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公開番号2025017285
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2023130485
出願日2023-07-24
発明の名称三本で一善の箸具
出願人個人
代理人
主分類A47G 21/10 20060101AFI20250129BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】誰もが容易で楽で安定的に挟み摘まんで口に運んで食べることができる箸具を提供する。
【解決手段】角を無くした長方形状で平板状の親指を載置する親指台部と、人差指と中指を載置する同じ形状構成の二指台部を、それぞれ備えた箸具本体であり、親指台部の前方側先端部位中央位置に従来の箸と同じ棒状の第一箸部を設け、同じく前記二指台部の前方側先端部位左右に第二箸部と第三箸部をそれぞれ設け、第一箸部と前記第二箸部と前記第三箸部は、それぞれ後方側先端部位付近に結合部を設け、前方側先端付近部位にそれぞれ箸先部を設け、親指台部と前記二指台部の後方側先端部位に、二折状にする繋ぎ部を設けたことを特徴とする三本で一膳の箸具。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
角を無くした長方形状で平板状の親指を載置する親指台部と、人差指と中指を載置する同じ形状構成の二指台部を、それぞれ備えた箸具本体であり、
前記親指台部の前方側先端部位中央位置に従来の箸と同じ棒状の第一箸部を設け、同じく前記二指台部の前方側先端部位左右に第二箸部と第三箸部をそれぞれ設け、
前記第一箸部と前記第二箸部と前記第三箸部は、それぞれ後方側先端部位付近に結合部を設け、前方側先端部位付近にそれぞれ箸先部を設け、
前記親指台部と前記二指台部の後方側先端部位に、二折状にする繋部を設けたことを特徴とする三本で一善の箸具。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記親指台部の表面の前方へ向かって右側縁中央部位付近に、垂直隆起状の親指保持部を設けたことを特徴とする請求項1の三本で一膳の箸具。
【請求項3】
前記二指台部の表面の中央部位付近に、垂直隆起状の二指保持部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2の三本で一膳の箸具。
【請求項4】
前記繋部の二折状の二枚のそれぞれ先端部位が前方へ延伸した形状構成で長方形状の制御部を、前記親指台部と前記二指台部の裏面部位にそれぞれ向かい合わせ状に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2若しくは請求項3の三本で一膳の箸具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、初めて箸を使う外国人や高齢者で手指の動きが少し不自由な者が、箸が必要な日本食を食べる時に使う三本で一善の箸具に関するものである。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、細い棒状の二本一対を一善と称して片手で持って、主に日本食の食物を先端部位付近で挟み摘まんで口に運んで食べていた。
尚、箸の開動作を効果的に補助することができる箸および箸用補助具が知られている(特許文献1参照)。
また、手の不自由な人とか不慣れな人にも、容易に操作することができ、洗浄等における取り扱いも容易な挟持具が知られている(特許文献2参照)。
更に、従来の箸は外国人には使いにくく、日本食に馴染めなく敬遠しがちなところがあったので、使いやすいピンセット型の箸が知られている(特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許6910694号
特開2021―053391号広報
特開2017-189566号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の細い棒状の二本一対の一善の箸では、初めて箸を使う外国人や高齢者で手指の動きが少し不自由な者が、日本食の挟み摘まむのが難しい食物を、慣れや操作技術を必要としないで容易で楽に口に運んで食べるのは不可能だった。
本発明は、以上の問題点を解決する為になされたものである。
【問題点を解決する為の手段】
【0005】
角を無くした長方形で平板状の親指を載置する親指台部と、人差指と中指を載置する同じ形状構成の二指台部を、それぞれ備えた箸具本体であり、
前記親指台部の前方側先端部位中央位置に従来の箸と同じ棒状の第一箸部を設け、同じく前記二指台部の前方側先端部位左右に第二箸部と第三箸部をそれぞれ設け、
前記第一箸部と前記第二箸部と前記第三箸部は、それぞれ後方側先端部位付近に結合部と前方側先端付近部位に箸先部を設け、
前記親指台部と前記二指台部の後方側先端部位に二折状にする繋部を設ける。
以上の構成より成る三本で一善の箸具。
【発明の効果】
【0006】
従来不可能とされていた、箸を初めて使う外国人や高齢者で手指の動きが少し不自由な者が、挟み摘まむのが難しい食物を、慣れや操作技術を必要としないで、誰もが容易で楽で安定的に挟み摘まんで口に運んで食べることを本発明が可能にした。
また、箸休めの時に箸置台が必要なくなる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の斜視図
本発明の使用状態を示す斜視図
本発明の使用状態を示す斜視図
本発明の使用状態を示す斜視図
【本発明を実施する為の形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
最初に、本発明の三本で一膳の箸具(1)は、右手用の成人男性用と成人女性用と子供用の3種類と左手用が3種類あるが、この実施の形態は右手用の成人男性用を説明する。
請求項1
(イ)角を無くした長方形状で楕円状のような丸みを帯びた平板状の親指(O)を載置する親指台部(3)と、人差指(H)と中指(N)を載置する同じ形状構成の二指台部(4)を、それぞれ備えた箸具本体である。
(ロ)前記箸具本体(2)はプラスチック材又は木材などで設ける。
(ハ)前記親指台部(3)と前記二指台部(4)は、縦幅9cm位・横幅4cm位・厚さ2mm位で設ける。
(ニ)前記親指台部(3)の前方側先端部位中央位置に、従来の箸と同じ棒状の形状構成で第一箸部(5)を設ける。
(ホ)前記二指台部(4)の前方側先端部位左右位置に、前記第一箸部(5)と同じ形状構成の第二箸部(6)と第三箸部(6)をそれぞれ設ける。
(ヘ)前記第二箸部(6)と前記第三箸部(7)は、前方側先端部位付近が最小で3mm位・後方側先端部位付近が最大で1cm位の間隔で設ける。
(ト)前記第一箸部(5)と前記第二箸部(6)と前記第三箸部(7)は、長さ9cm位でプラスチック材又は木材などで、丸棒状又は角棒状で前方側先細先端付近部位に箸先部(8a)と、後方側先端部位付近に結合部(8)をそれぞれ設ける。
(チ)前記各結合部(8)は、前記第一箸部(5)と前記親指台部(3)を一体状に形成して、前記第二箸部(6)と前記第三箸部(7)をそれぞれ前記二指台部(4)に一体状に形成する。
(リ)前記親指台部(3)と前記二指台部(4)のそれぞれ後方側先端部位付近に、前記親指台部(3)と前記二指台部(4)を二折状にする繋部(9)を設ける。
請求項2
(ヌ)前記親指台部(3)の表面の前方へ向かって右側縁中央部位付近に、親指(O)が当接する垂直隆起状の親指保持部(3a)を設ける。
(ル)前記親指保持部(3a)は、プラスチック材又は木材で、長さ3cm位・高さ1・5cm位・厚さ2mm位の楕円形状で接着剤又は嵌込で設ける。
請求項3
(ヲ)前記二指台部(4)の表面の中央部位付近に、人差指(H)と中指(N)の間に挟む垂直隆起状の二指保持部(4a)を設ける。
(ワ)前記二指保持部(4a)は、プラスチック材又は木材で、長さ4cm位・高さ2cm位・厚さ2mm位の楕円形状で接着剤又は嵌込で設ける。
請求項4
(カ)前記繋部(9)の二折状の二枚の先端部位に前方へ延伸した形状構成の長方形状の制御部(9a)を、前記親指台部(3)と前記二指台部(4)の裏面部位にそれぞれ向かい合わせ状に設ける。
(ヨ)前記制御部(9)は、縦幅5cm位・横幅3・5cm位で接着剤で設ける。
本発明は以上のような構造である。
本発明の三本で一膳の箸具(1)を使用する時は、まずテーブルに置いた箸具本体(2)の箸先部(8a)が前方を向く姿勢にする。
次に、利き手(T)の人差指(H)と中指(N)で二指保持部(4a)を左右から挟んで二指台部(4)に載置し、続いて親指(O)を親指台部(3)に当接させて下側から親指保持部(3a)を支えて姿勢を保持する。
これで使用準備は完了である。
後は、親指(O)と人差指(H)と中指(N)の三本の指先で、食物(S)を摘まむような感覚と要領で、親指台部(3)と二指台部(4)を閉じて、三本の箸先部(8a)で食物(S)を囲むようにして挟み摘まんで、従来の箸と同じようにして口に運んで食べる。
これら一連の作業はシンプルで、慣れや操作技術を必要としないので、初めて箸を使う外国人を含めて老若男女の誰でもが、容易で楽で安心して食事が楽しめる。
また、従来の二本で一膳の箸では、挟んで摘まむのが難しい小さく丸い食物(S)や薄く平たい食物(S)などを、本発明の三本で一膳の箸具(1)は三本の箸先部(8a)で囲み挟んで摘まむので、食物(S)との接点が増えて容易に挟み摘まむことができる。
尚、前記親指台部(3)と前記二指台部(4)が開閉時に左右に動いてずれるのを制御部(9a)が防ぎ、三本の前記第一箸部(5)と前記第二箸部(6)と前記第三箸部(7)を、定めた軌道で正確に動かせるので安心して使用できる。
更に、箸休めの際には、左右どちらにでも横倒して置けば、各箸先部(8a)を常に宙に浮く状態で保持するので箸置台が必要なくて、衛生面でも安心である。
【符号の説明】
【0009】
1三本で一膳の箸具、2箸具本体、3親指台部、3a親指保持部、4二指台部、4a二指保持部、5第一箸部、6第二箸部、7第三箸部、8結合部、8a箸先部、9繋部、9a制御部、T手、O親指、H人差指、N中指、S食物

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