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公開番号2025069774
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-01
出願番号2023179705
出願日2023-10-18
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類B60K 1/00 20060101AFI20250423BHJP(車両一般)
要約【課題】フロントコンパートメントに配置された電気ユニットに、ブレーキユニットが強く接触することを回避するための技術を提供する。
【解決手段】車両は、バッテリと、フロントコンパートメントに配置されているとともに、前記バッテリと電気的に接続された電気ユニットと、前記フロントコンパートメントに配置されているとともに、前記電気ユニットよりも車両前後方向の後方に位置するブレーキユニットとを備えてもよい。前記ブレーキユニットは、前記電気ユニットに対して車両左右方向の一方側にオフセットされた位置で、前記電気ユニットに隣接配置されてもよい。前記電気ユニットと前記ブレーキユニットとの一方には、その他方と隣接する範囲を覆うプロテクタが設けられてもよい。前記プロテクタの前記車両前後方向に延びる部分には、車両前方に向かうにつれて前記車両左右方向の前記一方側へ変位する傾斜面が設けられてもよい。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
フロントコンパートメントを有する車体と、
バッテリと、
前記フロントコンパートメントに配置されているとともに、前記バッテリと電気的に接続された電気ユニットと、
前記フロントコンパートメントに配置されているとともに、前記電気ユニットよりも車両前後方向の後方に位置するブレーキユニットと、
を備え、
前記ブレーキユニットは、前記電気ユニットに対して車両左右方向の一方側にオフセットされた位置で、前記電気ユニットに隣接配置されており、
前記電気ユニットと前記ブレーキユニットとの一方には、その他方と隣接する範囲を覆うプロテクタが設けられており、
前記プロテクタの前記車両前後方向に延びる部分には、車両前方に向かうにつれて前記車両左右方向の前記一方側へ変位する傾斜面が設けられている、
車両。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記電気ユニットは、外部の交流電源を用いて前記バッテリを充電する交流充電器と、前記交流充電器を収容するケーシングとを有し、
前記プロテクタは、前記ケーシングの外面に固定されている、請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記ケーシングは、前記車両前後方向の後方側に位置する後面と、前記車両左右方向の前記一方側に位置する側面とを有し、
前記プロテクタは、前記ケーシングの前記後面から前記側面に亘って設けられている、請求項2に記載の車両。
【請求項4】
前記プロテクタは、上縁部分と、下縁部分と、前記上縁部分と前記下縁部分との間に位置する中間部分とを有し、
前記上縁部分及び前記下縁部分は、それぞれ前記ケーシングに接触して固定されており、
前記中間部分は、少なくとも一部が前記ケーシングから離間することによって、前記傾斜面を形成している、請求項3に記載の車両。
【請求項5】
前記プロテクタの前記中間部分は、前記上縁部分及び前記下縁部分よりも突出して前記傾斜面を形成する、請求項4に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、車両が記載されている。車両は、バッテリと、バッテリを充電するための充電器とを備える。充電器は、車両の車室内に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-41868号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
充電器を車体のフロントコンパートメントに配置すると、同じくフロントコンパートメントに配置されたブレーキユニットが、充電器に隣接することがある。この場合、車両の衝突が発生したときに、充電器に対してブレーキユニットが強く接触するおそれがある。バッテリと電気的に接続された充電器に、ブレーキユニットが強く接触することは好ましくない。充電器に限られず、バッテリと電気的に接続された他の電気ユニットについても、ブレーキユニットが強く接触することは回避される必要がある。
【0005】
本明細書は、フロントコンパートメントに配置された電気ユニットに、ブレーキユニットが強く接触することを回避するための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書が開示する技術は、車両に具現化される。本技術の第1の態様では、前記車両は、フロントコンパートメントを有する車体と、バッテリと、前記フロントコンパートメントに配置されているとともに、前記バッテリと電気的に接続された電気ユニットと、前記フロントコンパートメントに配置されているとともに、前記電気ユニットよりも車両前後方向の後方に位置するブレーキユニットとを備えてもよい。前記ブレーキユニットは、前記電気ユニットに対して車両左右方向の一方側にオフセットされた位置で、前記電気ユニットに隣接配置されてもよい。前記電気ユニットと前記ブレーキユニットとの一方には、その他方と隣接する範囲を覆うプロテクタが設けられてもよい。前記プロテクタの前記車両前後方向に延びる部分には、車両前方に向かうにつれて前記車両左右方向の前記一方側へ変位する傾斜面が設けられてもよい。
【0007】
上記した車両では、例えば車両の衝突が発生したときに、電気ユニットに対してブレーキユニットが接触するおそれがある。しかしながら、電気ユニットとブレーキユニットとの一方には、その他方と隣接する範囲にプロテクタが設けられており、両者が直接的に接触することが回避される。さらに、電気ユニットの側面には、プロテクタの車両前後方向に延びる部分には、車両前方に向かうにつれて車両左右方向の一方側へ変位する傾斜面が設けられている。これにより、電気ユニットとブレーキユニットとが車両前後方向において接近したときに、プロテクタに設けられた傾斜面が、それら二つのユニットを車両左右方向において互いに離間するように案内する。その結果、電気ユニットにブレーキユニットが強く接触することが回避される。
【0008】
本技術の第2の態様では、上記の第1の態様に加えて、前記電気ユニットは、外部の交流電源を用いて前記バッテリを充電する交流充電器と、前記交流充電器を収容するケーシングとを有してもよい。前記プロテクタは、前記ケーシングの外面に固定されてもよい。このような構成によると、交流充電器をフロントコンパートメントに配置したときに、交流充電器を収容するケーシングにブレーキユニットが強く接触することを回避することができる。
【0009】
本技術の第3の態様では、上記の第2の態様に加えて、前記ケーシングは、車両前後方向の後方側に位置する後面と、前記車両左右方向の前記一方側に位置する側面とを有してもよい。前記プロテクタは、前記ケーシングの前記後面から前記側面に亘って設けられてもよい。このような構成によると、電気ユニットのケーシングにおいて、ブレーキユニットが接触するおそれの高い範囲を、プロテクタによって効果的に覆うことができる。
【0010】
本技術の第4の態様では、上記の第3の態様に加えて、前記プロテクタは、上縁部分と、下縁部分と、前記上縁部分と前記下縁部分との間に位置する中間部分とを有してもよい。前記上縁部分及び前記下縁部分は、それぞれ前記ケーシングに接触して固定されており、前記中間部分は、少なくとも一部が前記ケーシングから離間することによって、前記傾斜面を形成してもよい。このような構成によると、プロテクタは、上縁部分及び下縁部分に対して中間部分が盛り上がったリブ形状を有し、これにより高い剛性を発揮する。
(【0011】以降は省略されています)

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