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公開番号
2025100212
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023217411
出願日
2023-12-22
発明の名称
パネル構造体及び什器
出願人
株式会社オカムラ
代理人
個人
主分類
A47B
96/20 20060101AFI20250626BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】外周縁の平面視形状に交差延在部を有する構成であっても、パネル本体の側面に被覆部材を取り付けやすく、長期に亘って外観に優れたなパネル構造体を提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係るパネル構造体において、パネル本体は、主壁部及び側壁部を有するベースパネルと、側壁部とともに側面を構成する側面構成部材と、側面構成部材をベースパネルに保持する保持部と、を備えている。主壁部の外周縁は、第1方向に直線状に延びる第1ベース縁部と、第2方向に直線状に延びる第2ベース縁部と、第1ベース縁部及び第2ベース縁部間を接続する接続縁部と、を備えている。側壁部は、第1ベース縁部に倣って延びる第1ベース壁部と、第2ベース縁部に倣って延びる第2ベース壁部と、を備えている。側面構成部材は、接続縁部に倣って延びるとともに、第1ベース壁部及び第2ベース壁部間に配置された被覆部材支持部を備えている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
表面及び側面を有するパネル本体と、
前記パネル本体の側面を覆う被覆部材と、を備え、
前記パネル本体は、
前記表面を構成する主壁部、及び前記主壁部の外周縁から前記主壁部の厚さ方向に延びるとともに、前記側面の一部を構成する側壁部を有するベースパネルと、
前記側壁部とともに前記側面を構成する側面構成部材と、
前記側面構成部材を前記ベースパネルに保持する保持部と、を備え、
前記主壁部の外周縁は、
第1方向に直線状に延びる第1ベース縁部と、
第2方向に直線状に延びる第2ベース縁部と、
前記第1方向及び前記第2方向と異なる第3方向に延びる成分を有して前記第1ベース縁部及び前記第2ベース縁部間を接続する接続縁部と、を備え、
前記側壁部は、
前記第1ベース縁部に倣って延びる第1ベース壁部と、
前記第2ベース縁部に倣って延びる第2ベース壁部と、を備え、
前記側面構成部材は、前記接続縁部に倣って延びるとともに、前記第1ベース壁部及び前記第2ベース壁部間に配置された被覆部材支持部を備えているパネル構造体。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記保持部は、
前記第1ベース壁部に形成された第1係合部と、
前記第2ベース壁部に形成された第2係合部と、
前記側面構成部材に形成されて、前記第1係合部に係合する第1被係合部と、
前記側面構成部材に形成されて、前記第2係合部に係合する第2被係合部と、を含んでいる請求項1に記載のパネル構造体。
【請求項3】
前記パネル本体は、前記ベースパネルのうち前記側壁部で囲まれた内側空間に配置されたインナパネルを備え、
前記インナパネルは、
前記第1ベース壁部に向かい合って配置された第1インナ壁部と、
前記第2ベース壁部に向かい合って配置された第2インナ壁部と、を備え、
前記側面構成部材は、
前記第1ベース壁部及び前記第1インナ壁部間に挟み込まれる第1挟持壁と、
前記第2ベース壁部及び前記第2インナ壁部間に挟み込まれる第2挟持壁と、を備え、
前記第1ベース壁部及び前記第1インナ壁部同士、並びに前記第2ベース壁部及び前記第2インナ壁部同士が前記保持部を構成している請求項1又は請求項2に記載のパネル構造体。
【請求項4】
前記パネル本体は、前記厚さ方向から見て矩形状に形成され、
前記被覆部材支持部は、前記パネル本体のコーナ部を構成している請求項1又は請求項2に記載のパネル構造体。
【請求項5】
前記被覆部材は、前記パネル本体の側面のうち、前記第1ベース壁部、前記第2ベース壁部及び前記被覆部材支持部それぞれの側面を一体で覆っている請求項1又は請求項2に記載のパネル構造体。
【請求項6】
前記パネル本体は、前記ベースパネルのうち前記側壁部で囲まれた内側空間に配置された前記保持部としてのインナパネルを備え、
前記側面構成部材は、前記被覆部材支持部に連なるとともに前記主壁部の裏面に沿って延びる対向壁部を備え、
前記対向壁部は、前記主壁部と前記インナパネルとの間に前記厚さ方向に挟み込まれた状態で、前記ベースパネルに保持され、
前記主壁部及び前記インナパネルが前記保持部を構成している請求項1又は請求項2に記載のパネル構造体。
【請求項7】
請求項1又は請求項2に記載のパネル構造体を備える什器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パネル構造体及び什器に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
天板や棚板等、什器に用いられるパネルは、金属材料からなる板材をプレス成形することにより形成されることがある。この種のパネルとして、例えば下記特許文献1,2には、上面を作業面とする基板と、基板の周縁から垂下された下向片と、を備えた平面視矩形状の天板が開示されている。その上で、下記特許文献2には、パネル(天板)のうち、下向片の外側面にカバー材が貼り付けられた構成が開示されている。カバー材は、天板の側面に対して物品等が接触した場合の緩衝材としての機能や、天板の側面を化粧する化粧材としての機能等を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5226516号公報
特許第6600880号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、パネルでは、平面視矩形状に形成された基板のコーナ部分に丸みを持たせる場合等、基板の外周縁のうち第1方向に延びる第1直線部分と、第2方向に延びる第2直線部分と、の間が第1方向及び第2方向の双方に交差する方向に延びる交差延在部(例えば、円弧部等)によって接続される場合がある。
しかしながら、基板の外周縁の少なくとも一部に交差延在部を有しているパネルにおいて、プレス成形によって下向片を形成すると、下向片のうち基板の交差延在部自体や交差延在部と直線部分との境界部分に対応する部分に皺等が生じやすい。すなわち、基板の外周縁に交差延在部を有するパネルは、外周縁の平面視形状が直線部分のみで組み合わされているパネルに比べて側壁部を製造し難いという課題があった。下向片に皺等が発生すると、下向片の側面にカバー材を貼り付けるにあたって、カバー材に浮き等が生じる可能性がある。
【0005】
一方で、パネルの側壁部のうち交差延在部に対応する部分に、下向片とは別体のコーナ部材を設けることも考えられる。しかしながら、この場合においても、カバー材を貼り付ける際にコーナ部材に作用する押し付け力によって、カバー材が位置ずれする可能性がある。
【0006】
本発明は、外周縁の平面視形状に交差延在部を有する構成であっても、パネル本体の側面に被覆部材を取り付けやすく、長期に亘って外観に優れたパネル構造体及び什器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1)本発明の一態様に係るパネル構造体は、表面及び側面を有するパネル本体と、前記パネル本体の側面を覆う被覆部材と、を備え、前記パネル本体は、前記表面を構成する主壁部、及び前記主壁部の外周縁から前記主壁部の厚さ方向に延びるとともに、前記側面の一部を構成する側壁部を有するベースパネルと、前記側壁部とともに前記側面を構成する側面構成部材と、前記側面構成部材を前記ベースパネルに保持する保持部と、を備え、前記主壁部の外周縁は、第1方向に直線状に延びる第1ベース縁部と、第2方向に直線状に延びる第2ベース縁部と、前記第1方向及び前記第2方向と異なる第3方向に延びる成分を有して前記第1ベース縁部及び前記第2ベース縁部間を接続する接続縁部と、を備え、前記側壁部は、前記第1ベース縁部に倣って延びる第1ベース壁部と、前記第2ベース縁部に倣って延びる第2ベース壁部と、を備え、前記側面構成部材は、前記接続縁部に倣って延びるとともに、前記第1ベース壁部及び前記第2ベース壁部間に配置された被覆部材支持部を備えている。
【0008】
本態様によれば、主壁部のうち、第1方向及び第2方向と異なる第3方向に延びる成分を有する接続縁部に対応する部分の側壁部を、ベースパネルとは別体の側面構成部材によって形成する。これにより、パネル本体の側壁部全周を、プレス加工等によってベースパネルと一体で形成する場合に比べて、パネル本体の側壁部のうち接続縁部に対応する部分に皺等が発生することを抑制できる。すなわち、パネル本体の側壁部のうち、交差延在部に対応する部分を、直線部分に対応する部分と別体の側面構成部材で形成することで、外周縁の平面視形状に交差延在部を有する種々の形状のパネル本体を容易に製造することができる。これにより、パネル本体の側面(ベース壁部及び被覆部材支持部)に被覆部材を取り付ける際に、被覆部材の浮き等を抑制できる。しかも、本態様では、側面構成部材が保持部によってベースパネルに保持されるので、ベースパネルと別体の側面構成部材を用いた場合であっても、被覆部材を被覆部材支持部に取り付ける際の押し付け力によって、側面構成部材がベースパネルに対して位置ずれすることを抑制できる。そのため、パネル本体の側面に被覆部材を取り付けやすくなるので、被覆部材の剥がれ等を抑制し、長期に亘って外観に優れたパネル構造体を提供できる。
【0009】
(2)上記(1)の態様に係るパネル構造体において、前記保持部は、前記第1ベース壁部に形成された第1係合部と、前記第2ベース壁部に形成された第2係合部と、前記側面構成部材に形成されて、前記第1係合部に係合する第1被係合部と、前記側面構成部材に形成されて、前記第2係合部に係合する第2被係合部と、を含んでいることが好ましい。
本態様によれば、ベースパネルによって側面構成部材が強固に保持される。これにより、ベースパネルに対する側面構成部材の位置ずれを抑制し、パネル本体の側面に被覆部材を取り付けやすくなるので、長期に亘って外観に優れたパネル構造体を提供できる。
【0010】
(3)上記(1)又は(2)の態様に係るパネル構造体において、前記パネル本体は、前記ベースパネルのうち前記側壁部で囲まれた内側空間に配置されたインナパネルを備え、前記インナパネルは、前記第1ベース壁部に向かい合って配置された第1インナ壁部と、前記第2ベース壁部に向かい合って配置された第2インナ壁部と、を備え、前記側面構成部材は、前記第1ベース壁部及び前記第1インナ壁部間に挟み込まれる第1挟持壁と、前記第2ベース壁部及び前記第2インナ壁部間に挟み込まれる第2挟持壁と、を備え、前記第1ベース壁部及び前記第1インナ壁部同士、並びに前記第2ベース壁部及び前記第2インナ壁部同士が前記保持部を構成していることが好ましい。
本態様によれば、ベースパネルのベース壁部とインナパネルのインナ壁部との間に側面構成部材の挟持壁が挟み込まれることで、側面構成部材がベースパネル及びインナパネルに強固に保持される。これにより、パネル本体においてコーナ部材の位置ずれを抑制し、パネル本体の側面に被覆部材を取り付けやすくなるので、長期に亘って外観に優れたパネル構造体を提供できる。
(【0011】以降は省略されています)
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