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公開番号2025072821
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-12
出願番号2023183183
出願日2023-10-25
発明の名称冷凍・冷蔵ショーケース
出願人株式会社オカムラ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A47F 3/04 20060101AFI20250501BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】扉の前面に対する風量を左右方向に略均一にできる冷凍・冷蔵ショーケースを提供する。
【解決手段】前面に開口部2Aを有する本体ケース2と、開口部2Aを開閉自在に覆う扉4と、本体ケース2の開口部2Aの下方に設けられ扉4の前面に向けて空気を送風する送風手段42と、を備えた冷凍・冷蔵ショーケース1であって、送風手段42は、左右方向に長い横流ファン42である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
前面に開口部を有する本体ケースと、前記開口部を開閉自在に覆う扉と、前記本体ケースの前記開口部の下方に設けられ前記扉の前面に向けて空気を送風する送風手段と、を備えた冷凍・冷蔵ショーケースであって、
前記送風手段は、左右方向に長い横流ファンであることを特徴とする冷凍・冷蔵ショーケース。
続きを表示（約 480 文字）【請求項２】
前記本体ケースの下部前面には、前記横流ファンから送出された空気を前記扉の前面に向けて誘導するダクトが設けられており、
前記横流ファンは、前記ダクトの外側に着脱可能に取付けられていることを特徴とする請求項１に記載の冷凍・冷蔵ショーケース。
【請求項３】
前記ダクトは、前記本体ケースの下部前面と、前記下部前面の前方に離間して取付けられる外装部材と、を備え、
前記外装部材は、前記横流ファンの前面を覆っていることを特徴とする請求項２に記載の冷凍・冷蔵ショーケース。
【請求項４】
前記横流ファンは、前記外装部材の背面側に隙間をおいて取付けられていることを特徴とする請求項３に記載の冷凍・冷蔵ショーケース。
【請求項５】
前記横流ファンと前記外装部材との隙間には緩衝部材が配置されていることを特徴とする請求項４に記載の冷凍・冷蔵ショーケース。
【請求項６】
前記隙間は前記緩衝部材により塞がれていることを特徴とする請求項５に記載の冷凍・冷蔵ショーケース。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、冷凍・冷蔵ショーケースに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
冷凍・冷蔵ショーケースは、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、デパート等の食品売場等に設置され、商品陳列部に設けられた棚に冷却が必要な日配食品や生鮮食料品等が陳列され、該商品陳列部に冷気が循環されることで冷凍・冷蔵ショーケース内が低温に保たれるようになっている。
【０００３】
このような冷凍・冷蔵ショーケースには、前面側の開口部に開閉可能な透光性を有する扉を取付け、平時には扉を閉塞することで商品陳列部内の冷気が外部に逃げることを防止しつつ、外部から商品を確認できるようにした冷凍・冷蔵ショーケースがある。このような冷凍・冷蔵ショーケースにあっては、冷却室と外気の温度差が大きい夏場や温暖な地域において、扉に結露が発生し、結露水で床や周辺物品を汚損してしまう問題があった。
【０００４】
このような結露の発生を抑える技術として、特許文献１に示される技術がある。この特許文献１に示されている冷凍・冷蔵ショーケースは、ダクトと、ダクト内に配置される空気用送風機と、が設けられている。ダクトは、前面開口部の下方に上部に空気吹出口、下部に空気吸込口が設けられている。空気用送風機は、空気吸込口から外部の空気をダクト内に吸い込み、ダクト内の空気を空気吹出口を通じて扉の前面に吹き出すようになっている。これにより、扉の前面に空気が滞留することを防止し、扉の前面に結露が生じることを抑制できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０２１－１２６１５８号公報（第５頁、第１図）
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、特許文献１の冷凍・冷蔵ショーケースにあっては、プロペラファンである空気用送風機がショーケースの左右方向に離間して複数配置されているので、扉の前面に対する風量が左右方向でバラつきがあり、結露が抑制される場所にムラができる虞があった。
【０００７】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、扉の前面に対する風量を左右方向に略均一にできる冷凍・冷蔵ショーケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
前記課題を解決するために、本発明の冷凍・冷蔵ショーケースは、
前面に開口部を有する本体ケースと、前記開口部を開閉自在に覆う扉と、前記本体ケースの前記開口部の下方に設けられ前記扉の前面に向けて空気を送風する送風手段と、を備えた冷凍・冷蔵ショーケースであって、
前記送風手段は、左右方向に長い横流ファンであることを特徴としている。
この特徴によれば、送風手段に左右方向に長い横流ファンを用いることで、扉の前面に向けて送風される空気の送風量を左右方向に略均一にできるため、扉に対して広い範囲でムラなく結露の発生を抑制できる。
【０００９】
前記本体ケースの下部前面には、前記横流ファンから送出された空気を前記扉の前面に向けて誘導するダクトが設けられており、
前記横流ファンは、前記ダクトの外側に着脱可能に取付けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、ダクトの外側に横流ファンが着脱可能に取付けられているため、横流ファンのメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【００１０】
前記ダクトは、前記本体ケースの下部前面と、前記下部前面の前方に離間して取付けられる外装部材と、を備え、
前記外装部材は、前記横流ファンの前面を覆っていることを特徴としている。
この特徴によれば、外装部材により横流ファンが前面側から露見しないため、見栄えを良くすることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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