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公開番号2025103668
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221221
出願日2023-12-27
発明の名称パネル体および間仕切り装置
出願人株式会社オカムラ
代理人個人
主分類E04B 2/74 20060101AFI20250702BHJP(建築物)
要約【課題】吸音性および意匠性に優れたパネル体を提供する。
【解決手段】パネル体11は、第1面材12Aと、第1面材12Aの外側面12Aaに沿って設けられた第1クッション材13Aと、第1面材12Aを挟んだ第1クッション材13Aの反対側に配置された吸音材60と、を備える。第1面材12Aにおける第1クッション材13Aと吸音材60との間の箇所に第1貫通孔18が形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1面材と、
前記第1面材の第1主面の少なくとも一部に沿って設けられたクッション材と、
前記第1面材を挟んだ前記クッション材の反対側に配置された吸音材と、
を備え、
前記第1面材における前記クッション材と前記吸音材との間の箇所に第1貫通孔が形成されている、
パネル体。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
請求項1に記載のパネル体であって、
床面上に立てた状態で設置され、
前記第1貫通孔は、上下方向において前記第1面材の一部のみに形成されている、
パネル体。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のパネル体であって、
前記クッション材を覆う表皮材をさらに備え、
前記表皮材の一部は、前記第1面材に直接接合されている、
パネル体。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載のパネル体であって、
前記吸音材を挟んだ前記第1面材の反対側に配置された第2面材をさらに備える、
パネル体。
【請求項5】
請求項4に記載のパネル体であって、
前記第2面材に第2貫通孔が形成されており、
前記第1貫通孔および前記第2貫通孔は、前記第1面材の厚さ方向から見て互いに重ならないように設けられている、
パネル体。
【請求項6】
請求項1に記載のパネル体であって、
空間を囲むブースを形成しており、
前記第1面材の前記第1主面が前記ブースの内側を向く、
パネル体。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載のパネル体を備え、
前記パネル体が床面上に立てた状態で設置された間仕切り装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パネル体および間仕切り装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
オフィスや公共施設、商業施設等の空間においては、施設内に形成された大空間の一部を小空間に区画することによって、空間利用における自由度を高めることが求められている。そこで、空間内に、床面上に設置したパネル体からなる間仕切り装置(パーティション)を設けることが広く行われている。間仕切り装置を設けることにより、周囲からの視線や音を、ある程度遮ることができる。
【0003】
特許文献1には、吸音性を有するパネル体として、中空樹脂板により形成される基材と、表面を法線方向から見た状態で基材と同じ大きさであり、基材に積層された吸音板と、吸音板のうち基材側とは反対側に露出した面をカバーし、音を通過させる性質を有する吸音板カバー部とを備えたパネルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-068088号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、近年では従来のパネル体に対し、吸音性の低下を抑制しつつ、パネル体の外表面にアクセントを加えて意匠性を向上させることが望まれている。しかしながら、特許文献1に記載のパネル体は、外表面にアクセントを加えることを想定されておらず、仮に吸音材に凹凸を設けると吸音材の体積減少に伴って吸音性が低下する可能性がある。
【0006】
そこで本発明は、吸音性および意匠性に優れたパネル体、およびそのパネル体を備えた間仕切り装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様に係るパネル体は、第1面材と、前記第1面材の第1主面の少なくとも一部に沿って設けられたクッション材と、前記第1面材を挟んだ前記クッション材の反対側に配置された吸音材と、を備え、前記第1面材における前記クッション材と前記吸音材との間の箇所に第1貫通孔が形成されている。
【0008】
第1の態様によれば、第1面材の第1主面側からパネル体に音が入射した場合に、その音の一部はクッション材を透過した後、第1面材で反射せずに第1面材の第1貫通孔を通って吸音材を透過して吸音される。このため、第1面材の第1主面側からパネル体に入射した音に対する吸音効果を高めるためにクッション材を厚くすることなく、パネル体の吸音効果を向上させることができる。また、クッション材の厚さ設定の自由度が向上するので、クッション材の厚さに変化をつけてパネル体の外表面に凹凸を設けるなど、意匠性に優れたパネル体を形成することが可能となる。さらに、第1面材によりパネル体の強度を確保できるので、クッション材および吸音材に必要とされる機械的強度を抑えられる。したがって、クッション材および吸音材として多様な材料を選択することが可能となる。
【0009】
本発明の第2の態様に係るパネル体は、上記第1の態様に係るパネル体において、床面上に立てた状態で設置され、前記第1貫通孔は、上下方向において前記第1面材の一部のみに形成されていてもよい。
【0010】
第2の態様によれば、パネル体のうちユーザーの頭部の高さ付近に第1貫通孔を設けることで、ユーザーが発した音を吸音しやすくなる。また、ユーザーが発した音以外がパネル体のうちユーザーの頭部の高さ付近の箇所で反射されてユーザーに届くことを抑制できる。さらに、パネル体のうちユーザーの頭部から遠い箇所には第1貫通孔を設けないことで、パネル体を挟んでユーザーの反対側から届く音をパネル体により確実に遮ることができる。したがって、ユーザーに静かな環境を提供可能なパネル体が得られる。
(【0011】以降は省略されています)

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