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公開番号2025070685
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023181182
出願日2023-10-20
発明の名称ステータ
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H02K 5/06 20060101AFI20250424BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ステータコアに加わる圧縮応力を抑えることができる鋳造部品のケース部を備えたステータを提供する。
【解決手段】ステータは、複数の積層板が軸方向に積層して構成された中空筒状体のステータコアであって、内周面に形成されたスロットに複数のセグメントコイルが挿入されており、外周面に突起部を有している、ステータコアと、ステータコアを構成する複数の積層板を固定する鋳造部品のケース部と、を備えており、ケース部は、ステータコアの上面と下面の各々に接合するとともに、ステータコアの外周面に対向する位置においてステータコアの軸方向に沿って延びており、ケース部はさらに、ステータコアの外周面のうち突起部に接合するとともに突起部以外の外周面との間に間隙を形成するように離れて配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の積層板が軸方向に積層して構成された中空筒状体のステータコアであって、内周面に形成されたスロットに複数のセグメントコイルが挿入されるとともに外周面に突起部を有している、ステータコアと、
前記ステータコアを構成する前記複数の積層板を固定する鋳造部品のケース部と、を備えており、
前記ケース部は、前記ステータコアの前記外周面に対向する位置において前記ステータコアの前記軸方向に沿って延びているとともに前記ステータコアの上面と下面の各々に接合しており、
前記ケース部はさらに、前記ステータコアの前記外周面のうち前記突起部に接合するとともに前記突起部以外の前記外周面との間に間隙を形成するように離れて配置されている、ステータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、回転電機の構成部品であるステータに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
ステータは、複数の積層板が軸方向に積層して構成された中空筒状体のステータコアと、ステータコアの内周面に形成されたスロットに挿入されている複数のセグメントコイルと、を備えている。特許文献1は、アルミ製の鋳造部品であるケース部を利用してステータコアを構成する複数の積層板を固定する技術を開示する。ケース部は、ステータコアの外周面全体に隙間なく接するようにステータコアの外周面に接合している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-93891号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、アルミ製のケース部を鋳込むときにステータコアに圧縮応力が加わるため、ステータコアの鉄損が悪化するという問題がある。本明細書は、ステータコアに加わる圧縮応力を抑えることができる鋳造部品のケース部を備えたステータを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示するステータは、複数の積層板が軸方向に積層して構成された中空筒状体のステータコアであって、内周面に形成されたスロットに複数のセグメントコイルが挿入されるとともに外周面に突起部を有している、ステータコアと、ステータコアを構成する複数の積層板を固定する鋳造部品のケース部と、を備えていてもよい。ケース部は、ステータコアの外周面に対向する位置においてステータコアの前記軸方向に沿って延びているとともにステータコアの上面と下面の各々に接合してもよい。ケース部はさらに、ステータコアの外周面のうち突起部に接合するとともに突起部以外の外周面との間に間隙を形成するように離れて配置されていてもよい。
【0006】
上記ステータが備えるケース部は、ステータコアの外周面との間に間隙を形成するように離れて配置されている。このため、ケース部を鋳込むときにステータコアに加わる圧縮応力が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
ケース部を取り除いた状態のステータの斜視図を模式的に示す図である。
ステータコアの軸方向に平行な断面図であって、ステータコアの突起部を含むステータの断面図を模式的に示す図である。
ステータコアの軸方向に平行な断面図であって、ステータコアの突起部を含まないステータの断面図を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して、回転電機の構成部品であるステータについて説明する。図示明瞭化を目的として、異なる図面の間において共通する構成要素の形状を変更して図示することがあるが、共通の符号が付された構成要素は同一の構成要素を示す。
【0009】
図1~図3に示すように、ステータ1は、ステータコア10と、複数のセグメントコイル20と、を備えている。なお、図1では、図2及び図3に示すケース部30を取り除いた状態で図示している。
【0010】
図1に示すように、ステータコア10は、例えば磁性体を材料とする複数の積層鋼板11が軸方向に積層して構成されている。ステータコア10は、中空筒状体のヨーク部12と、ヨーク部12の内周面から径方向の内側に向けて延びている複数のティース14と、ヨーク部12の外周面から径方向の外側に向けて突出する複数の突起部16と、を有している。ヨーク部12の中心孔には、ロータ(図示省略)が挿入される。複数のティース14の各々は、ステータコア10の軸方向に沿ってヨーク部12の上面10Uから下面10Bまで延びるとともに、ステータコア10の周方向に沿って相互に間隔を置いて配置されている。隣接するティース14の間の空間をスロット18という。複数の突起部16の各々は、ステータコア10の軸方向に沿ってヨーク部12の上面10Uから下面10Bまで延びるとともに、ステータコア10の周方向に沿って相互に間隔を置いて配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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