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公開番号2024159094
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023074859
出願日2023-04-28
発明の名称車両構造
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人
主分類B62D 21/00 20060101AFI20241031BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】車両の走行時の剛性を確保でき、かつ前面衝突時の衝突荷重を効果的に吸収できる車両構造を提供する。
【解決手段】車両の左右に配置されたフロントサイドメンバと、前記フロントサイドメンバに橋渡されて電装機器が取り付けられるサポートメンバと、を備える車両構造であって、前記サポートメンバは、前記フロントサイドメンバの各々の前方に第一締結部材で締結された第一部材と、前記フロントサイドメンバの各々の後方に第二締結部材で締結された第二部材と、を有し、前記第一部材と前記第二部材は、前記第一締結部材と前記第二締結部材との間で互いに接合された接合部を有し、前記車両の前面衝突時、前記第一締結部材の後方への変位に伴って前記接合部の少なくとも一部を破断するように構成された、車両構造。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の左右に配置されたフロントサイドメンバと、
前記フロントサイドメンバに橋渡されて電装機器が取り付けられるサポートメンバと、を備える車両構造であって、
前記サポートメンバは、
前記フロントサイドメンバの各々の前方に第一締結部材で締結された第一部材と、
前記フロントサイドメンバの各々の後方に第二締結部材で締結された第二部材と、を有し、
前記第一部材と前記第二部材は、前記第一締結部材と前記第二締結部材との間で互いに接合された接合部を有し、
前記車両の前面衝突時、前記第一締結部材の後方への変位に伴って前記接合部の少なくとも一部を破断するように構成されている、
車両構造。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記サポートメンバは、前記第一部材に固定された板材をさらに備え、
前記第一部材は、筒状に構成されており、
前記板材は、前記接合部の前方に向き合うように配置されており、
前記第二部材は、前方に向かうに従って前記板材から離れるように構成された前端部を有している、請求項1に記載の車両構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の左右に配置されたフロントサイドメンバと、フロントサイドメンバに橋渡されて電装機器が取り付けられるサポートメンバとを備える車両構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
電動車両では、ダッシュパネルよりも前方に電動車両の動力源であるモータを含む電装機器が配置されている。電装機器は、通常、左右のフロントサイドメンバに橋渡されたサポートメンバに取り付けられている。左右のフロントサイドメンバは、前後に延びるように配置されている。サポートメンバは、前方メンバと後方メンバと左右の連結メンバとが一連に構成された井桁形状の部材である。前方メンバと後方メンバとは、車両の前後において左右に延びるように配置されている。左右の連結メンバは、車両の左右において前方メンバと後方メンバとをつないでいる。
【0003】
特許文献1の電動車両では、前方メンバおよび後方メンバの左右の端部が左右のフロントサイドメンバに締結されている。
【0004】
特許文献2の電動車両では、前方メンバおよび後方メンバの左右の端部がブラケットによって左右のフロントサイドメンバに接続されている。ブラケットは、車両の上方から見た形状がU字状に構成された部材である。ブラケットは、前側締結部と後側締結部と連結部とを有する。前側締結部と後側締結部と連結部とは、一連に構成されている。前側締結部は、フロントサイドメンバと前方メンバの端部の両方に重なるように配置されており、フロントサイドメンバに締結される車外側領域と、前方メンバの端部に締結される車内側領域とを有する。後側締結部は、フロントサイドメンバと後方メンバの端部の両方に重なるように配置されており、フロントサイドメンバに締結される車外側領域と、後方メンバの端部に締結される車内側領域とを有する。連結部は、前側締結部の車内側領域と後側締結部の車内側領域とをつないでいる。前側締結部の車外側領域と後側締結部の車外側領域との間には空間が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-20602号公報
特開2019-51914号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
車両は、前面衝突時の衝突荷重の大部分を左右のフロントサイドメンバの変形によって吸収するように設計されている。衝突荷重を効果的に吸収する観点から、左右のフロントサイドメンバの座屈を適切にコントロールすることが望まれる。左右のフロントサイドメンバの先端から衝突荷重が入力されたとき、左右のフロントサイドメンバが蛇腹状に座屈することで、衝突荷重を効果的に吸収できる。
【0007】
特許文献1の電動車両では、前方メンバと後方メンバと左右の連結メンバとが一連に構成されていて、前方メンバおよび後方メンバの左右の端部が左右のフロントサイドメンバに直接締結されている。そのため、左右のフロントサイドメンバとサポートメンバとが強固に固定される。よって、特許文献1の電動車両では、走行時には電装機器の支持剛性が確保され易い。しかし、特許文献1の電動車両では、前面衝突時には左右の連結メンバが突っ張り易いことで、フロントサイドメンバの座屈が阻害されるおそれがある。フロントサイドメンバの座屈が阻害されると、衝突荷重を効果的に吸収することが難しくなる。
【0008】
特許文献2の電動車両では、前方メンバおよび後方メンバの左右の端部と左右のフロントサイドメンバとがブラケットによって接続され、ブラケットに上記空間が設けられている。そのため、特許文献2の電動車両では、前面衝突時には上述した突っ張りが生じ難いため、フロントサイドメンバの座屈が適切にコントロールされ易い。しかし、特許文献2の電動車両では、ブラケットに上記空間が設けられていることで、走行時には電装機器の支持剛性が確保され難い。
【0009】
本発明の目的の一つは、車両の走行時の支持剛性を確保でき、かつ前面衝突時の衝突荷重を効果的に吸収できる車両構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1)本発明の一態様に係る車両構造は、
車両の左右に配置されたフロントサイドメンバと、
前記フロントサイドメンバに橋渡されて電装機器が取り付けられるサポートメンバと、を備える車両構造であって、
前記サポートメンバは、
前記フロントサイドメンバの各々の前方に第一締結部材で締結された第一部材と、
前記フロントサイドメンバの各々の後方に第二締結部材で締結された第二部材と、を有し、
前記第一部材と前記第二部材は、前記第一締結部材と前記第二締結部材との間で互いに接合された接合部を有し、
前記車両の前面衝突時、前記第一締結部材の後方への変位に伴って前記接合部の少なくとも一部を破断するように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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