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公開番号2025076616
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-16
出願番号2023188288
出願日2023-11-02
発明の名称背凭れ及び椅子
出願人株式会社オカムラ
代理人個人
主分類A47C 7/40 20060101AFI20250509BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】背凭れの設計自由度を向上させ、意匠性の低下を抑えつつ、張材と肘掛けの支持強度を確保することができる背凭れ及び椅子を提供する。
【解決手段】背凭れ4は、左右方向両側に設けられた一対の側枠部材43を有し、前後方向に開口する開口部41pが形成された枠状の背フレーム41と、背フレーム41の開口部41pを少なくとも前方から覆い、着座者の上半身を受ける荷重支持面を形成する張材42と、背フレーム41に接続される肘掛け5と、を備える。一対の側枠部材43の各々には、張材42の端部が係合される側部係合溝93と、側部係合溝93に対して下方に離間した位置に形成され、肘掛け5の基端部が係合される接続凹部57dと、が形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
椅子の背凭れであって、
左右方向両側に設けられた一対の側枠部材を有し、前後方向に開口する開口部が形成された枠状の背フレームと、
前記背フレームの前記開口部を少なくとも前方から覆い、着座者の上半身を受ける荷重支持面を形成する張材と、
前記背フレームに接続される肘掛けと、を備え、
一対の前記側枠部材の各々には、
前記張材の端部が係合される第一係合部と、
前記第一係合部に対して下方に離間した位置に形成され、前記肘掛けの基端部が係合される第二係合部と、が形成されている
背凭れ。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記一対の側枠部材は、
前記開口部の左右方向両側の周縁に沿って延びる上部側枠部と、
前記上部側枠部の下端から下方に延びる下部側枠部と、を有し、
前記第一係合部は前記上部側枠部に形成され、
前記第二係合部は、前記下部側枠部に形成されている
請求項1に記載の背凭れ。
【請求項3】
前記背フレームは、左右方向に延び、前記下部側枠部の下端部同士を接続する下部連結部を備えている
請求項2に記載の背凭れ。
【請求項4】
前記第一係合部、及び前記第二係合部の各々は、前記背フレームの左右方向の内側に窪んで形成され、前記背フレームの左右方向の外側に向かって開口している凹部を有している
請求項1又は2に記載の背凭れ。
【請求項5】
前記第一係合部は、前記背フレームの左右方向の内側に窪んで形成され、
前記側枠部材は、
左右方向に延び、前記第一係合部の前部溝側面を形成する第一壁部と、
前記第一壁部に対して前後方向の後方に間隔をあけて設けられて左右方向に延び、前記第一係合部の後部溝側面を形成する第二壁部と、を有し、
前記第二壁部は、前記第一壁部よりも、左右方向外側に突出している
請求項1又は2に記載の背凭れ。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の背凭れを備える椅子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、背凭れ及び椅子に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、張材の周縁部が取り付けられた枠部材と、肘掛けの基端部と、のそれぞれが、椅子の支基に接続された連結部材に連結された構成が開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、椅子の背凭れにおいて、着座者の上半身を受ける荷重支持面を形成する張材の周縁部が枠部材に取り付けられ、肘掛けの基端部が、枠部材に固定された構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-93092号公報
特許第6414964号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された構成では、枠部材と肘掛けの基端部とが、枠部材、及び肘掛けとは別に設けられた連結部材を介して椅子の支基に連結されている構成であるため、椅子を構成する部品点数が増え、コスト上昇に繋がる。
【0006】
これに対し、特許文献2に開示された構成では、枠部材に、張材の周縁部と肘掛けの基端部とが取り付けられているため、椅子を構成する部品点数を抑えることができる。しかしながら、枠部材に形成された凹部(溝)に、張材の周縁部と、肘掛けの基端部とが固定されているため、張材の周縁部と肘掛けの基端部とを保持できるように、凹部を大きくする必要がある。このように凹部を大型化すると、枠部材の強度低下に繋がり、張材の周縁部、及び肘掛けの基端部の支持強度を確保するのが難しくなることがある。これに対し、枠部材の強度を確保するため、枠部材の断面を太くすると、椅子の意匠性低下、コスト上昇に繋がってしまう。このため、特許文献2に開示されたような構成では、意匠性の低下を抑えつつ、張材と肘掛けの支持強度を確保するように、設計を行うのが困難となる可能性がある。
本発明は、背凭れの設計自由度を向上させ、意匠性の低下を抑えつつ、張材と肘掛けの支持強度を確保することができる背凭れ及び椅子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1)本発明の一態様に係る背凭れは、椅子の背凭れであって、左右方向両側に設けられた一対の側枠部材を有し、前後方向に開口する開口部が形成された枠状の背フレームと、前記背フレームの前記開口部を少なくとも前方から覆い、着座者の上半身を受ける荷重支持面を形成する張材と、前記背フレームに接続される肘掛けと、を備え、一対の前記側枠部材の各々には、前記張材の端部が係合される第一係合部と、前記第一係合部に対して下方に離間した位置に形成され、前記肘掛けの基端部が係合される第二係合部と、が形成されている。
本態様によれば、張材の端部が係合される第一係合部に対し、肘掛けの基端部が係合される第二係合部が、背フレームを構成する一対の側枠部材の各々において、下方に離間した位置に形成されている構成とした。これにより、張材の端部が係合される第一係合部の設計と、肘掛けの基端部が係合される第二係合部の設計を、独立して行うことができる。これにより、第一係合部における張材の支持強度、及び第二係合部における肘掛けの基端部の支持強度を十分に確保できるように、設計を行いやすくなる。
しかも、第一係合部と第二係合部とが一つの側枠部材に設けられているため、第一係合部と第二係合部とを別々の部品に形成する場合に比較し、部品点数が少なく、部品コスト、組立工数の増加が抑えられる。
その結果、背凭れの設計自由度を向上させ、意匠性の低下を抑えつつ、張材と肘掛けの支持強度を確保することができる背凭れを提供することが可能となる。
【0008】
(2)上記(1)の態様に係る背凭れにおいて、前記一対の側枠部材は、前記開口部の左右方向両側の周縁に沿って延びる上部側枠部と、前記上部側枠部の下端から下方に延びる下部側枠部と、を有し、前記第一係合部は前記上部側枠部に形成され、前記第二係合部は、前記下部側枠部に形成されていることが好ましい。
本態様によれば、第一係合部は上部側枠部に形成され、第二係合部は下部側枠部に形成されている構成とした。これにより、張材を介して着座者の上半身の荷重が作用した際には、上部側枠部が主に弾性変形して、良好な座り心地を実現する一方で、上部側枠部の下端から下方に延びる下部側枠部においては、肘掛けの基端部に係合される部分の剛性を高めるように、設計を行うことができる。
【0009】
(3)上記(2)の態様に係る背凭れにおいて、前記背フレームは、左右方向に延び、前記下部側枠部の下端部同士を接続する下部連結部を備えていることが好ましい。
本態様によれば、下部側枠部の下端部同士を下部連結部で連結することにより、一対の側枠部材の下端部の剛性を高めることができ、肘掛けの基端部を、より強固に支持することができる。
【0010】
(4)上記(1)から(3)の何れかの態様に係る背凭れにおいて、前記第一係合部、及び前記第二係合部の各々は、前記背フレームの左右方向の内側に窪んで形成され、前記背フレームの左右方向の外側に向かって開口している凹部を有していることが好ましい。
本態様によれば、第一係合部、及び第二係合部の各々が、背フレームの左右方向の内側に窪んで形成され、背フレームの左右方向の外側に向かって開口している構成とした。これにより、背フレームを形成する材料を型に注入することで背フレームを成形する際、脱型方向を揃えることができ、成形性が向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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