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公開番号2025025839
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023130999
出願日2023-08-10
発明の名称搬送用什器
出願人株式会社オカムラ
代理人個人
主分類B62B 3/02 20060101AFI20250214BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】搬送時における作業性を向上させた上で、保管時にハンドルが邪魔にならないような搬送用什器を提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係る搬送用什器は、物品を収納可能な収納空間が形成された収納什器と、収納什器から下方に突出し、床面上を走行可能なキャスタと、収納什器に高さ変更可能に取り付けられる操作部と、を備えている。収納什器は、収納什器の外面を構成するとともに、上下方向に複数の外壁貫通孔が形成された外壁部を備えている。操作部は、外壁部のうち外面上に配置されるハンドルと、複数の外壁貫通孔のうち何れかの外壁貫通孔を通じて外壁部を貫通するとともに、ハンドルとの間に外壁部を挟み込む取付部材と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物品を収納可能な収納空間が形成された収納什器と、
前記収納什器から下方に突出し、床面上を走行可能なキャスタと、
前記収納什器に高さ変更可能に取り付けられる操作部と、を備え、
前記収納什器は、前記収納什器の外面を構成するとともに、上下方向に複数の第1貫通孔が形成された外壁部を備え、
前記操作部は、
前記外壁部のうち前記外面上に配置されるハンドルと、
複数の前記第1貫通孔のうち何れかの前記第1貫通孔を通じて前記外壁部を貫通するとともに、前記ハンドルとの間に前記外壁部を挟み込む取付部材と、を備えている搬送用什器。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記収納什器は、
上下方向に複数の第2貫通孔が形成されるとともに、前記外壁部に対して前記外面とは反対側に、前記外壁部に向かい合って設けられ、前記収納空間に面する内壁部と、
複数の前記第2貫通孔のうち、何れかの前記第2貫通孔を通じて前記内壁部に高さ変更可能に取り付けられるトレーと、を備えている請求項1に記載の搬送用什器。
【請求項3】
前記収納什器は、前記外壁部及び前記内壁部同士のうち前記収納什器の外側に位置する端部同士の間を接続するとともに、前記外壁部と前記内壁部とともに平面視でC字状の支柱を構成する接続壁部を備え、
前記支柱のうち、前記外壁部と前記接続壁部との境界部分は、平面視で円弧状に形成され、
前記ハンドルは、前記境界部分を覆った状態で前記外面上に配置されている請求項2に記載の搬送用什器。
【請求項4】
前記ハンドルは、
前記境界部分を覆うように前記外面に重ね合わされたスペーサと、
前記スペーサを挟んで前記外壁部と反対側に設けられた把持部と、を備えている請求項3に記載の搬送用什器。
【請求項5】
前記把持部は、
上下方向に互いに向かい合った状態で前記外面から突出する一対の突出部と、
一対の前記突出部の先端部同士を上下方向に接続する接続部と、を備え、
前記スペーサは、一対の前記突出部と前記外面との間に挟まれるとともに、複数の前記第1貫通孔のうち一対の前記突出部間に位置する第1貫通孔を覆っている請求項4に記載の搬送用什器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送用什器に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
医療施設や公共施設、オフィス等の各種施設においては、物品を搬送する際に搬送用什器が用いられることがある。搬送用什器は、物品を収容可能な収納什器と、収納什器の下方に設けられて床面上を走行可能なキャスタと、を備えている。この構成において、利用者は、収納什器の前壁や後壁に設けられたハンドルを把持して搬送用什器を押したり引いたりすることで、搬送用什器を移動させる。
【0003】
例えば下記特許文献1には、ハンドルが前壁や後壁に対して上下方向に回転可能に取り付けられた構成が開示されている。この構成によれば、施設内で搬送用什器を移動させる際には、収納什器からハンドルを前後方向に突出した状態とし、搬送用什器を保管する際には収納什器の上方にハンドルを移動させる。これにより、複数の搬送用什器を並べて保管する際、複数の搬送用什器の間隔を狭めることができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-205657号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した従来技術にあっては、ハンドルが常に回転可能な構成である。そのため、搬送用什器の移動時においてハンドルの回転中心から外れた向きに搬送用什器を押すと、搬送用什器に効率的に力が伝達されなかったり、ハンドルが予期せず回転したりする可能性がある。
【0006】
本発明は、搬送時における作業性を向上させた上で、保管時にハンドルが邪魔にならないような搬送用什器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1)本発明の一態様に係る搬送用什器は、物品を収納可能な収納空間が形成された収納什器と、前記収納什器から下方に突出し、床面上を走行可能なキャスタと、前記収納什器に高さ変更可能に取り付けられる操作部と、を備え、前記収納什器は、前記収納什器の外面を構成するとともに、上下方向に複数の第1貫通孔が形成された外壁部を備え、前記操作部は、前記外壁部のうち前記外面上に配置されるハンドルと、複数の前記第1貫通孔のうち何れかの前記第1貫通孔を通じて前記外壁部を貫通するとともに、前記ハンドルとの間に前記外壁部を挟み込む取付部材と、を備えている。
【0008】
本態様によれば、操作部が収納什器に対して高さ変更可能に設けられていることで、利用者の好みの高さに操作部を設定できる。これにより、操作性を向上させることができる。また、例えば複数の搬送用什器を並べる場合において、一の搬送用什器の操作部と、一の搬送用什器に隣り合う他の搬送用什器の前側の操作部と、を上下方向で異なる高さに配置できる。この場合、一の搬送用什器と他の搬送用什器とを操作部同士で向かい合わせて並べたとしても、向かい合う操作部同士が平面視で重なり合う位置まで接近させることで、操作部同士が邪魔にならない。その結果、複数の搬送用什器の設置スペースを削減することができる。
特に、本態様では、操作部がハンドルと取付部材とで外壁部を挟み込んだ状態で外壁部に固定されるため、搬送用什器を押す際には、外壁部の外面がハンドルを介して押し込まれる。これにより、搬送用什器に対して効率的に力が伝達される。一方、搬送用什器を後方に引く際には、外壁部の内面が取付部材を介して引き込まれることで、搬送用什器に対して効率的に力が伝達される。これにより、従来のようにハンドルが回転可能に収納什器に取り付けられる構成に比べて搬送用什器を効率的に移動させることができ、搬送時における作業性を向上させることができる。
【0009】
(2)上記(1)の態様に係る搬送用什器において、前記収納什器は、上下方向に複数の第2貫通孔が形成されるとともに、前記外壁部に対して前記外面とは反対側に、前記外壁部に向かい合って設けられ、前記収納空間に面する内壁部と、複数の前記第2貫通孔のうち、何れかの前記第2貫通孔を通じて前記内壁部に高さ変更可能に取り付けられるトレーと、を備えていることが好ましい。
本態様によれば、操作部及びトレーが、それぞれ別々の壁に形成された貫通孔を用いて高さ変更可能に設けられるので、操作部及びトレー同士が干渉することを抑制できる。すなわち、トレーの位置に関わらず、操作部を好みの高さに設定することができる。
【0010】
(3)上記(2)の態様に係る搬送用什器において、前記収納什器は、前記外壁部及び前記内壁部同士のうち前記収納什器の外側に位置する端部同士の間を接続するとともに、前記外壁部と前記内壁部とともに平面視でC字状の支柱を構成する接続壁部を備え、前記支柱のうち、前記外壁部と前記接続壁部との境界部分は、平面視で円弧状に形成され、前記ハンドルは、前記境界部分を覆った状態で前記外面上に配置されていることが好ましい。
本態様によれば、外壁部と接続壁部との境界部分がハンドルにより覆われることで、ハンドルと支柱との間に段差が形成されることを抑制できる。これにより、搬送用什器の体裁を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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