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公開番号
2025089190
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-12
出願番号
2023204254
出願日
2023-12-01
発明の名称
展示ケース及び展示ケースの製造方法
出願人
株式会社オカムラ
代理人
個人
主分類
A47F
3/00 20060101AFI20250605BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】体裁がよく、さらに配線が定められた位置から外れることを防止可能な展示ケースを提供する。
【解決手段】内部の物品収容空間を外部から視認可能な展示ケース1であって、内壁面11bが物品収容空間Kに向けられた外側透明板11と、外側透明板11の内壁面11bに外壁面12aが接続された状態で外側透明板11に重ね合わされる内側透明板12とを有する配線保持透明板10を備え、配線保持透明板10が、通常透明板20とシール部材4を介して接続される第1側端面14aに、給電ケーブル7bの少なくとも一部を収容可能な配線収容溝部15を有し、配線収容溝部15が、水平な幅方向における内側透明板12の端面12cが幅方向における外側透明板11の端面11cよりも外側透明板11の端面11d側に位置することで形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
内部の物品収容空間を外部から視認可能な展示ケースであって、
内壁面が前記物品収容空間に向けられた第1透明板と、
前記第1透明板の前記内壁面に外壁面が接続された状態で前記第1透明板に重ね合わされる第2透明板と
を有する積層透明板を備え、
前記積層透明板は、他の板材とシール部材を介して接続される側端面に、配線の少なくとも一部を収容可能な配線収容溝部を有し、
前記配線収容溝部は、水平な幅方向における前記第2透明板の一端面が前記幅方向における前記第1透明板の一端面よりも前記第1透明板の他端面側に位置することで形成されている
ことを特徴とする展示ケース。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第2透明板の前記一端面の少なくとも一部と、前記第1透明板の前記内壁面とが屈曲して接続されることで形成される段差部が前記側端面に設けられ、
前記配線収容溝部は、前記段差部によって形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の展示ケース。
【請求項3】
前記配線収容溝部にて前記配線を保持する配線保持部を有することを特徴とする請求項1または2記載の展示ケース。
【請求項4】
前記配線保持部は、前記シール部材の一部からなることを特徴とする請求項3記載の展示ケース。
【請求項5】
前記側端面である第1の側端面は、前記積層透明板の外壁面側から前記積層透明板の内壁面側に向かうに連れて、前記第1の側端面と反対側に位置する前記積層透明板の側端面である第2の側端面に向かうように傾斜された第1の傾斜面を有し、
前記板材の前記積層透明板と接続される側端面である第1の接続側端面は、前記板材の外壁面側から前記板材の内壁面側に向かうに連れて、前記第1の接続側端面と反対側に位置する前記板材の側端面である第2の接続側端面に向かうように傾斜された第2の傾斜面を有し、
前記積層透明板の前記第1の傾斜面と前記板材の前記第2の傾斜面とが対向された状態で、前記積層透明板と前記板材とが前記シール部材を介して接続されている
ことを特徴とする請求項1または2記載の展示ケース。
【請求項6】
前記物品収容空間の上部に位置する電気機器を備え、
前記配線が前記電気機器に給電する給電ケーブルである
ことを特徴とする請求項1または2記載の展示ケース。
【請求項7】
内部の物品収容空間を外部から視認可能な展示ケースの製造方法であって、
前記展示ケースは、積層透明板を備え、
前記積層透明板は、
内壁面が前記物品収容空間に向けられた第1透明板と、
前記第1透明板の前記内壁面に外壁面が接続された状態で前記第1透明板に重ね合わされる第2透明板と
を有し、
前記積層透明板は、他の板材とシール部材を介して接続される側端面に、配線の少なくとも一部を収容可能な配線収容溝部を有し、
前記配線収容溝部は、水平な幅方向における前記第2透明板の一端面が前記幅方向における前記第1透明板の一端面よりも前記第1透明板の他端面側に位置することで形成されており、
前記配線収容溝部に前記配線を収容する配線収容工程と、
前記配線収容溝部を配線保持部で埋設することで前記配線収容溝部に収容された前記配線を保持する配線保持工程と、
前記配線保持工程後に、前記積層透明板の前記側端面を、前記シール部材を介して前記板材に接続する接続工程と
を有する
ことを特徴とする展示ケースの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、展示ケース及び展示ケースの製造方法に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
公共施設、博物館、美術館等の展示空間には、展示ケースが配置される場合がある。展示ケースは、内部に収容する展示品を保護すると共に、展示品を外部から見やすい状態で展示する必要がある。このため、展示ケースとしては、特許文献1や特許文献2のように、四方がガラス板で形成されたもの(所謂、行燈型展示ケース)が多く用いられている。このような特許文献1及び特許文献2に開示された展示ケースは、展示品を照らす照明装置が上部に設けられている。照明装置に給電するための配線は、外部からの展示品の視認の妨げとなる可能性がある。このため、特許文献1及び特許文献2に開示された展示ケースは、ガラス板同士の接続部分に管状部材を設け、管状部材の内部に配線を挿通するようにしている。また、特許文献3には、ガラス板同士を接続するシール部材に沿って配線を配設する展示ケースも開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5041533号公報
特許第5789175号公報
特許第5593521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1や特許文献2に開示された展示ケースは、配線と比較して大きな管状部材が外部から視認可能に露出されるため、体裁が悪くなってしまう。一方で、特許文献3に開示された展示ケースは、配線が物品収容空間に剥き出しの状態で配設される。このため、展示物交換作業等のときに作業者が配線に接触したり、経年劣化したりすることで、配線がシール部材から外れやすい。
【0005】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、体裁がよく、さらに配線が定められた位置から外れることを防止可能な展示ケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
【0007】
本発明の第1の態様は、内部の物品収容空間を外部から視認可能な展示ケースであって、内壁面が上記物品収容空間に向けられた第1透明板と、上記第1透明板の上記内壁面に外壁面が接続された状態で上記第1透明板に重ね合わされる第2透明板とを有する積層透明板を備え、上記積層透明板が、他の板材とシール部材を介して接続される側端面に、配線の少なくとも一部を収容可能な配線収容溝部を有し、上記配線収容溝部が、水平な幅方向における上記第2透明板の一端面が上記幅方向における上記第1透明板の一端面よりも上記第1透明板の他端面側に位置することで形成されているという構成を採用する。
【0008】
このような本発明の第1の態様によれば、積層透明板の側端面に対して配線収容溝部が設けられている。このため、配線を収容する管状部材を別途用いることなく配線を案内することができる。したがって、本発明の第1の態様によれば、外部から管状部材が視認されることがなく、体裁がよくなる。また、本発明の第1の態様によれば、配線収容溝部に配線が収容された状態で、積層透明板の側端面がシール部材を介して他の板材に接続される。このため、配線は、積層透明板と他の板材との間に収容され、物品収容空間に剥き出しの状態とならない。したがって、本発明の第1の態様によれば、配線が定められた位置から外れることを防止することができる。このような本発明の第1の態様は、体裁がよく、さらに配線が定められた位置から外れることを防止可能な展示ケースとなる。
【0009】
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、上記第2透明板の上記一端面の少なくとも一部と、上記第1透明板の上記内壁面とが屈曲して接続されることで形成される段差部が上記側端面に設けられ、上記配線収容溝部が、上記段差部によって形成されているという構成を採用する。
【0010】
このような本発明の第2の態様によれば、配線収容溝部は、第2透明板の一端面の少なくとも一部と第1透明板の内壁面とが屈曲して接続されることで設けられる段差部によって形成される。第1透明板と第2透明板とを重ね合わせた場合に、第1透明板の内壁面と第2透明板の一端面は、直角又はほぼ直角に接続される。このような第1透明板の内壁面と第2透明板の一端面が接続して形成された段差部は、深さ寸法が大きくなり、配線の全体を収容することが可能となる。したがって、例えば、展示ケースの製造のときに、配線が配線収容溝部から飛び出すことを抑止できる。よって、展示ケースの製造のときの作業性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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