TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025078448
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-20
出願番号2023191022
出願日2023-11-08
発明の名称電極の製造方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 4/139 20100101AFI20250513BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電極ペーストの乾燥時間を短縮可能な電極の製造方法を提供する。
【解決手段】電極の製造方法は、電極ペースト5を集電体3上に塗工する工程と、塗工された電極ペースト5を乾燥する工程と、を備え、乾燥する工程は、電極ペースト5に熱風を送風しつつ、電極ペースト5にレーザを照射する工程と、熱風の温度を測定する工程と、を含み、レーザを照射する工程において、熱風から電極ペースト5に付与される単位面積あたりの熱出力とレーザから電極ペーストに付与される単位面積あたりの熱出力との総和が、電極ペーストを乾燥させるために必要な単位面積あたりの熱出力となるように、測定する工程において測定された熱風の温度情報に基づいてレーザを調節する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電極ペーストを集電体上に塗工する工程と、
塗工された前記電極ペーストを乾燥する工程と、を備え、
前記乾燥する工程は、
前記電極ペーストに熱風を送風しつつ、前記電極ペーストにレーザを照射する工程と、
前記熱風の温度を測定する工程と、を含み、
前記レーザを照射する工程において、前記熱風から前記電極ペーストに付与される単位面積あたりの熱出力と前記レーザから前記電極ペーストに付与される単位面積あたりの熱出力との総和が、前記電極ペーストを乾燥させるために必要な単位面積あたりの熱出力となるように、前記測定する工程において測定された前記熱風の温度情報に基づいて前記レーザを調節する、電極の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電極の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電極の製造方法として特開2023-531013号公報(特許文献1)には、スラリー(電極ペースト)が塗布された集電体を熱風および中波の赤外線を利用して乾燥させた後に、レーザ熱源を利用して当該集電体を追加で乾燥させる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-531013号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、集電体に熱風を吹き付けてスラリーを乾燥させる場合に、熱風照射装置から送風される熱風の温度が十分に高くなるまで相当程度時間がかかる。このため、スラリーを乾燥させるのに時間がかかることが懸念される。
【0005】
本開示は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、電極ペーストの乾燥時間を短縮可能な電極の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に基づく電極の製造方法は、電極ペーストを集電体上に塗工する工程と、塗工された上記電極ペーストを乾燥する工程と、を備える。上記乾燥する工程は、上記電極ペーストに熱風を送風しつつ、上記電極ペーストにレーザを照射する工程と、上記熱風の温度を測定する工程と、を含む。上記レーザを照射する工程において、上記熱風から上記電極ペーストに付与される単位面積あたりの熱出力と上記レーザから上記電極ペーストに付与される単位面積あたりの熱出力との総和が、上記電極ペーストを乾燥させるために必要な単位面積あたりの熱出力となるように、上記測定する工程において測定された上記熱風の温度情報に基づいて上記レーザを調節する。
【0007】
上記構成によれば、空気の温度が所定の温度に加熱されるまで時間がかかり、所定の温度よりも低い空気が電極ペーストに送風される場合であっても、レーザ側から電極ペーストに付与される単位面積あたりの熱出力を調整することで、電極ペーストに十分な熱量を与えることができる。これにより、送風される空気の温度が低い場合であっても、電極ペーストの乾燥時間を短縮することができる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、電極ペーストの乾燥時間を短縮可能な電極の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態に係る電極の製造方法を説明するための模式図である。
実施の形態に係る電極の製造工程を示すフロー図である。
実施の形態に係るレーザから電極ペーストに付与される単位あたりの熱出力と熱風の温度との関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
超音波接合
1か月前
甲神電機株式会社
変流器
11日前
APB株式会社
二次電池
5日前
ローム株式会社
チップ部品
1日前
ローム株式会社
半導体装置
7日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
18日前
オムロン株式会社
電磁継電器
19日前
オムロン株式会社
電磁継電器
19日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
6日前
トヨタ自動車株式会社
集合導線
7日前
シチズン電子株式会社
発光装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
6日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
18日前
キヤノン株式会社
無線通信装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
1か月前
住友電装株式会社
コネクタ
26日前
株式会社バンダイ
電池収容構造及び玩具
18日前
APB株式会社
二次電池セルの製造方法
5日前
株式会社プロテリアル
シート状磁性部材
12日前
トヨタバッテリー株式会社
組電池
27日前
TDK株式会社
コイル部品
26日前
三菱電機株式会社
半導体装置
6日前
新電元工業株式会社
磁性部品
1日前
三菱電機株式会社
半導体装置
27日前
株式会社AESCジャパン
二次電池
18日前
株式会社アイシン
電池
1か月前
ニチコン株式会社
コンデンサ
今日
新電元工業株式会社
磁性部品
1日前
トヨタ自動車株式会社
充電システム
7日前
富士通商株式会社
両面負極全固体電池
20日前
株式会社村田製作所
半導体装置
18日前
TDK株式会社
電子部品
18日前
住友電気工業株式会社
ペレット
8日前
日本電気株式会社
高周波スイッチ回路
26日前
富士通商株式会社
全固体リチウム電池
20日前
トヨタ自動車株式会社
電池モジュール
26日前
続きを見る