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公開番号
2025076617
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-16
出願番号
2023188290
出願日
2023-11-02
発明の名称
肘掛け及び椅子
出願人
株式会社オカムラ
代理人
個人
主分類
A47C
7/54 20060101AFI20250509BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】スリーブ部材の下端面を触れた際であっても、着座者に与える違和感を軽減できる肘掛け及び椅子を提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係る肘掛けは、上下方向に貫通する挿入孔が形成され、椅子本体に取り付けられる外筒部材と、挿入孔内に挿入されるとともに、外筒部材に対して上下動可能に支持された肘掛け本体と、挿入孔内で肘掛け本体の周囲を取り囲むスリーブ部材と、を備えている。スリーブ部材は、第1方向のうち肘掛け本体に対して第1方向の第1側に配置された第1スリーブ片と、第1方向のうち肘掛け本体に対して第1方向の第2側に配置されて第1スリーブ片とともにスリーブ部材を構成する第2スリーブ片と、を備えている。スリーブ部材の下端部に位置する部分において、スリーブ傾斜面と第2合わせ面とのなす角度は、スリーブ傾斜面と上下方向とのなす角度よりも大きくなるように傾斜している。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
上下方向に貫通する挿入孔が形成され、椅子本体に取り付けられる外筒部材と、
前記挿入孔内に挿入されるとともに、前記外筒部材に対して上下動可能に支持された肘掛け本体と、
前記挿入孔内で前記肘掛け本体の周囲を取り囲むとともに、前記外筒部材に対して上下動不能に設けられたスリーブ部材と、を備え、
前記外筒部材の下端面は、上下方向に交差する第1方向のうち前記椅子本体の中心に近づく第1側に向かうに従い下方に延びるとともに、前記挿入孔が開口する外筒傾斜面を備え、
前記スリーブ部材の下端面は、前記第1方向における第1側に向かうに従い下方に向けて従い前記外筒傾斜面に倣って延びるスリーブ傾斜面を備え、
前記スリーブ部材は、
前記第1方向の第2側を向く第1合わせ面を有し、前記第1方向のうち前記肘掛け本体に対して前記第1方向の第1側に配置された第1スリーブ片と、
前記第1方向の第1側を向くとともに、前記第1合わせ面に前記第1方向で重ね合わされる第2合わせ面を有し、前記第1方向のうち前記肘掛け本体に対して前記第1方向の第2側に配置されて前記第1スリーブ片とともに前記スリーブ部材を構成する第2スリーブ片と、を備え、
少なくとも前記スリーブ部材の下端部に位置する部分において、前記スリーブ傾斜面と前記第2合わせ面とのなす角度は、前記スリーブ傾斜面と上下方向とのなす角度よりも大きくなるように傾斜している肘掛け。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記スリーブ傾斜面と前記第1合わせ面とのなす角度、及び前記スリーブ傾斜面と前記第2合わせ面とのなす角度は、それぞれ直角である請求項1に記載の肘掛け。
【請求項3】
前記スリーブ傾斜面のうち前記第1スリーブ片の下端面と前記第1合わせ面とがなす角部、及び前記スリーブ傾斜面のうち前記第2スリーブ片の下端面と前記第2合わせ面とがなす角部には、それぞれ面取り部が形成されている請求項1又は請求項2に記載の肘掛け。
【請求項4】
前記第2合わせ面は、
上下方向に直線状に延びる直線部と、
前記スリーブ部材の下端部において、前記直線部と前記スリーブ傾斜面との間を接続するとともに、下方に向かうに従い前記第1方向の第2側に向けて延びる屈曲部と、を備えている請求項1又は請求項2に記載の肘掛け。
【請求項5】
前記第1スリーブ片は、前記外筒部材に上下方向で係合する第1係合部を備え、
前記第2スリーブ片は、前記外筒部材に上下方向で係合する第2係合部を備えている請求項1又は請求項2に記載の肘掛け。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載の肘掛けを備えている椅子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、肘掛け及び椅子に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
椅子の肘掛けとして、上下方向に貫通する挿入孔が形成されるとともに、椅子本体に取り付けられる外筒部材と、挿入孔を通じて外筒部材に上下動可能に支持された肘掛け本体と、を備える構成が知られている。この種の肘掛けとして、例えば下記特許文献1には、挿入孔内において肘掛け本体の周囲を取り囲む中間筒が設けられている。中間筒は、肘掛け本体と外筒部材との間の摺動性を向上させるために用いられる。したがって、中間筒は、挿入孔内における上下方向の全長に亘って設けられていることが好ましいと考えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-106630号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した従来技術にあって、中間筒は、組付性を向上させるために、左右に2分割した半割片同士を突き合わせて構成されたものが一般的である。一方、外筒部材の下端面は、椅子の下面に倣って左右方向の外側に向かうに従い上方に延びる傾斜面に形成されている。そのため、中間筒の下端面を外筒部材の下端面に倣って傾斜面に形成すると、半割片のうち、外側に位置する半割片の下端縁と合わせ面とのなす角部が鋭角に形成される。この場合、例えば着座者が挿入孔の下端開口部を通じて半割片の下端縁と合わせ面とのなす角部に触れたりすると、違和感を覚える原因となる。
【0005】
本発明は、スリーブ部材の下端面を触れた際であっても、着座者に与える違和感を軽減できる肘掛け及び椅子を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1)本発明の一態様に係る肘掛けは、上下方向に貫通する挿入孔が形成され、椅子本体に取り付けられる外筒部材と、前記挿入孔内に挿入されるとともに、前記外筒部材に対して上下動可能に支持された肘掛け本体と、前記挿入孔内で前記肘掛け本体の周囲を取り囲むとともに、前記外筒部材に対して上下動不能に設けられたスリーブ部材と、を備え、前記外筒部材の下端面は、上下方向に交差する第1方向のうち前記椅子本体の中心に近づく第1側に向かうに従い下方に延びるとともに、前記挿入孔が開口する外筒傾斜面を備え、前記スリーブ部材の下端面は、前記第1方向における第1側に向かうに従い下方に向けて従い前記外筒傾斜面に倣って延びるスリーブ傾斜面を備え、前記スリーブ部材は、前記第1方向の第2側を向く第1合わせ面を有し、前記第1方向のうち前記肘掛け本体に対して前記第1方向の第1側に配置された第1スリーブ片と、前記第1方向の第1側を向くとともに、前記第1合わせ面に前記第1方向で重ね合わされる第2合わせ面を有し、前記第1方向のうち前記肘掛け本体に対して前記第1方向の第2側に配置されて前記第1スリーブ片とともに前記スリーブ部材を構成する第2スリーブ片と、を備え、少なくとも前記スリーブ部材の下端部に位置する部分において、前記スリーブ傾斜面と前記第2合わせ面とのなす角度は、前記スリーブ傾斜面と上下方向とのなす角度よりも大きくなるように傾斜している。
【0007】
本態様によれば、スリーブ傾斜面が第1方向の第1側に向けて下方に延びる傾斜面に形成されていることに関わらず、第2合わせ面とスリーブ傾斜面とのなす角度を、スリーブ傾斜面と上下方向とのなす角度よりも大きくすることができる。これにより、着座者がスリーブ傾斜面に触れた場合であっても、着座者に与える違和感を軽減させることができる。
その上で、本態様では、挿入孔が支持筒を上下方向に貫通しているため、肘掛け本体の最下端位置を肘掛け本体の下端部が挿入孔の下端開口部から突出する位置に設定することができる。
これにより、肘掛け本体のストローク量を確保しつつ、使い心地のよい肘掛けを提供することができる。
【0008】
(2)上記(1)の態様に係る肘掛けにおいて、前記スリーブ傾斜面と前記第1合わせ面とのなす角度、及び前記スリーブ傾斜面と前記第2合わせ面とのなす角度は、それぞれ直角であることが好ましい。
本態様によれば、第2合わせ面とスリーブ傾斜面とのなす角度が鋭角に形成されている場合に比べ、着座者に与える違和感をより軽減し易い。しかも、第2合わせ面とスリーブ傾斜面とのなす角度を直角にすることで、第2合わせ面に重ね合わされる第1合わせ面とスリーブ傾斜面とのなす角度についても直角を維持できる。これにより、第2合わせ面と第2スリーブ片の下端面とのなす角部、及び第1合わせ面と第1スリーブ片の下端面とのなす角部の何れを触れた場合であっても、着座者に与える違和感を軽減できる。
【0009】
(3)上記(1)又は(2)の態様に係る肘掛けにおいて、前記スリーブ傾斜面のうち前記第1スリーブ片の下端面と前記第1合わせ面とがなす角部、及び前記スリーブ傾斜面のうち前記第2スリーブ片の下端面と前記第2合わせ面とがなす角部には、それぞれ面取り部が形成されていることが好ましい。
本態様によれば、第2合わせ面と第2スリーブ片の下端面とのなす角部、及び第1合わせ面と第1スリーブ片の下端面とのなす角部の何れを触れた場合であっても、着座者に与える違和感をより軽減できる。
【0010】
(4)上記(1)から(3)の何れかの態様に係る肘掛けにおいて、前記第2合わせ面は、上下方向に直線状に延びる直線部と、前記スリーブ部材の下端部において、前記直線部と前記スリーブ傾斜面との間を接続するとともに、下方に向かうに従い前記第1方向の第2側に向けて延びる屈曲部と、を備えていることが好ましい。
本態様によれば、第2合わせ面の全体を傾斜させる構成等に比べて、設計の自由度の向上や製造効率の向上を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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