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公開番号
2025088597
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023203385
出願日
2023-11-30
発明の名称
ハンドル装置
出願人
豊田合成株式会社
代理人
個人
主分類
B62D
1/16 20060101AFI20250604BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】簡便な構成として、運転者を的確に保護することが可能なハンドル装置を提供すること。
【解決手段】ハンドル装置Sは、ハンドル15とステアリングコラム45とを備える。ステアリングコラムにおけるコラムシャフト48が、ボス部に収納されるエアバッグ26に膨張用ガスを供給可能なガス発生器65を内蔵させるシリンダ部49と、シリンダ部内に配置されるピストン部59を備えているシャフト本体58と、を備える。ガス発生器が、ハンドル側となる後端面に、シール部によって閉塞されるガス流出穴を、備える。ハンドルにおけるボス部の領域に、シール部を開裂可能な突起部21が、配設される。シャフト本体が、車両の前面衝突時に、後方移動するように構成される。車両の前面衝突時に、後方移動するシャフト本体のピストン部によって押圧されることにより、ガス発生器が、後方移動して、シール部を突起部と接触させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に搭載されて、回転操作可能なハンドルと、該ハンドルを軸支するステアリングコラムと、を備え、
前記ハンドルにおけるボス部の領域に、エアバッグが、折り畳まれて収納される構成のハンドル装置であって、
前記ステアリングコラムが、前記ハンドルにおける前記ボス部の領域に取り付けられて、前記ハンドルの回転中心軸を構成するコラムシャフトを、備え、
該コラムシャフトが、
前記ハンドル側に配設されて、前記エアバッグに膨張用ガスを供給可能なガス発生器を内蔵させて構成される略筒状のシリンダ部と、
前記ハンドルから離隔した車体側に配設されるとともに、前記ハンドル側となる後端側に、前記シリンダ部内に配置されるピストン部を、備えているシャフト本体と、
を備える構成とされ、
前記ガス発生器が、内部に圧縮ガスを封入されるとともに、前記ハンドル側となる後端面に、シール部によって閉塞されるガス流出穴を、備える構成とされ、
前記ハンドルにおける前記ボス部の領域に、前記ガス発生器側となる前方に突出して、前記シール部との接触時に、前記シール部を開裂可能な突起部が、配設され、
前記シャフト本体が、前記車両の前面衝突時に、前記車両に作用する衝撃力を受けて後方移動するように構成され、
前記車両の前面衝突時に、後方移動する前記シャフト本体の前記ピストン部によって押圧されることにより、前記ガス発生器が、後方移動して、前記シール部を前記突起部と接触させるように、構成されていることを特徴とするハンドル装置。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記ガス発生器が、前記ピストン部による押圧によって、圧縮変形可能に、構成されていることを特徴とする請求項1に記載のハンドル装置。
【請求項3】
前記ガス発生器が、略筒状の周壁部と、該周壁部の前端側を閉塞している前壁部と、を備えて、前記ピストン部による該前壁部の押圧時に、前記前壁部を前記周壁部に対して後方移動可能とするように、構成されていることを特徴とする請求項1に記載のハンドル装置。
【請求項4】
前記突起部が、前記膨張用ガスを挿通可能な筒状とされるとともに、少なくとも先端側を、前記ガス流出穴に挿入可能な構成とされていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のハンドル装置。
【請求項5】
前記ガス発生器と前記ボス部との間に、前記ガス発生器の後方移動時に塑性変形可能とされる緩衝材が、介在されていることを特徴とする請求項1に記載のハンドル装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されて、回転操作可能なハンドルと、ハンドルを軸支するステアリングコラムと、を備えるとともに、ハンドルにおけるボス部の領域に、エアバッグが折り畳まれて収納される構成のハンドル装置に、関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ハンドル装置としては、筒状とされるステアリングコラムの近傍に、インフレーターを、配設させ、車両の前面衝突検知時にインフレーターを作動させ、インフレーターから吐出される膨張用ガスを、ステアリングコラムを経て、エアバッグ内に流入させ、エアバッグを膨張させる構成のものがあった(例えば、特許文献1参照)。このハンドル装置では、インフレーターから吐出される膨張用ガスを、ハンドルを車体側へ引き込むためにも利用していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-168481公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来のハンドル装置では、インフレーターを作動させるために、車両に、衝突検知用のセンサを配設させる必要があり、部品点数が増大するとともに、コストも増大していた。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、簡便な構成として、運転者を的確に保護することが可能なハンドル装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るハンドル装置は、車両に搭載されて、回転操作可能なハンドルと、ハンドルを軸支するステアリングコラムと、を備え、
ハンドルにおけるボス部の領域に、エアバッグが、折り畳まれて収納される構成のハンドル装置であって、
ステアリングコラムが、ハンドルにおけるボス部の領域に取り付けられて、ハンドルの回転中心軸を構成するコラムシャフトを、備え、
コラムシャフトが、
ハンドル側に配設されて、エアバッグに膨張用ガスを供給可能なガス発生器を内蔵させて構成される略筒状のシリンダ部と、
ハンドルから離隔した車体側に配設されるとともに、ハンドル側となる後端側に、シリンダ部内に配置されるピストン部を、備えているシャフト本体と、
を備える構成とされ、
ガス発生器が、内部に圧縮ガスを封入されるとともに、ハンドル側となる後端面に、シール部によって閉塞されるガス流出穴を、備える構成とされ、
ハンドルにおけるボス部の領域に、ガス発生器側となる前方に突出して、シール部との接触時に、シール部を開裂可能な突起部が、配設され、
シャフト本体が、車両の前面衝突時に、車両に作用する衝撃力を受けて後方移動するように構成され、
車両の前面衝突時に、後方移動するシャフト本体のピストン部によって押圧されることにより、ガス発生器が、後方移動して、シール部を突起部と接触させるように、構成されていることを特徴とする。
【0007】
本発明のハンドル装置では、車両の前面衝突時に、車両に作用する衝撃力を受けて、ステアリングコラムのシャフト本体自体が、後方移動するように構成されている。そして、車両の前面衝突時に、このシャフト本体の後方移動により、シャフト本体の後端側に設けられるピストン部によって押圧されるようにして、コラムシャフトにおけるシリンダ部内に配置されるガス発生器が、ハンドル側に向かうように、後方移動することとなる。後方移動したガス発生器は、後端面に設けられているシール部を、ハンドルにおけるボス部側の領域に配設される突起部に接触させることとなり、このとき、突起部が、シール部を開裂させて、ガス発生器が、シール部を開裂させて形成されるガス流出穴から膨張用ガスを流出させることとなる。そして、ガス発生器から流出される膨張用ガスを内部に流入させて、エアバッグが膨張することとなる。すなわち、本発明のハンドル装置では、ガス発生器を作動させるためのセンサを車両に設けなくとも、車両の前面衝突時に、この車両に作用する衝撃力を利用して、ガス発生器から膨張用ガスを流出させることにより、エアバッグを膨張させることができることから、簡便な構成とでき、かつ、運転席に着座している運転者を、膨張を完了させたエアバッグによって、保護することができる。
【0008】
したがって、本発明のハンドル装置では、簡便な構成として、運転者を的確に保護することができる。
【0009】
また、本発明のハンドル装置において、ガス発生器を、ピストン部による押圧によって、圧縮変形可能な構成とすれば、シャフト本体の後方移動量が大きい場合にも、後方移動したガス発生器を、さらに、前後方向の長さを縮めるように圧縮変形させることにより、衝突時のエネルギーをある程度吸収しつつ、かつ、このようなシャフト本体の後方への移動を、吸収させることができる。そのため、車両への衝撃力の作用時に、ハンドル及びステアリングコラムが、運転者側となる後方へ移動することを、抑制できて、好ましい。
【0010】
さらに、本発明のハンドル装置において、ガス発生器を、略筒状の周壁部と、周壁部の前端側を閉塞している前壁部と、を備えて、ピストン部による前壁部の押圧時に、前壁部を周壁部に対して後方移動可能とするような構成としてもよく、このような構成としても、シャフト本体の後方移動量が大きい場合にも、ガス発生器自体の後方移動に加えて、前壁部を周壁部に対して後方移動させることにより、このシャフト本体の後方への移動を吸収させることができ、車両の前面衝突時に、ハンドル及びステアリングコラムが、運転者側となる後方に向かって移動することを、抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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