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公開番号2025163897
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-30
出願番号2024067516
出願日2024-04-18
発明の名称作業車両
出願人井関農機株式会社
代理人
主分類B62D 57/02 20060101AFI20251023BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】
クローラ式の走行部は、前後に長いため、圃場の凹凸に対して、前後に大きく傾く場合があった。また左右での傾きは、車体の傾きのみならず捻じれを生じ、作業機の位置が目標とする位置にならない場合があり、耕耘作業では未耕地となったり、収穫作業では作物を回収することができない課題があった。
【解決手段】
左右で独立した走行部を構成し、圃場の凹凸に、ロッカーリンク機構によって、振動や捻じれを吸収し、本体枠への影響を低減する機構によって対応する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
クローラ左ＡＳＳＹ（３０）とクローラ右ＡＳＳＹ（５０）の独立した走行部の上方に、クローラ左ＡＳＳＹ（３０）とクローラ右ＡＳＳＹ（５０）を連結するロッカーリンク機構（２０）を備え、
ロッカーリンク機構（２０）は、地上に平行な方向の面（Ｂ）と地上に垂直な方向の面（Ａ）の両面上とも回動可能であり、
ロッカーリンク機構（２０）の上方で、作業車両の本体枠（１０）の走行方向において前方部中央に固定連結し、
クローラ左ＡＳＳＹ（３０）とクローラ右ＡＳＳＹ（５０）は独立した電動モータによって駆動し、走行する作業車両。
続きを表示（約 210 文字）【請求項２】
作業車両の本体枠（１０）の走行方向において後方部中央に、ゲージ輪（１１０）を装着し、
ゲージ輪（１１０）はダンパ機構によって長さが自動変更し、
本体枠（１０）の走行姿勢に自動追従する、請求項１の作業車両。
【請求項３】
作業車両の作業機（１３０）の連結アーム（１３１）にケージ輪（１２０）を装着し、本体枠（１０）の走行方向において後方部中央に連結した、請求項１の作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、クローラの走行部を持つ作業車両において、圃場の凹凸による振動を低減させながら走行を行う無人の作業車両の走行構成に関する。
続きを表示（約 950 文字）【背景技術】
【０００２】
左右のトラックフレ－ムを前後に分割し、その分割したトラックフレ－ム前とトラックフレ－ム後とを、その前後中程部を支点にして独立的に上下動可能にした構成の作業車両がある。
（特許文献１）
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平９－１９３８５０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来技術では、左右のトラックフレ－ムを前後に分割し、その分割したトラックフレ－ム前とトラックフレ－ム後とを、その前後中程部を支点にして独立的に上下動可能にした、振動の低減技術がある。
【０００５】
しかし、トラックフレ－ムを前後に分割し、独立的に上下動可能な構成をとるのみでは、圃場への接地を優先する対応可であるため、作業車両の本体への振動は低減されても、本体フレームの傾きや捻じれへの対応は十分とは言えない。
【０００６】
本発明は、作業車両全体で傾きや捻じれに対応する構成とし、振動低減にも対応した作業車両を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
第一の発明は、次の技術手段により解決される。
【０００８】
クローラ左ＡＳＳＹ３０とクローラ右ＡＳＳＹ５０の独立した走行部の上方に、クローラ左ＡＳＳＹ３０とクローラ右ＡＳＳＹ５０を連結するロッカーリンク機構２０を備え、ロッカーリンク機構２０は、地上に平行な方向の面Ｂと地上に垂直な方向の面Ａの両面上とも回動可能であり、ロッカーリンク機構２０の上方で、作業車両の本体枠１０の走行方向において前方部中央に固定連結し、クローラ左ＡＳＳＹ３０とクローラ右ＡＳＳＹ５０は独立した電動モータによって駆動し、走行する。
【０００９】
第二の発明は、次の技術手段により解決される。
【００１０】
作業車両の本体枠１０の走行方向において後方部中央に、ゲージ輪１１０を装着し、ゲージ輪１１０はダンパ機構によって長さが自動変更し、本体枠１０の走行姿勢に自動追従する。
（【００１１】以降は省略されています）

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