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公開番号
2025078517
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2023191138
出願日
2023-11-08
発明の名称
車両前部構造
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B62D
21/15 20060101AFI20250513BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】前面衝突時における骨格部材の折れモードを安定させる。
【解決手段】車両前部構造10は、車両Vの前部において車両前後方向に延在した閉断面状のフロントサイドメンバ本体14と、フロントサイドメンバ本体14の閉断面内で車両前後方向に延在し、フロントサイドメンバ本体14のインナパネル22の縦壁部22Aに車両前後方向の両端部が取り付けられ、前記両端部の間の部位に設けられた屈曲部30において車両幅方向の外方側へ凸をなして屈曲したリンフォースメント28と、フロントサイドメンバ本体14のアウタパネル26の縦壁部26Aに対するリンフォースメント28の車両前後方向の相対移動を制限する結合部40と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の前部において車両前後方向に延在した閉断面状の骨格部材と、
前記骨格部材の閉断面内で車両前後方向に延在し、前記骨格部材において車両前後方向と直交する方向の一方側の壁部に車両前後方向の両端部が取り付けられ、前記両端部の間の部位に設けられた屈曲部において前記直交する方向の他方側へ凸をなして屈曲した補強部材と、
前記骨格部材における前記他方側の壁部に対する前記補強部材の車両前後方向の相対移動を制限する制限部と、
を備えた車両前部構造。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記制限部は、前記他方側の壁部において前記屈曲部と対向する箇所に設けられ、前記他方側へ凹んだ凹部を有する請求項1に記載の車両前部構造。
【請求項3】
前記補強部材において前記凹部に対して前記直交する方向に対向する箇所には、前記他方側へ凸をなした凸部が設けられている請求項2に記載の車両前部構造。
【請求項4】
前記凹部の車両前後方向の寸法は、前記凸部の車両前後方向の寸法よりも大きく設定されている請求項3に記載の車両前部構造。
【請求項5】
前記制限部は、前記他方側の壁部と前記屈曲部とを結合した結合部を有する請求項1~請求項4の何れか1項に記載の車両前部構造。
【請求項6】
前記制限部は、
前記屈曲部に対して車両前方側で前記他方側の壁部に設けられ、前記一方側へ凸をなした第1制限部と、
前記屈曲部に対して車両後方側で前記他方側の壁部に設けられ、前記一方側へ凸をなした第2制限部と、
を有する請求項1に記載の車両前部構造。
【請求項7】
前記第1制限部は、車両後方側へ向かうほど前記他方側へ向かうように傾斜した第1傾斜面を有し、
前記第2制限部は、車両前方側へ向かうほど前記他方側へ向かうように傾斜した第2傾斜面を有する請求項6に記載の車両前部構造。
【請求項8】
前記第1制限部は、前記補強部材において前記屈曲部より車両前方側の部位に対して車両前方側から接触又は近接して対向しており、
前記第2制限部は、前記補強部材において前記屈曲部より車両後方側の部位に対して車両後方側から接触又は近接して対向している請求項7に記載の車両前部構造。
【請求項9】
前記骨格部材は、前記一方側の壁部を有するインナパネルと、前記他方側の壁部を有し、前記インナパネルと結合されたアウタパネルとを備えている請求項1に記載の車両前部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両前部構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に開示された車両前部構造では、フロントサイドメンバは、フロントサイドメンバインナとフロントサイドメンバアウタとによって閉断面を形成している。フロントサイドメンバアウタには、車両前部からの衝突荷重の入力時に車両幅方向内側へ屈曲する脆弱部が形成されている。フロントサイドメンバの閉断面内において脆弱部と対向する箇所には、平面視でフロントサイドメンバアウタ側に開口したハット形状をなす補強部材が配設されている。この補強部材は、前後のフランジ部がフロントサイドメンバアウタの車両幅方向内側面に接合されている。車両の前面衝突時には、フロントサイドメンバが脆弱部を起点として車両幅方向内側へ折れ曲がり、フロントサイドメンバの閉断面内で補強部材が変形する。この補強部材の変形によって、フロントサイドメンバのエネルギ吸収量を増大させるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-107872号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の先行技術では、フロントサイドメンバインナの変形を規制する手段を持たないため、車両の前面衝突時には、フロントサイドメンバインナとフロントサイドメンバアウタとの車両前後方向の相対変位が発生する。その結果、骨格部材であるフロントサイドメンバの折れ曲がり方(以下、「折れモード」と称する)が安定しなくなる場合があるため、改善の余地がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、前面衝突時における骨格部材の折れモードを安定させることができる車両前部構造を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様の車両前部構造は、車両の前部において車両前後方向に延在した閉断面状の骨格部材と、前記骨格部材の閉断面内で車両前後方向に延在し、前記骨格部材において車両前後方向と直交する方向の一方側の壁部に車両前後方向の両端部が取り付けられ、前記両端部の間の部位に設けられた屈曲部において前記直交する方向の他方側へ凸をなして屈曲した補強部材と、前記骨格部材における前記他方側の壁部に対する前記補強部材の車両前後方向の相対移動を制限する制限部と、を備えている。
【0007】
第1の態様によれば、車両の前部において車両前後方向に延在した骨格部材の閉断面内に、車両前後方向に延在した補強部材が設けられている。この補強部材は、骨格部材において車両前後方向と直交する方向の一方側の壁部に車両前後方向の両端部が取り付けられている。この補強部材は、上記両端部の間の部位に設けられた屈曲部において上記直交する方向の他方側へ凸をなして屈曲している。このため、車両の前面衝突時には、上記の屈曲部を起点として補強部材及び骨格部材が上記他方側へ折れ曲がる。この際、骨格部材の上記他方側の壁部に対する補強部材の車両前後方向の相対移動が制限部によって制限される。これにより、骨格部材の折れモードが安定する。
【0008】
第2の態様の車両前部構造は、第1の態様において、前記制限部は、前記他方側の壁部において前記屈曲部と対向する箇所に設けられ、前記他方側へ凹んだ凹部を有する。
【0009】
第2の態様によれば、骨格部材は、他方側の壁部において補強部材の屈曲部と対向する箇所に、他方側へ凹んだ凹部を有している。このため、補強部材が屈曲部を起点として他方側へ折れ曲がった際に、補強部材における屈曲部の周辺部が上記の凹部と係合することにより、上記他方側の壁部に対する補強部材の車両前後方向の相対移動を制限することができる。
【0010】
第3の態様の車両前部構造は、第2の態様において、前記補強部材において前記凹部に対して前記直交する方向に対向する箇所には、前記他方側へ凸をなした凸部が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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