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公開番号2025079272
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-21
出願番号2023191883
出願日2023-11-09
発明の名称電動車両の駆動制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60L 9/18 20060101AFI20250514BHJP(車両一般)
要約【課題】左右の駆動輪をそれぞれ独立で駆動する一対の電動機にそれぞれ供給される駆動電流を、一対のインバータを用いてそれぞれ独立に制御するようにした電動車両において、電動機やインバータの特性のばらつきに拘わらず、車両の直進性を高めることができる電動車両の駆動制御装置を提供する。
【解決手段】電動車両10の電子制御装置(駆動制御装置)100によれば、駆動電流差分センサ58により、一対の第1インバータ30、第2インバータ32から左右一対の第1電動機MG1、第2電動機MG2へそれぞれ供給される駆動電流の差分ΔIMGが検出される。これにより、その駆動電流の差分ΔIMGに起因して発生する左右一対の第1電動機MG1、第2電動機MG2の出力トルク差が解消されるように指令駆動電流(信号)SImg1及びSImg2を調節することができ、電動車両10の直進性を向上させることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
左右の駆動輪をそれぞれ独立で駆動する一対の電動機と、前記一対の電動機にそれぞれ供給される駆動電流を指令駆動電流に従って独立に制御する一対のインバータとを有する電動車両の駆動制御装置であって、
前記一対のインバータから前記一対の電動機へそれぞれ供給される駆動電流の差分を検出する駆動電流差分センサを、備える
ことを特徴とする車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、左右の駆動輪をそれぞれ独立で駆動する一対の電動機を駆動源として備えた電動車両の、駆動制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
左右の駆動輪をそれぞれ独立で駆動する一対の電動機を有し、一対のインバータを用いてそれら一対の電動機にそれぞれ供給される駆動電流を独立に制御するようにした電動車両が、提案されている。たとえば、特許文献1に記載の電動車両がそれである。
【0003】
このような電動車両では、左右の駆動輪間に差動歯車装置を用いないため、動力伝達機構が簡単となったり、旋回走行時などに左右の駆動輪間にトルク差を与えて電動車両の挙動を安定化することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-220448号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記一対の電動機や、それら供給される駆動電流をそれぞれ制御する一対のインバータは、初期的、経時的、温度的に特性のばらつきを有していて、仮に左右の電動機に対する指令駆動電流が同じであっても、左右の駆動輪でトルク差が発生し、車両の直進性などの車両の走行安定性が低下するという不都合が発生するおそれがあった。
【0006】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、左右の駆動輪をそれぞれ独立で駆動する一対の電動機にそれぞれ供給される駆動電流を、一対のインバータを用いてそれぞれ独立に制御するようにした電動車両において、電動機やインバータの特性のばらつきに拘わらず、車両の走行安定性を高めることができる電動車両の駆動制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の要旨とするところは、(a)左右の駆動輪をそれぞれ独立で駆動する一対の電動機と、前記一対の電動機にそれぞれ供給される駆動電流を、指令駆動電流に従って独立に制御する一対のインバータとを有する電動車両の駆動制御装置であって、(b)前記一対のインバータから前記一対の電動機へそれぞれ供給される駆動電流の差分を検出する駆動電流差分センサを、備えることにある。
【発明の効果】
【0008】
本発明の電動車両の駆動制御装置によれば、駆動電流差分センサにより、前記一対のインバータから前記左右一対の電動機へそれぞれ供給される駆動電流の差分が検出される。これにより、その駆動電流の差分に基づいて前記左右一対の電動機の出力トルク差を解消するように前記インバータに対する指令駆動電流を調節することができ、電動車両の走行安定性を向上させることができる。
【0009】
好適には、予め記憶された関係からアクセル操作量及び車速に基づいて車両の要求トルクを算出し、その要求トルクを実現させるために前記指令駆動電流を出力する電動機制御部を備え、前記電動機制御部は、前記左右一対の電動機の出力トルク差を解消するように指令駆動電流を調節する。
【0010】
好適には、前記一対の電動機へそれぞれ供給される駆動電流を検出する一対の駆動電流センサを、更に備え、前記電動機制御部は、一対の駆動電流センサにより検出された駆動電流と前記インバータに対する指令駆動電流との間の関係を同レベルで較正し、電動機やインバータ等の温度等によるばらつきも時々刻々に補正する。これにより、ステアリングホイールの操作で狙った車両コントロールが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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