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公開番号
2025069528
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-01
出願番号
2023179299
出願日
2023-10-18
発明の名称
電動車
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類
B60L
9/18 20060101AFI20250423BHJP(車両一般)
要約
【課題】運転者に与える聴感の悪化を抑制する。
【解決手段】電動車は、左右の駆動輪をそれぞれ駆動する第1、第2モータと、それぞれ複数のスイッチング素子のスイッチングにより第1、第2モータを駆動する第1、第2インバータと、第1、第2インバータをそれぞれ第1、第2キャリア周波数を用いた非同期PWMモードまたは同期PWMモードにより制御する制御装置とを備える。制御装置は、車両の旋回時に第1、第2インバータの制御状態を切り替える際に、第1、第2インバータの一方の制御状態を切り替えてから所定時間以内に他方の制御状態を切り替える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
左右の駆動輪をそれぞれ駆動する第1、第2モータと、それぞれ複数のスイッチング素子のスイッチングにより前記第1、第2モータを駆動する第1、第2インバータと、前記第1、第2インバータをそれぞれ第1、第2キャリア周波数を用いた非同期PWMモードまたは同期PWMモードにより制御する制御装置と、を備える電動車であって、
前記制御装置は、車両の旋回時に前記第1、第2インバータの制御状態を切り替える際に、前記第1、第2インバータの一方の制御状態を切り替えてから所定時間以内に他方の制御状態を切り替える、
電動車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電動車に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種の電動車としては、モータおよびこれを駆動するインバータを備え、インバータの同期PWMモードに用いるキャリア周波数を、キャリアの側帯波成分の周波数とモータの所定回転次数の周波数とを相違させるように設定するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-161704号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の電動車では、左右の駆動輪をそれぞれ駆動する第1、第2モータおよびこれらをそれぞれ駆動する第1、第2インバータを備える電動車において、旋回時には、左右の駆動輪の回転数が異なるため、第1、第2インバータの制御モードを非同期PWMモードと同期PWMモードとで切り替える際などに、両者の切替タイミングが比較的大きくずれ、運転者に与える聴感の悪化を招く場合がある。本開示の電動車は、運転者に与える聴感の悪化を抑制することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の電動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。本開示の電動車は、左右の駆動輪をそれぞれ駆動する第1、第2モータと、それぞれ複数のスイッチング素子のスイッチングにより前記第1、第2モータを駆動する第1、第2インバータと、前記第1、第2インバータをそれぞれ第1、第2キャリア周波数を用いた非同期PWMモードまたは同期PWMモードにより制御する制御装置と、を備える電動車であって、前記制御装置は、車両の旋回時に前記第1、第2インバータの制御状態を切り替える際に、前記第1、第2インバータの一方の制御状態を切り替えてから所定時間以内に他方の制御状態を切り替えることを要旨とする。本開示の電動車では、こうした処理により、運転者に与える聴感の悪化を抑制することができる。ここで、制御モードの切替には、非同期PWMモードと同期PWMモードとの切替や、非同期PWMモードのキャリア周波数の切替、同期PWMモードのキャリア周波数の切替が含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本開示の実施形態の電気自動車20の概略構成図である。
処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
車両が加速しながら左旋回する場合の様子の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本開示の実施形態の電気自動車20の概略構成図である。実施形態の電気自動車20は、図示するように、2つのモータ32,42と、2つのインバータ34,44と、蓄電装置としてのバッテリ50と、制御装置としての電子制御ユニット70とを備える。
【0008】
モータ32,42は、左右の前輪22a,22bに取り付けられたインホイールモータであり、何れも同期発電電動機として構成されている。モータ32,42は、互いに同一仕様に構成されている。インバータ34,44は、複数のスイッチング素子を有する。電子制御ユニット70によってインバータ34,44の複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、モータ32,42が回転駆動される。インバータ34,44およびバッテリ50は、電力ライン54に接続されている。バッテリ50は、リチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池などとして構成されている。
【0009】
電子制御ユニット70は、CPU、ROM、RAM、フラッシュメモリ、入出力ポート、通信ポートを有するマイクロコンピュータや、各種駆動回路、各種ロジックICを備える。電子制御ユニット70は、各種センサからの信号を入力ポートを介して入力している。例えば、電子制御ユニット70は、モータ32,42の回転子の回転位置を検出する回転位置センサ32a,42aからの回転位置θma,θmb、モータ32,42のU相、V相の相電流を検出する電流センサ32u,32v,42u,42vからの相電流Iua,Iva,Iub,Ivbを入力している。電子制御ユニット70は、バッテリ50の端子間に取り付けられた電圧センサからの電圧Vb、バッテリ50の出力端子に取り付けられた電流センサからの電流Ibも入力している。電子制御ユニット70は、スタートスイッチ80からのスタート信号、シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP、アクセルペダル83の踏込量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc、ブレーキペダル85の踏込量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP、車速センサ87からの車速V、操舵角センサ88からの操舵角θw(左旋回時には負の値、右旋回時には正の値)も入力している。電子制御ユニット70は、各種制御信号を出力ポートを介して出力している。例えば、電子制御ユニット70は、インバータ34,44の複数のスイッチング素子へのスイッチング制御信号を出力している。電子制御ユニット70は、回転位置センサ32a,42aからのモータ32,42の回転子の回転位置θma,θmbに基づいてモータ32,42の電気角θea,θebや回転数Nma,Nmbを演算している。電子制御ユニット70は、車速センサ87からの車速Vに基づいて、車速Vの単位時間当たりの変化量である車速変化率ΔVを演算している。
【0010】
こうして構成された実施形態の電気自動車20では、電子制御ユニット70は、最初に、アクセル開度Accおよび車速Vに基づいて走行用に要求される要求トルクTd*を設定する。続いて、操舵角θwなどに基づいてモータ32,42のトルク配分比Da,Db(Da+Db=1)を設定する。そして、要求トルクTd*にトルク配分比Da,Dbを乗じてモータ32,42のトルク指令Tma*,Tmb*を設定し、モータ32,42がトルク指令Tma*,Tmb*で駆動されるようにインバータ34,44の複数のトランジスタのスイッチング制御を行なう。
(【0011】以降は省略されています)
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