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公開番号
2025079372
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-22
出願番号
2023191949
出願日
2023-11-10
発明の名称
溶解度測定装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人平木国際特許事務所
主分類
G01N
21/51 20060101AFI20250515BHJP(測定;試験)
要約
【課題】溶解度の測定精度を高めることができるとともに、容器の移し替え作業及び維持コストを削減できる溶解度測定装置を提供する。
【解決手段】溶解度測定装置1は、サンプル及び溶媒を収容する透明な円筒容器2と、円筒容器2に照射光を照射する照射部3と、照射光が円筒容器2を透過した光を検出する検出部4と、円筒容器2と照射部3との距離、及び、円筒容器2と検出部4との距離をそれぞれ調整する調整部6と、検出部4によって検出した光のスペクトルに基づいて溶媒中のサンプルの溶解度を測定する測定部5と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
サンプルの溶解度を測定する溶解度測定装置であって、
前記サンプル及び溶媒を収容する透明な円筒容器と、
前記円筒容器に照射光を照射する照射部と、
前記照射光が前記円筒容器を透過した光を検出する検出部と、
前記円筒容器と前記照射部との距離、及び、前記円筒容器と前記検出部との距離をそれぞれ調整する調整部と、
前記検出部によって検出した光のスペクトルに基づいて、前記溶媒中の前記サンプルの溶解度を測定する測定部と、
を備えることを特徴とする溶解度測定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、溶解度測定装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、このような技術分野として、例えば特許文献1に記載されるものがある。特許文献1に記載の溶解度測定装置は、流体(溶媒)とサンプル(溶質)が入れられ、該流体中へのサンプルの溶解とその溶解度測定が行われる容器と、容器内の流体を超臨界状態とする超臨界条件発生手段と、容器に直接ないし間接的に設けられ、該容器内の超臨界流体中のサンプルの溶解度情報を測定する検出部とを備えた装置である。このような構成を有する溶解度測定装置では、容器として透明なものが用いられており、該容器に照射光を照射し、照射光が容器を透過した光を検出し、検出した光のスペクトルに基づいてサンプルの溶解度を測定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-270126号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述の溶解度測定装置では、容器として、壁面の厚さが均一な専用の角型瓶を使用する必要があるので、以下のような問題が発生する。すなわち、角型瓶が垂直壁面を有するので、該垂直壁面に照射光を当てると、一部の照射光が拡散されたり、溶媒の種類によって屈折率の差が生じたりし、溶解度の測定精度に影響を与える問題があった。なお、溶媒の種類によって生じる屈折率の差を低減するために、角型瓶に特殊な表面処理を施すことが検討されているが、表面処理を施しても屈折率の差を完全に低減することができず、表面処理による維持コストの増加を招く問題が新たに発生する。更に、専用の角型瓶は汎用的に使用されるものではないので、瓶を移し替える作業も発生してしまう。
【0005】
本発明は、このような技術課題を解決するためになされたものであって、溶解度の測定精度を高めることができるとともに、容器の移し替え作業及び維持コストを削減できる溶解度測定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る溶解度測定装置は、サンプルの溶解度を測定する溶解度測定装置であって、前記サンプル及び溶媒を収容する透明な円筒容器と、前記円筒容器に照射光を照射する照射部と、前記照射光が前記円筒容器を透過した光を検出する検出部と、前記円筒容器と前記照射部との距離、及び、前記円筒容器と前記検出部との距離をそれぞれ調整する調整部と、前記検出部によって検出した光のスペクトルに基づいて、前記溶媒中の前記サンプルの溶解度を測定する測定部と、を備えることを特徴としている。
【0007】
本発明に係る溶解度測定装置では、サンプル及び溶媒を収容する透明な円筒容器を備えており、円筒容器の壁面が凸レンズとして機能するので、該円筒容器を透過した光を収束させることができる。このようにすることで、従来の角型瓶を用いた場合に生じた照射光の拡散を防止でき、溶解度の測定精度を高めることができる。加えて、円筒容器と照射部との距離、及び、円筒容器と検出部との距離をそれぞれ調整する調整部を備えるため、溶媒ごとに円筒容器と照射部との距離、及び、円筒容器と検出部との距離をそれぞれ調整することができ、すなわち、溶媒の種類に応じて照射光の焦点距離を変えることができる。その結果、溶媒の違いによる屈折率の差をキャンセルすることが可能になるので、サンプルの溶解度をより正確に測定することができる。
【0008】
また、円筒容器は、汎用的に使用されるものであるので、従来の角型瓶を用いた場合と比べて安価であり、しかも、従来のような表面処理が不要となるので、維持コストの削減を図ることができる。更に、汎用的な円筒容器をそのまま溶解度測定装置の容器として使用できるので、従来のような容器の移し替え作業を削減することができる。
【0009】
本発明に係る溶解度測定装置において、前記円筒容器、前記照射部、前記検出部、及び前記調整部は一つのユニットとされ、前記ユニットは、複数であることが好ましい。このようにすれば、複数のユニットを使用し異なる溶媒を用いた溶解度測定を同時に実施することができるので、溶媒の違いに関する評価を容易に行うことができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、溶解度の測定精度を高めることができるとともに、容器の移し替え作業及び維持コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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