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公開番号2025081141
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2023194708
出願日2023-11-15
発明の名称電動カート
出願人株式会社GEAR
代理人個人
主分類B62B 3/02 20060101AFI20250520BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】比較的にコンパクトであって、手押し式と自走式とにスムーズに変形可能な電動カートの提供。
【解決手段】電動カート10の中間域23は、リンク機構によって折り畳み可能であって、下方リンク40と係止フレーム70とによるロック機構を有し、ロック機構は、中間域23が展開された状態を維持する第1ロック機構と、中間域23が折り畳まれた状態を維持する第2ロック機構とを有する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
上下方向、横方向及び前後方向を有し、ハンドルと、前記ハンドルによって操向操作される一対の前輪を有する前方域と、制御装置によって駆動制御される一対の後輪を有する後方域と、前記前後域間に位置する中間域とを備える電動カートにおいて、
前記中間域は、リンク機構によって折り畳み可能であって、
前記前後方向へ延びる上方リンクと、前記上方リンクと前記上下方向において離隔対向して位置する下方リンクと、前記下方リンクが連結される係止フレームと、前記下方リンクと前記係止フレームとによるロック機構をさらに有し、
前記ロック機構は、前記中間域が展開された状態を維持する第1ロック機構と、前記中間域が折り畳まれた状態を維持する第2ロック機構とを有する電動カート。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記下方リンクは、後端に位置する被係止部を有し、前記被係止部は、前記下方リンクの上側縁に沿って後方へ突出する第1突起と、下方へ斜めに延びる被係合突起と、前記被係合突起の前方において下方へ延びる第2突起と、前記第1突起と前記被係合突起との間に位置する第1係合凹部と、前記被係合突起と前記第2突起との間に位置する第2係合凹部とを有し、前記係止フレームは、略L字形であって、上方へ延びるアーム部と後方へ延びる後方延出部とを有し、前記アーム部の先端には前方へ突出する係止突起が位置し、前記第1ロック機構は、前記係止フレームの前記係止突起と前記下方リンクの前記第1係合凹部とから構成され、前記第2ロック機構は、前記係止フレームの前記係止突起と前記下方リンクの前記第2係合凹部とから構成される請求項1に記載の電動カート。
【請求項3】
前記被係合突起の外面は曲状である請求項2に記載の電動カート。
【請求項4】
前記係止フレームは、前記第1ロック機構を解除するための操作ステップをさらに有する請求項1に記載の電動カート。
【請求項5】
前記ハンドルと前記前輪とを有する支柱フレームをさらに有し、前記支柱フレームは、前記ハンドルの下方において、環状の補助ハンドルを有する請求項1に記載の電動カート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、路上、ゴルフ場、スーパーマーケット、ショッピングモール等で移動するときに使用される、電動カートに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、荷物を収容して移動することのできる、ショッピングカートやゴルフカートは公知である。例えば、特許文献1には、カート本体と、カート本体に取り付けられた前後車輪と、カート本体の前面側に位置する荷台とを有する手押し式のショッピングカートが開示されている。また、特許文献2には、電動車椅子と同様の車体構造を有する一人乗り用の電動ゴルフカートが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平5-5652号公報
特開平9-323548号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された手押し式のショッピングカートによれば、荷台に荷物を保持した状態で移動することができるので、ショッピングや路上の移動に際して便利である。しかしながら、使用者が高齢者の場合や荷物が多い場合には、手押しで移動するのにも限界がある。
【0005】
特許文献2に開示された電動ゴルフカートによれば、ゴルフ用具等を荷台に置いて、使用者は座位状態でゴルフカートを自走させて移動することできるので、身体的な負担となることはない。しかしながら、比較的に大型であって、日常的に使用するには、移動スペースが限られるとともに、コスト的な負担も大きい。さらに、比較的に大型であって、保管スペースの確保が困難であり、よりコンパクトな電動カートが求められていた。
【0006】
本発明の目的は、従来技術の改良であって、比較的にコンパクトであって、手押し式と自走式とにスムーズに変形可能な電動カートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
技術的課題を解決するために、本発明は、上下方向、横方向及び前後方向を有し、ハンドルと、前記ハンドルによって操向操作される一対の前輪を有する前方域と、制御装置によって駆動制御される一対の後輪を有する後方域と、前記前後域間に位置する中間域とを備える電動カートに関する。
【0008】
本発明に係る変形可能な電動カートは、前記中間域は、リンク機構によって折り畳み可能であって、前記前後方向へ延びる上方リンクと、前記上方リンクと前記上下方向において離隔対向して位置する下方リンクと、前記下方リンクが連結される係止フレームと、前記下方リンクと前記係止フレームとによるロック機構をさらに有し、前記ロック機構は、前記中間域が展開された状態を維持する第1ロック機構と、前記中間域が折り畳まれた状態を維持する第2ロック機構とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る電動カートの一つ以上の実施態様によれば、中間域を折り畳むことで、よりコンパクトな形態に変形可能であって、使用者の使用状況に応じて、手押し式、自走式のいずれのタイプとしても使用することができる。また、ロック機構によって、いずれの使用態様であっても、フレームが外れたりすることなく、安心して使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図面は、本発明に係る電動カートの特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本発明に係る電動カートを後方から視た斜視図。
電動カートの側面図。
電動カートの分解斜視図。
図3のIV線で囲んだ一部拡大図。
(A)後方域を下方から視た一部拡大図。(B)リンク機構の拡大図。
(A)電動カートの展開図。(B)電動カートの折り畳み操作時の様子を示す図。(C)電動カートを折り畳んだ状態の図。
(A)図6(A)に示した態様におけるロック機構の図。(B)図6(B)に示した態様におけるロック機構の図。(C)図6(C)に示した態様におけるロック機構の図。
電動カートの自走式の使用態様を示す図。
電動カートの足漕ぎ式の使用態様を示す図。
電動カートの手押し式の使用態様を示す図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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