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公開番号
2025056897
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023166415
出願日
2023-09-27
発明の名称
電動車
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
B60L
58/26 20190101AFI20250401BHJP(車両一般)
要約
【課題】電動車においてバッテリ又はパワーユニットの温度上昇による保護制御の発動を抑制しサーキット走行を安定させる。
【解決手段】電動車であって、車輪を駆動するモータを有するパワーユニットと、モータに電力を供給するバッテリと、バッテリ又はパワーユニットの少なくとも一方を冷却する冷却装置と、設定された目標温度に応じて冷却装置の動作を制御する冷却制御装置と、電動車の行先が設定されるナビゲーションシステムとを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電動車であって、
車輪を駆動するモータを有するパワーユニットと、
前記モータに電力を供給するバッテリと、
前記バッテリ又は前記パワーユニットの少なくとも一方を冷却する冷却装置と、
設定された目標温度に応じて前記冷却装置の動作を制御する冷却制御装置と、
電動車の行先が設定されるナビゲーションシステムと、
を備え、
前記ナビゲーションシステムは、前記行先がサーキット場であるのか否かを判別する機能を有し、
前記冷却制御装置は、前記ナビゲーションシステムによって前記行先がサーキット場であると判定されたときに、前記目標温度を通常時よりも低い値に設定する特定の制御モードを実行する、
電動車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、電動車に関する。ここでいう電動車とは、モータによって車輪を駆動する車両を広く意味し、例えば、バッテリ電動車、ハイブリッド電動車、プラグインハイブリッド電動車、燃料電池電動車が含まれる。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に、車両に搭載される速度制限装置が記載されている。この速度制限装置は、ナビゲーション装置が取得した現在位置情報を用いて、車両の現在位置を把握する。そして、速度制限装置は、車両の現在位置情報と、ナビゲーション装置に予め設定されている入場判断用エリア範囲情報とを用いて、車両がサーキット場のエリア内に入場しているのか否かを判断する。また、速度制限装置は、車両の現在位置情報と、ナビゲーション装置に予め設定されている退場用エリア範囲情報とを用いて、車両がサーキット場のエリア内から退場したのか否かを判断する。上記のサーキット場への入退場における判断結果に応じて、速度制限装置は、車両の上限速度を制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-167827号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電動車がサーキット走行をする場合、一般道を走行する通常時と比較すると、パワーユニットからの出力が通常時よりも大きくなり、バッテリ又はパワーユニットの発熱量が増大する。また、電動車がサーキット場まで移動する際に、高負荷走行や急速充電がなされた場合は、電動車がサーキットに到着した時点でバッテリ及び/又はパワーユニットが高温になっていることがある。上記の状態でサーキット走行が開始されると、バッテリ又はパワーユニットの温度がさらに上昇し、走行開始して間もなく過熱回避のための保護制御が作動することがある。そのような保護制御が作動するとモータの駆動力が制限され、乗員の意図に沿ったサーキット走行ができなくなる恐れがある。
【0005】
上記を鑑みて、本明細書は、バッテリ及び/又はパワーユニットの過熱を回避又は抑制して、乗員の意図に沿ったサーキット走行を可能とする技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書が開示する技術は、モータによって車輪を駆動する電動車に具現化される。この電動車は、車輪を駆動するモータを有するパワーユニットと、前記モータに電力を供給するバッテリと、前記バッテリ又は前記パワーユニットの少なくとも一方を冷却する冷却装置と、設定された目標温度に応じて前記冷却装置の動作を制御する冷却制御装置と、電動車の行先が設定されるナビゲーションシステムとを備える。
【0007】
前記ナビゲーションシステムは、前記行先がサーキット場であるのか否かを判別する機能を有し、前記冷却制御装置は、前記ナビゲーションシステムによって前記行先がサーキット場であると判定されたときに、前記目標温度を通常時よりも低い値に設定する特定の制御モードを実行する。
【0008】
上記した構成によると、ナビゲーションシステムにて電動車の行先がサーキット場に設定された場合、冷却制御装置はバッテリ及び/又はパワーユニットの冷却目標温度を通常時よりも低い値に設定する。上記の設定により、電動車がサーキット場へ向かう途上では、冷却装置による動作量が増大して、バッテリ及び/又はパワーユニットの温度上昇が抑制される。これにより、サーキット場到着時のバッテリ及び/又はパワーユニットの温度は通常時よりも低く抑えられ、サーキット到着後すぐにサーキット走行を行ったとしても、バッテリ及び/又はパワーユニットの過熱を回避又は抑制することができる。
【0009】
本技術の一実施形態において、電動車は、設定された目標速度に応じて前記モータの動作を制御するクルーズコントロールを実行可能な走行制御装置をさらに備えてもよい。この場合、前記走行制御装置は、前記冷却制御装置による前記特定の制御モードの実行中に、前記クルーズコントロールを実行するときは、前記バッテリ又は前記パワーユニットの冷却状態に応じて、前記目標速度を通常時よりも低い値に設定するとよい。
【0010】
上記の構成によると、電動車がサーキット場へ向かう途上において、クルーズコントロールが使用された場合に、バッテリ及び/又はパワーユニットの過熱を効果的に回避又は抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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