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公開番号
2025102047
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219240
出願日
2023-12-26
発明の名称
椅子
出願人
株式会社オカムラ
代理人
個人
主分類
A47C
7/62 20060101AFI20250701BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】配線挿通部材の変形や損傷を抑えることができる椅子を提供する。
【解決手段】椅子は、設置面F上に設けられ、左右方向に離間して設けられる複数の支脚部材21、及び、左右方向に延び、左右方向で隣り合う支脚部材21同士を連結する架設部材K、を含む下部構造体と、下部構造体により下方から支持され、利用者が着座する着座面を有する着座部材と、上下方向に延びるとともに、架設部材Kから下方に延び、設置面Fに接地する下端40bを有し、少なくとも上下方向の一部に配線挿通空間40sを有する配線挿通部材40と、を備え、配線挿通部材40は、設置面Fに対する架設部材Kの上下方向への変位に応じて、配線挿通部材40の下端40bと架設部材Kとの上下方向への相対変位を許容するよう構成されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
設置面上に設けられ、左右方向に離間して設けられる複数の支脚部材、及び、左右方向に延び、左右方向で隣り合う前記支脚部材同士を連結する架設部材、を含む下部構造体と、
前記下部構造体により下方から支持され、利用者が着座する着座面を有する着座部材と、
前記架設部材から下方に延び、前記設置面に接地する下端を有し、少なくとも上下方向の一部に配線挿通空間を有する配線挿通部材と、を備え、
前記配線挿通部材は、前記設置面に対する前記架設部材の上下方向への変位に応じて、前記下端に対する前記架設部材の上下方向への変位を許容するよう構成されている
椅子。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記配線挿通部材は、
前記架設部材に接続される上端を有し、上下方向に延びる上側部材と、
前記下端を有し、上下方向に延びる下側部材と、を備え、
前記上側部材、及び前記下側部材のうち少なくとも一方の部材には、上下方向に延びる前記配線挿通空間が形成され、
前記上側部材、及び前記下側部材の他方の部材が、前記一方の部材に対して上下方向に移動可能に前記一方の部材内に挿入されている
請求項1に記載の椅子。
【請求項3】
前記上側部材、及び前記下側部材の各々は、上下方向に延びる配線挿通空間を形成する筒状部を有し、
前記上側部材、及び前記下側部材のうちの一方の前記筒状部が、前記上側部材、及び前記下側部材の他方の前記筒状部の内側に挿入されている
請求項2に記載の椅子。
【請求項4】
前記上側部材、及び前記下側部材のうちの一方の前記筒状部の内周面と、前記上側部材、及び前記下側部材の他方の前記筒状部の外周面と、の間に、上下方向に交差する方向に圧縮変形可能な弾性スペーサ部材が設けられている
請求項3に記載の椅子。
【請求項5】
前記上側部材、及び前記下側部材のうちの一方の前記筒状部の内周面と、前記上側部材、及び前記下側部材の他方の前記筒状部の外周面と、の少なくとも一方に、前記筒状部よりも摩擦係数の小さい材料を含む塗料からなる塗膜が形成され、
前記塗膜が形成された前記筒状部は、上下方向に交差する方向に分割された複数の分割体からなる
請求項4に記載の椅子。
【請求項6】
前記配線挿通部材は、
上下方向に延びる配線挿通空間を形成する筒状体と、
上下方向に弾性変形可能な弾性変形体と、を備える
請求項1に記載の椅子。
【請求項7】
前記架設部材は、
左右方向で隣り合う前記支脚部材同士を連結する連結部材と、
前記連結部材に支持された状態で左右方向に延びるとともに、配線を収容する収容空間を有する配線収容部材と、を備え、
前記配線挿通部材の上端が、前記配線収容部材に接続され、前記収容空間と前記前記配線挿通空間とが連通している
請求項1又は2に記載の椅子。
【請求項8】
前記連結部材の上面よりも上方に配置され、電気出力部を備えた電気部品ユニット、をさらに備え、
前記電気部品ユニットから下方に導出される配線が、前記収容空間に収容されている
請求項7に記載の椅子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、椅子に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、床面上に設けられた一対の支持脚部と、一対の支持脚部を連結する幅方向に長尺の連結部と、連結部に支持された着座部材と、外部に電力を供給する電力供給部と、を備えた椅子が開示されている。この椅子において、電力供給部は、一対の支持脚部の間で床面上に接地し、連結部に接続されている。配線は、連結部から電力供給部内へと導かれている。このように、連結部と床面との間で、配線が電力供給部に挿通されることで、配線が外部に露呈することが抑えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6478373号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された構成では、床面上に設置され、配線が挿通されている電力供給部(配線挿通部材)は、連結部に接続されている。このため、着座部材に着座した着座者による荷重等により、連結部が下方に撓むように変形すると、電力供給部に、その荷重が伝わり、電力供給部の変形、損傷等を生じる虞がある。
本発明は、配線挿通部材の変形や損傷を抑えることができる椅子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1)本発明の一態様に係る椅子は、設置面上に設けられ、左右方向に離間して設けられる複数の支脚部材、及び、左右方向に延び、左右方向で隣り合う前記支脚部材同士を連結する架設部材、を含む下部構造体と、前記下部構造体により下方から支持され、利用者が着座する着座面を有する着座部材と、前記架設部材から下方に延び、前記設置面に接地する下端を有し、少なくとも上下方向の一部に配線挿通空間を有する配線挿通部材と、を備え、前記配線挿通部材は、前記設置面に対する前記架設部材の上下方向への変位に応じて、前記下端に対する前記架設部材の上下方向への変位を許容するよう構成されている。
本態様によれば、例えば、着座部材に着座する利用者の荷重等に応じて、架設部材が下方へ撓むように変形した場合、設置面に対する架設部材の上下方向の変位に応じて、配線挿通部材は、下端と架設部材との上下方向への相対変位を許容する。例えば、配線挿通部材が、下端と架設部材との上下方向への相対変位を許容しない構成の場合、架設部材が下方に撓むと、配線挿通部材に上下方向の圧縮力が作用し、配線挿通部材が変形したり、損傷したりしてしまうことがある。また、床面の不陸等に起因して、配線挿通部材自体に、これを上方に変位させたり、傾斜させようとする力が作用することもある。これらに対し、配線挿通部材が下端と架設部材との上下方向への相対変位を許容することで、配線挿通部材の変形や損傷を抑えることができる。
【0006】
(2)上記(1)の態様に係る椅子において、前記配線挿通部材は、前記架設部材に接続される上端を有し、上下方向に延びる上側部材と、前記下端を有し、上下方向に延びる下側部材と、を備え、前記上側部材、及び前記下側部材のうち少なくとも一方の部材には、上下方向に延びる前記配線挿通空間が形成され、前記上側部材、及び前記下側部材の他方の部材が、前記一方の部材に対して上下方向に移動可能に前記一方の部材内に挿入されていることが好ましい。
本態様によれば、上側部材、及び下側部材の少なくとも一方の配線挿通空間内に、上側部材及び下側部材の他方が挿入されることで、上端を有する上側部材と下端を有する下側部材との上下方向への相対変位が許容される。これにより、架設部材が下方に撓むように変形することを許容し、配線挿通部材の変形や損傷が抑えられる。
【0007】
(3)上記(2)の態様に係る椅子において、前記上側部材、及び前記下側部材の各々は、上下方向に延びる配線挿通空間を形成する筒状部を有し、前記上側部材、及び前記下側部材のうちの一方の前記筒状部が、前記上側部材、及び前記下側部材の他方の前記筒状部の内側に挿入されていることが好ましい。
本態様によれば、上側部材、及び下側部材の各々が、配線挿通空間を形成する筒状部を有しているので、配線を上側部材の配線挿通空間、下側部材の配線挿通空間に挿通することで、配線が露呈するのを抑えることができる。
上側部材、及び下側部材のうちの一方の筒状部が、上側部材、及び下側部材の他方の筒状部の内側に挿入されることで、配線挿通部材が、いわゆるテレスコピック構造となる。これにより、配線挿通部材の下端と架設部材との上下方向への相対変位が許容される構成が実現され、架設部材が下方に撓むように変形することを許容し、配線挿通部材の変形や損傷が抑えられる。
【0008】
(4)上記(3)の態様に係る椅子において、前記上側部材、及び前記下側部材のうちの一方の前記筒状部の内周面と、前記上側部材、及び前記下側部材の他方の前記筒状部の外周面と、の間に、上下方向に交差する方向に圧縮変形可能な弾性スペーサ部材が設けられていることが好ましい。
本態様によれば、テレスコピック構造の上側部材と下側部材との、上下方向への相対変位が、よりスムーズに行われる。
【0009】
(5)上記(4)の態様に係る椅子において、前記上側部材、及び前記下側部材のうちの一方の前記筒状部の内周面と、前記上側部材、及び前記下側部材の他方の前記筒状部の外周面と、の少なくとも一方に、前記筒状部よりも摩擦係数の小さい材料を含む塗料からなる塗膜が形成され、前記塗膜が形成された前記筒状部は、上下方向に交差する方向に分割された複数の分割体からなることが好ましい。
本態様によれば、筒状部よりも摩擦係数の小さい材料を含む塗料からなる塗膜を形成することで、テレスコピック構造の上側部材と下側部材との、上下方向への相対変位が、よりスムーズに行われる。このような塗膜は、塗装により、容易に形成できる。
また、筒状部を、複数の分割体から構成することで、筒状部の内周面への塗装による塗膜形成を容易に行える。
【0010】
(6)上記(1)から(5)の何れかの態様に係る態様に係る椅子において、前記配線挿通部材は、上下方向に延びる配線挿通空間を形成する筒状体と、上下方向に弾性変形可能な弾性変形体と、を備えることが好ましい。
本態様によれば、変形体が上下方向に弾性変形することで、配線挿通部材の下端と架設部材との上下方向への相対変位が許容される構成が実現される。
(【0011】以降は省略されています)
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