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公開番号
2025075768
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023187167
出願日
2023-10-31
発明の名称
ステータ
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02K
3/34 20060101AFI20250508BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】ステータの円環剛性を不均一にして共振の発生を抑制できるステータを提供する。
【解決手段】軸線CLを中心として円筒状に延びるステータコア12に軸線CLを中心とする径方向に深さを有するスロット14が周方向に複数設けられ、スロット14内にコイル18及び絶縁性のシート状の多孔質体30が挿入され、且つ多孔質体30はスロット14とコイル18との間に配置されたステータ10であって、(a)複数のスロット14内にそれぞれ配置された多孔質体30は、孔の含有率が異なる複数種を有し、(b)複数種の多孔質体30が周方向において不均一となるように配置されている。孔の含有率が異なる複数種の多孔質体30が周方向において不均一となるように配置されていることにより、ステータ10の円環剛性が不均一とされてステータ10での共振の発生が抑制される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
軸線を中心として円筒状に延びるステータコアにスロットが周方向に複数設けられ、前記スロット内にコイル及び絶縁性のシート状の多孔質体が挿入され、且つ前記多孔質体が前記スロットと前記コイルとの間に配置されたステータであって、
複数の前記スロット内にそれぞれ配置された前記多孔質体は、孔の含有率が異なる複数種を有し、
前記複数種の前記多孔質体が前記周方向において不均一となるように配置されている
ことを特徴とするステータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
ステータコアのスロット内にコイル及び多孔質体が挿入され、且つその多孔質体がスロットとコイルとの間に配置されたステータに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ステータコアのスロット内にコイル及び発泡接着樹脂が挿入され、且つその発泡接着樹脂がスロットとコイルとの間に配置されたステータが知られている。例えば、特許文献1に記載のものがそれである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-197797号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のステータでは、ステータコアの周方向に配置された発泡接着樹脂の組成についての言及は無い。周方向に配置された発泡接着樹脂の組成が同じである場合、ステータコアにおける発泡接着樹脂が配置された部分は、周方向に均一に配置されていることとなる。この場合、ステータの円環剛性が均一とされてステータで共振が発生するおそれがある。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、ステータの円環剛性を不均一にして共振の発生を抑制できるステータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の要旨とするところは、軸線を中心として円筒状に延びるステータコアにスロットが周方向に複数設けられ、前記スロット内にコイル及び絶縁性のシート状の多孔質体が挿入され、且つ前記多孔質体は前記スロットと前記コイルとの間に配置されたステータであって、(a)複数の前記スロット内にそれぞれ配置された前記多孔質体は、孔の含有率が異なる複数種を有し、(b)前記複数種の前記多孔質体が前記周方向において不均一となるように配置されていることにある。
【発明の効果】
【0007】
本発明のステータによれば、(a)複数の前記スロット内にそれぞれ配置された前記多孔質体は、孔の含有率が異なる複数種を有し、(b)前記複数種の前記多孔質体が前記周方向において不均一となるように配置されている。孔の含有率が異なる多孔質体では、ステータコアとコイルとの結合力が異なる。孔の含有率が異なる複数種の多孔質体が周方向において不均一となるように配置されていることにより、ステータコアとコイルとの間の結合力が周方向に不均一となる。そのため、ステータの円環剛性が不均一とされてステータでの共振の発生が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施例1に係るステータの製造方法を説明する図であって、(a)はステータコアのスロット内に発泡シートを配置した状態を示した斜視図であり、(b)はセグメントコイルの斜視図であり、(c)はステータコアのスロット内にセグメントコイルを挿入した状態を、ステータコアにおける周方向に展開して内周側から外周側を見た図であり、(d)はセグメントコイルを溶接で接続した状態を、ステータコアにおける周方向に展開して内周側から外周側を見た図である。
図1に示す発泡シートの配置について説明する図である。
本発明の実施例2に係るステータにおける発泡シートの配置について説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の各実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、各実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比及び形状等は必ずしも正確に描かれていない。
【実施例】
【0010】
図1は、本発明の実施例1に係るステータ10の製造方法を説明する図であって、(a)はステータコア12のスロット14内に発泡シート20を配置した状態を示した斜視図であり、(b)はセグメントコイル50の斜視図であり、(c)はステータコア12のスロット14内にセグメントコイル50を挿入した状態を、ステータコア12における周方向(以下、単に「周方向」と記す。)に展開して内周側から外周側を見た図であり、(d)はセグメントコイル50を溶接で接続した状態を、ステータコア12における周方向に展開して内周側から外周側を見た図である。図1に示すコイル18は分布巻の例である。
(【0011】以降は省略されています)
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