TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025076930
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-16
出願番号2023188904
出願日2023-11-02
発明の名称パネル構造体
出願人株式会社オカムラ
代理人個人
主分類A47B 55/00 20060101AFI20250509BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】溶接を用いずに、補強パネルと基材パネルを強固に固定することができるパネル構造体を提供する。
【解決手段】パネル構造体は基材パネル22と補強パネルを備える。基材パネル22は、平板状の主パネル壁25と、第1側縁壁26と、第1フランジ壁28を有する。第1側縁壁26は、主パネル壁25の一の側縁部から化粧面が向く側と逆側に延出する。第1フランジ壁28は、第1側縁壁26の延出端から主パネル壁25の化粧面の背面と対向する側に延びる。補強パネルは第1接続部34と第2接続部35と中間壁36を有する。中間壁36は第1接続部34と第2接続部35を繋ぐ。第2接続部35は、主パネル壁25の化粧面の背面に接着部材によって接合される。第1接続部34は、第1フランジ壁28と第1接続部34の少なくとも一方を板厚方向に貫通する固定部材によって第1フランジ壁28に固定される。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
化粧面を有する基材パネルと、
前記基材パネルの側縁部を補強する補強パネルと、を備え、
前記基材パネルは、
一面が前記化粧面になる平板状の主パネル壁と、
前記主パネル壁の一の側縁部から前記化粧面が向く側と逆側に延出する第1側縁壁と、
前記第1側縁壁の延出端から前記主パネル壁の前記化粧面の背面と対向するように延びる第1フランジ壁と、を有し、
前記補強パネルは、
前記第1フランジ壁と結合される第1接続部と、
前記主パネル壁の前記化粧面の背面に結合される第2接続部と、
前記第1接続部と前記第2接続部を繋ぐ中間壁と、を有し、
前記第2接続部と前記主パネル壁の前記化粧面の背面とは接着部材によって接合され、
前記第1フランジ壁と前記第1接続部は、前記第1フランジ壁と前記第1接続部の少なくとも一方を板厚方向に貫通する固定部材によって固定されていることを特徴とするパネル構造体。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記基材パネルと前記補強パネルは閉断面を形成していることを特徴とする請求項1に記載のパネル構造体。
【請求項3】
前記補強パネルは、前記主パネル壁の前記一の側縁部に沿って延在していることを特徴とする請求項2に記載のパネル構造体。
【請求項4】
前記主パネル壁は、前記化粧面に直交する方向から見た正面視が多角形状であり、
前記主パネル壁の前記一の側縁部に隣接する別の側縁部には、前記化粧面が面する側と逆側に延出する第2側縁壁が設けられ、
前記第2側縁壁の延出端には、前記主パネル壁の前記化粧面の背面と対向するように延びる第2フランジ壁が設けられ、
前記第1フランジ壁と第2フランジ壁は、相互に重ねられて固定されていることを特徴とする請求項1に記載のパネル構造体。
【請求項5】
前記第1フランジ壁と前記第1接続部は、端縁同士が相互に向かい合わされる向かい合わせ部を夫々有し、
前記第1フランジ壁の前記向かい合わせ部には、当該向かい合わせ部から突出する複数の第1突出片が突設され、
前記第1接続部の前記向かい合わせ部のうちの前記第1突出片と重ならない位置には、当該向かい合わせ部から突出する複数の第2突出片が設けられ、
前記第1突出片は、前記第1接続部の前記向かい合わせ部の裏面に回り込んで当該裏面を支持する第1支持部を構成し、
前記第2突出片は、前記第1フランジ壁の前記向かい合わせ部の裏面に回り込んで当該裏面を支持する第2支持部を構成していることを特徴とする請求項1に記載のパネル構造体。
【請求項6】
前記接着部材は、両面テープであることを特徴とする請求項1に記載のパネル構造体。
【請求項7】
前記固定部材は、リベットであることを特徴とする請求項1に記載のパネル構造体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、什器や什器の一部として用いられるパネル構造体に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
オフィスや公共施設等で用いられるパーティションやデスク装置、収納棚等の什器には、化粧面を有するパネル構造体が多く採用されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この種のパネル構造体の多くは、化粧面を有する基材パネルの背面や周縁部に別体の補強パネルが取り付けられ、補強パネルと基材パネルとによって強度の高い閉断面構造が形成されている。基材パネルと補強パネルは、金属製の板材によって形成され、両パネルの接触部間が溶接等によって接合されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-19343号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述した従来のパネル構造体は、補強パネルと基材パネルを強固に固定できる反面、パネル同士を接合するために溶接を用いることから、化粧面側に溶接痕が出てしまう場合がある。このため、化粧面の表面に平滑化処理や塗装を施したり、布張り等によって表面を隠したりする場合がある。この場合、パネル構造体の製造が煩雑になる。
また、パネル構造体を構成する基材パネルや補強パネルの素材として、溶接に不向きなものがあり、そのような素材を用いる場合には、補強パネルと基材パネルを強固に固定することが難しい。
【0006】
そこで本発明は、溶接を用いずに、補強パネルと基材パネルを強固に固定することができるパネル構造体を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るパネル構造体は、上記課題を解決するために、以下の構成を採用した。
即ち、本発明に係るパネル構造体は、化粧面を有する基材パネルと、前記基材パネルの側縁部を補強する補強パネルと、を備え、前記基材パネルは、一面が前記化粧面になる平板状の主パネル壁と、前記主パネル壁の一の側縁部から前記化粧面が向く側と逆側に延出する第1側縁壁と、前記第1側縁壁の延出端から前記主パネル壁の前記化粧面の背面と対向するように延びる第1フランジ壁と、を有し、前記補強パネルは、前記第1フランジ壁と結合される第1接続部と、前記主パネル壁の前記化粧面の背面に結合される第2接続部と、前記第1接続部と前記第2接続部を繋ぐ中間壁と、を有し、前記第2接続部と前記主パネル壁の前記化粧面の背面とは接着部材によって接合され、前記第1フランジ壁と前記第1接続部は、前記第1フランジ壁と前記第1接続部の少なくとも一方を板厚方向に貫通する固定部材によって固定されていることを特徴とする。
【0008】
このパネル構造体では、補強パネルの第2接続部が基材パネルの背面に接着部材によって接合される。
一方、補強パネルの第1接続部は、基材パネルの第1フランジ壁に対し、両者の少なくとも一方を板厚方向に貫通する固定部材によって固定される。このため、第1接続部と第1フランジ壁とは溶接を用いることなく強固に固定される。また、第1接続部と第1フランジ壁を固定する固定部材の一部は、第1フランジ壁や第1接続部の外側に突出することになるが、その突出部は基材パネルの化粧面の背面側に配置されているため、外部からは見えなくなる。
【0009】
前記基材パネルと前記補強パネルは閉断面を形成することが望ましい。
【0010】
この場合、補強パネルが基材パネルとともに閉断面を形成するため、パネル構造体の強度を効率良く高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社オカムラ
什器
16日前
株式会社オカムラ
什器
2か月前
株式会社オカムラ
什器
16日前
株式会社オカムラ
収納庫
2か月前
株式会社オカムラ
ブース
1か月前
株式会社オカムラ
間仕切
1か月前
株式会社オカムラ
ブース
18日前
株式会社オカムラ
ブース
18日前
株式会社オカムラ
ブース
18日前
株式会社オカムラ
連結什器
20日前
株式会社オカムラ
天板付什器
16日前
株式会社オカムラ
天板付什器
16日前
株式会社オカムラ
天板付什器
16日前
株式会社オカムラ
天板付什器
16日前
株式会社オカムラ
天板付什器
16日前
株式会社オカムラ
天板付什器
16日前
株式会社オカムラ
天板付什器
16日前
株式会社オカムラ
天板付什器
16日前
株式会社オカムラ
天板付什器
16日前
株式会社オカムラ
天板付什器
1か月前
株式会社オカムラ
空間構造体
2日前
株式会社オカムラ
搬送用什器
2か月前
株式会社オカムラ
天板付什器
16日前
株式会社オカムラ
空間構造体
2日前
株式会社オカムラ
パネル装置
1か月前
株式会社オカムラ
連結保管庫
1か月前
株式会社オカムラ
什器システム
1か月前
株式会社オカムラ
容器収容什器
20日前
株式会社オカムラ
什器ユニット
1か月前
株式会社オカムラ
什器システム
16日前
株式会社オカムラ
作業システム
2か月前
株式会社オカムラ
作業システム
2か月前
株式会社オカムラ
天板付き什器
16日前
株式会社オカムラ
間仕切り装置
2か月前
株式会社オカムラ
パネル構造体
3日前
株式会社オカムラ
閉断面構造体
2日前
続きを見る