TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025068541
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-28
出願番号
2023178521
出願日
2023-10-16
発明の名称
組電池
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H01M
10/04 20060101AFI20250421BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】組電池の積層方向の下側に位置する電極ほど、荷重による薄化により容量が増加し、組電池を充電した際、過充電により、電極の劣化度合いにバラツキが生じる現象が抑えられた組電池を提供すること。
【解決手段】集電体と、前記集電体の一方の面に設けられた負極合材層と、前記集電体の他方の面に設けられた正極合材層と、を有する複数の電極を有し、かつ、前記電極が、電解質層を介して、交互に積層されている組電池であって、前記組電池の積層方向の上側に位置する電極の負極合材層又は正極合材層における負極合材又は正極合材の目付量(mg/cm
2
)は、前記組電池の積層方向のより下側に位置する電極の負極合材層又は正極合材層における負極合材又は正極合材の目付量(mg/cm
2
)よりもそれぞれ大きい、組電池。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
集電体と、前記集電体の一方の面に設けられた負極合材層と、前記集電体の他方の面に設けられた正極合材層と、を有する複数の電極を有し、かつ、前記電極が、電解質層を介して、交互に積層されている組電池であって、
前記組電池の積層方向の上側に位置する電極の負極合材層又は正極合材層における負極合材又は正極合材の目付量(mg/cm
2
)は、前記組電池の積層方向のより下側に位置する電極の負極合材層又は正極合材層における負極合材又は正極合材の目付量(mg/cm
2
)よりもそれぞれ大きい、
組電池。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
前記積層方向の上側に位置する電極の負極合材層又は正極合材層における負極合材又は正極合材における負極活物質又は正極活物質の密度(g/cm
3
)は、前記積層方向のより下側に位置する電極の負極合材層又は正極合材層における負極合材又は正極合材における負極活物質又は正極活物質の密度(g/cm
3
)よりもそれぞれ大きい、請求項1に記載の組電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、組電池に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
充放電レート特性の低下を抑制しつつ、電池容量を増やすことを目的として、積層方向の中心側に配置された正極における集電体の単位面積当たりの正極活物質の量が、積層方向の中心から遠い側に配置された正極における集電体の単位面積当たりの正極活物質の量よりも大きい、リチウムイオン二次電池が開示されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-46758号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、組電池において、積層方向の下側に位置する電極は、積層方向のより上側に位置する電極の荷重により電極が薄化し、電極内で物質移動距離が減少するため、内部抵抗が減少して容量増加が起こる。このため、積層方向に直列につながれた組電池では、充電する際、積層方向におけるセル(単電池)の位置により、SOC(State of Charge:充電状態)にバラツキが生じ、過充電により、電極の劣化度合いにもバラツキが生じるおそれがある。
【0005】
本開示の一実施形態が解決しようとする課題は、組電池の積層方向の下側(重力方向側)に位置する電極ほど、荷重による薄化により容量が増加し、組電池を充電した際、過充電により、電極の劣化度合いにバラツキが生じる現象が抑えられた組電池を提供することである。
なお、「積層方向の上側」とは、反重力方向を意味し、「積層方向の下側」とは、重力方向を意味する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための手段には、以下の態様が含まれる。
<1>
集電体と、前記集電体の一方の面に設けられた負極合材層と、前記集電体の他方の面に設けられた正極合材層と、を有する複数の電極を有し、かつ、前記電極が、電解質層を介して、交互に積層されている組電池であって、
前記組電池の積層方向の上側に位置する電極の負極合材層又は正極合材層における負極合材又は正極合材の目付量(mg/cm
2
)は、前記組電池の積層方向のより下側に位置する電極の負極合材層又は正極合材層における負極合材又は正極合材の目付量(mg/cm
2
)よりもそれぞれ大きい、
組電池。
<2>
前記組電池の積層方向の上側に位置する電極の負極合材層又は正極合材層における負極合材又は正極合材における負極活物質又は正極活物質の密度(g/cm
3
)は、前記組電池の積層方向のより下側に位置する電極の負極合材層又は正極合材層における負極合材又は正極合材における負極活物質又は正極活物質の密度(g/cm
3
)よりもそれぞれ大きい、<1>に記載の組電池。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、組電池の積層方向の下側(重力方向側)に位置する電極ほど、荷重による薄化により容量が増加し、組電池を充電した際、過充電により、電極の劣化度合いにバラツキが生じる現象が抑えられた組電池が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の組電池の構造の一例を示す概略断面図である。
図2は、本開示の組電池の最下部に位置するセル(単電池)の正極又は負極の容量(mAh/g)に対する最上部に位置するセル(単電池)の正極又は負極の容量(mAh/g)の比と、時間(保存日数)との関係を示すプロットである。
図3は、本開示の組電池の最上部に位置するセル(単電池)の正極又は負極と最下部に位置するセル(単電池)の正極又は負極との初期容量(mAh/g)の差(%)と、使用年数(年)との関係を示すプロットである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について説明する。説明は実施形態を例示するものであり、本開示の範囲を制限するものではない。
【0010】
本明細書において、「~」を用いて示された数値範囲は、「~」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を示す。
本実施形態中に段階的に記載されている数値範囲において、一つの数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。また、本実施形態中に記載されている数値範囲において、その数値範囲の上限値又は下限値は、実施例に示されている値に置き換えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
超音波接合
12日前
日星電気株式会社
平型電線
21日前
株式会社FLOSFIA
半導体装置
18日前
株式会社GSユアサ
蓄電設備
20日前
日星電気株式会社
ケーブルの接続構造
18日前
株式会社村田製作所
電池
18日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
20日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
11日前
シチズン電子株式会社
発光装置
11日前
株式会社村田製作所
電池
19日前
株式会社村田製作所
電池
18日前
株式会社村田製作所
電池
18日前
キヤノン株式会社
無線通信装置
13日前
住友電装株式会社
コネクタ
18日前
トヨタバッテリー株式会社
組電池
5日前
住友電装株式会社
コネクタ
19日前
株式会社東京精密
ワーク保持装置
24日前
TDK株式会社
コイル部品
4日前
ローム株式会社
半導体装置
19日前
住友電装株式会社
コネクタ
4日前
オムロン株式会社
スイッチング素子
19日前
株式会社アイシン
電池
11日前
三菱電機株式会社
半導体装置
5日前
株式会社東芝
半導体装置
24日前
芝浦メカトロニクス株式会社
基板処理装置
19日前
KDDI株式会社
伸展マスト
20日前
富士電機株式会社
半導体モジュール
19日前
株式会社村田製作所
二次電池
19日前
株式会社SUBARU
電池モジュール
20日前
TDK株式会社
電子部品
24日前
ローム株式会社
半導体発光装置
24日前
日東電工株式会社
スイッチ装置
19日前
日本電気株式会社
高周波スイッチ回路
4日前
日東電工株式会社
スイッチ装置
19日前
ローム株式会社
半導体発光装置
24日前
TDK株式会社
電子部品
18日前
続きを見る
他の特許を見る