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公開番号2025072137
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182690
出願日2023-10-24
発明の名称情報処理装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類H01M 10/48 20060101AFI20250430BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】将来的に車両から回収されるバッテリの量を予測する上で有効な技術を提供する。
【解決手段】情報処理装置の制御部は、駆動用バッテリを搭載する車両についての廃車台数の実績値、廃車時の使用年数の実績値、及び廃車時のバッテリ劣化度合の実績値から、使用年数及びバッテリ劣化度合に応じた廃車率を取得する。制御部は、使用年数及びバッテリ劣化度合に応じた現存する車両の台数及び廃車率に応じて廃車予測台数を演算する。制御部は、廃車台数の実績値に対してバッテリ回収台数の実績値の割合である回収率を取得し、廃車予測台数及び回収率に応じて、回収予測量を演算する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載されている駆動用のバッテリの将来の回収量を予測する情報処理装置であって、
前記車両の現存台数、前記現存台数に含まれる前記車両の使用年数、及び前記現存台数に含まれる前記車両のバッテリ劣化度合を取得することと、
前記車両の廃車台数の実績値、前記車両の廃車時の使用年数の実績値、及び前記車両の廃車時のバッテリ劣化度合の実績値から、前記現存台数に含まれる前記車両の前記使用年数及び前記バッテリ劣化度合に応じた廃車率を取得することと、
前記現存台数、前記現存台数に含まれる前記車両の前記使用年数、前記現存台数に含まれる前記車両の前記バッテリ劣化度合、及び前記廃車率に応じて、前記現存台数に含まれる前記車両の中で将来の所定期間に廃車されると予測される前記車両の台数である廃車予測台数を演算することと、
前記車両についての前記廃車台数の実績値に対する前記バッテリが回収された台数の実績値の割合である回収率を取得することと、
前記廃車予測台数及び前記回収率に応じて、前記廃車予測台数に含まれる前記車両から回収されると予測される前記バッテリの量である回収予測量を演算することと、
を実行するように構成される制御部を備える、
情報処理装置。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記廃車率を取得することは、
前記現存台数に含まれる前記車両の前記使用年数及び前記バッテリ劣化度合を入力とし、入力された前記使用年数及び前記バッテリ劣化度合に該当する前記車両の前記廃車率を出力とするモデルであって、前記車両の過去の前記廃車台数の実績値、前記車両の廃車時の前記使用年数の実績値、及び前記車両の廃車時の前記バッテリ劣化度合の実績値を教師データとする機械学習モデルを使用して実行される、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記現存台数に含まれる前記車両の前記使用年数及び前記バッテリ劣化度合別に、前記現存台数を記憶する第1データベースを更に備え、
前記制御部は、前記第1データベースに格納されている情報に応じて、前記車両の前記現存台数、前記現存台数に含まれる前記車両の前記使用年数、及び前記現存台数に含まれる前記車両の前記バッテリ劣化度合を取得する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記使用年数及び前記バッテリ劣化度合を含む車両情報を前記現存台数に含まれる前記車両のそれぞれから受信し、受信した前記車両情報に応じて前記第1データベースに格納されている情報を更新する、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記車両についての前記廃車台数の前記実績値及び前記廃車台数に含まれる前記車両の中で前記バッテリが回収された台数の前記実績値を記憶する第2データベースを更に備え、
前記制御部は、前記第2データベースに格納されている情報に応じて、前記回収率を取得する、
請求項1に記載の情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、バッテリモジュールから、電気的特性情報およびまたは使用履歴情報を取得してデータベースに蓄積し、これらの情報に基づいて再利用のためのグレード分けを行う技術が開示されている。また、特許文献2には、電池コントローラによって制御されて動作する充放電可能なバッテリモジュールであって、自らの電気的特性情報又は使用履歴情報の少なくともいずれか一方を記憶するバッテリモジュールが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-146389号公報
特開2007-141464号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的は、将来的に車両から回収されるバッテリの量を予測する上で有効な技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の態様の一つは、
車両に搭載されている駆動用のバッテリの将来の回収量を予測する情報処理装置であって、
前記車両の現存台数、前記現存台数に含まれる前記車両の使用年数、及び前記現存台数に含まれる前記車両のバッテリ劣化度合を取得することと、
前記車両の廃車台数の実績値、前記車両の廃車時の使用年数の実績値、及び前記車両の廃車時のバッテリ劣化度合の実績値から、前記現存台数に含まれる前記車両の前記使用年数及び前記バッテリ劣化度合に応じた廃車率を取得することと、
前記現存台数、前記現存台数に含まれる前記車両の前記使用年数、前記現存台数に含まれる前記車両の前記バッテリ劣化度合、及び前記廃車率に応じて、前記現存台数に含まれる前記車両の中で将来の所定期間に廃車されると予測される前記車両の台数である廃車予測台数を演算することと、
前記車両についての前記廃車台数の実績値に対する前記バッテリが回収された台数の実績値の割合である回収率を取得することと、
前記廃車予測台数及び前記回収率に応じて、前記廃車予測台数に含まれる前記車両から回収されると予測される前記バッテリの量である回収予測量を演算することと、
を実行するように構成される制御部を備える。
【0006】
なお、本開示は、情報処理装置の処理をコンピュータが実行する情報処理方法として捉えることもできるし、上記情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム又は当該プログラムを非一時的に記憶したコンピュータ可読記憶媒体として捉えることもできる。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、将来的に車両から回収されるバッテリの量を予測する上で有効な技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態におけるシステムの概要を示す図である。
実施形態におけるシステムに含まれるサーバの構成の一例を概略的に示すブロック図である。
実施形態における現存車DBに格納される情報の一例を示す図である。
実施形態における廃車DBに格納される情報の一例を示す図である。
実施形態における廃車率演算モデルの一例を模式的示す図である。
実施形態におけるサーバで実行される処理フローを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
BEV(Battery Electric Vehicle)、HEV(Hybrid Electric Vehicle)、及びP
HEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)等の車両から取り外された駆動用のバッテ
リの二次利用が検討されている。バッテリを二次利用する上では、将来的(例えば、現在から1年後までの期間)に車両から回収されるバッテリの量(回収予測量)を予め予測しておくことも重要となる。これに対し、過去に廃車された車両の台数(廃車台数)の実績値、及び過去に廃車された車両の使用年数の実績値をパラメータとして、将来的に廃車されると予測される車両の台数(廃車予測台数)を求め、当該廃車予測台数を用いて回収予測量を求める方法が考えられる。しかしながら、車両の使用年数のみをパラメータとして廃車予測台数を求めると、廃車予測台数の予測精度が低くなる可能性があった。
【0010】
上記した問題を解決するために、本開示の態様の一つである情報処理装置は、使用年数及びバッテリ劣化度合に応じて廃車予測台数を演算し、演算された廃車予測台数を用いて回収予測量を演算するようにした。
(【0011】以降は省略されています)

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