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公開番号
2025017274
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-05
出願番号
2023120329
出願日
2023-07-24
発明の名称
自転車のチェーン駆動機構
出願人
個人
代理人
個人
主分類
B62M
9/00 20060101AFI20250129BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】クランク軸の回転方向が正逆いずれの場合でも、後輪に駆動力を伝達することが可能な自転車のチェーン駆動機構において、公知の外装変速機の使用を選択可能とする。
【解決手段】自転車のクランク軸12と同軸回転し、クランク軸12に作用するトルクを正転方向にのみ伝達する主フリーホイール14、主フリーホイール14と同軸上に並設され、クランク軸12に作用するトルクを逆転方向にのみ伝達する副フリーホイール16、副フリーホイール16の周囲に回転可能に設けられたアイドラー18、自転車の後輪と同軸回転するスプロケット20、クランク軸20の回転方向にかかわらず、主フリーホイール14が副フリーホイール16に対して常に逆向きに相対回転し、スプロケット20が常に正転方向へ回転するように、主フリーホイール14、アイドラー18、副フリーホイール16およびスプロケット20の各々に掛けられたチェーン26を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
自転車のクランク軸と同軸回転し、当該クランク軸に作用するトルクを正転方向にのみ伝達する主フリーホイールと、
前記主フリーホイールと同軸上に並設され、前記クランク軸に作用するトルクを逆転方向にのみ伝達する副フリーホイールと、
前記副フリーホイールの周囲に回転可能に設けられたアイドラーと、
前記自転車の後輪と同軸回転するスプロケットと、
前記クランク軸の回転方向にかかわらず、前記主フリーホイールが前記副フリーホイールに対して常に逆向きに相対回転し、前記スプロケットが常に正転方向へ回転するように、前記主フリーホイール、前記アイドラー、前記副フリーホイールおよび前記スプロケットの各々に掛けられたチェーンと、
を備えることを特徴とする、自転車のチェーン駆動機構。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
前記スプロケットの下方にそれぞれ回転可能に設けられたテンションプーリとガイドプーリとを含むリアディレーラを備え、
前記テンションプーリおよび前記ガイドプーリを経由して前記スプロケットに前記チェーンが掛けられている、請求項1に記載の自転車のチェーン駆動機構。
【請求項3】
前記スプロケットは、同軸上に並設された歯数が異なる複数枚のギヤを含み、
前記複数枚のギヤのうちの一つに前記チェーンが掛けられている、請求項2に記載の自転車のチェーン駆動機構。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自転車の駆動機構に関し、特に、チェーンを介して後輪に駆動力を伝達する自転車のチェーン駆動機構に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
広く一般に普及している自転車の駆動装置は、クランク機構とチェーン・スプロケット機構を組み合わせた構成のものがほとんどである。この種の駆動装置では、左右のクランクの回転に伴って周回するチェーンを介して後輪に駆動力が伝達される。
【0003】
一般的な自転車は、後輪にフリーホイールが組み込まれており、左右のクランクが正転するときのみ、後輪の車輪軸にトルクが伝達されるように構成されている。一方、特許文献1には、クランクが正転するときは勿論、逆転するときにも、後輪に駆動力が伝達される自転車のチェーン駆動機構が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実全昭56-136877号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された自転車のチェーン駆動機構では、後輪のハブに2個のフリーホイールが設けられている。フリーホイールの下方にはアイドラーが設けられており、このアイドラーを経由して、それぞれのフリーホイールの上側のギヤ部分にチェーンが掛けられている。これにより、クランクの回転に伴ってチェーンが正逆いずれの方向へ周回しても後輪が正転する方向にトルクが作用するようになっている。
【0006】
上記構成からなる自転車のチェーン駆動機構によれば、クランクを正逆どちらの方向へ回転させても自転車を前進させることができるので、上り坂の走行が楽になったり、始動時にペダルの踏み出し位置を気にする必要がなくなったりするなど種々の利点が得られる。ところが、上記構成で変速を行う場合、2個のフリーホイールそれぞれの上側のギヤ部分にチェーンを掛け変える必要があるため、広く一般に普及している公知の外装変速機を使用することができない。
【0007】
上記した課題に鑑み、本発明は、クランク軸の回転方向が正逆いずれの場合でも、後輪に駆動力を伝達することが可能な自転車のチェーン駆動機構において、公知の外装変速機の使用を選択可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明に係る自転車のチェーン駆動機構は、自転車のクランク軸と同軸回転し、当該クランク軸に作用するトルクを正転方向にのみ伝達する主フリーホイールと、前記主フリーホイールと同軸上に並設され、前記クランク軸に作用するトルクを逆転方向にのみ伝達する副フリーホイールと、前記副フリーホイールの周囲に回転可能に設けられたアイドラーと、前記自転車の後輪と同軸回転するスプロケットと、前記クランク軸の回転方向にかかわらず、前記主フリーホイールが前記副フリーホイールに対して常に逆向きに相対回転し、前記スプロケットが常に正転方向へ回転するように、前記主フリーホイール、前記アイドラー、前記副フリーホイールおよび前記スプロケットの各々に掛けられたチェーンと、を備えることを特徴とする。
【0009】
さらに、前記スプロケットの下方にそれぞれ回転可能に設けられたテンションプーリとガイドプーリとを含むリアディレーラを備え、前記テンションプーリおよび前記ガイドプーリを経由して前記スプロケットに前記チェーンが掛けられていることを特徴とする。
【0010】
また、前記スプロケットは、同軸上に並設された歯数が異なる複数枚のギヤを含み、前記複数枚のギヤのうちの一つに前記チェーンが掛けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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