加速度(より詳細には、前後加速度)A1を検出する。なお、第1加速度センサ12は、本開示に係る「加速度センサ」の一例に相当する。
(【0011】以降は省略されています)
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