特許ウォッチ

公開番号2025077154
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189143
出願日2023-11-06
発明の名称電池
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 50/569 20210101AFI20250512BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】簡易な構造で構造効率を向上することが可能な電池を提供する。
【解決手段】電極積層体を含む電池であって、電極積層体の積層方向の両面に端面集電体が配置されており、電極積層体の内部に内部集電体が積層されており、内部集電体は電極積層体の側面から引き出された接続部を有しており、接続部は電極積層体の側面に沿って積層方向に延びて、端面集電体のうち少なくとも一方と同一面に配置される、電池である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
電極積層体を含む電池であって、
前記電極積層体の積層方向の両面に端面集電体が配置されており、
前記電極積層体の内部に内部集電体が積層されており、
前記内部集電体は前記電極積層体の側面から引き出された接続部を有しており、
前記接続部は前記電極積層体の側面に沿って積層方向に延びて、前記端面集電体のうち少なくとも一方と同一面に配置される、
電池。
続きを表示（約 390 文字）【請求項２】
前記電極積層体の内部に複数の前記内部集電体が積層されており、
複数の前記内部集電体から引き出された各接続部は積層方向視において互いに重ならない位置に配置されている、
請求項１に記載の電池。
【請求項３】
前記接続部は前記端面絶縁層を介して前記端面集電体に配置されており、
前記端面絶縁層により前記接続部及び前記端面集電体は絶縁されている、
請求項１又は２に記載の電池。
【請求項４】
前記接続部のうち前記電極積層体の側面に沿って積層方向に延びている部分を延出部としたとき、
前記延出部及び前記電極積層体の側面のうち少なくとも一方に側面絶縁層が配置されており、
前記側面絶縁層により前記接続部及び前記電極積層体の側面が絶縁されている、
請求項１又は２に記載の電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本願は電池に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、電圧監視用端子（集電板）が側壁封止材の外面又は電池セル積層体及び側壁封止材の間を積層方向に沿って延び、その端部が上壁封止材の上面に配置されているバイポーラ電池の集電板配置構造が開示されている。特許文献１によれば、電圧監視用端子を上壁封止材の上面に配置することで、セル側面における電圧監視用端子の専有面積を抑えることができることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－５３８４５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１の集電板配置構造では電圧監視用端子を外側に引き出すための貫通孔を備えた外装材を必須としており、外装材の構造に制限がある。
【０００５】
そこで、本開示の主な目的は、上記実情を鑑み、簡易な構造で構造効率を向上することができる電池を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示は少なくとも以下の態様を提供する。
【０００７】
第１態様は、電極積層体を含む電池であって、電極積層体の積層方向の両面に端面集電体が配置されており、電極積層体の内部に内部集電体が積層されており、内部集電体は電極積層体の側面から引き出された接続部を有しており、接続部は電極積層体の側面に沿って積層方向に延びて、端面集電体のうち少なくとも一方と同一面に配置される、電池である。
【０００８】
第２態様は、電極積層体の内部に複数の内部集電体が積層されており、複数の内部集電体から引き出された各接続部は積層方向視において互いに重ならない位置に配置されている、第１態様に記載の電池である。
【０００９】
第３態様は、接続部は端面絶縁層を介して端面集電体に配置されており、端面絶縁層により接続部及び端面集電体は絶縁されている、第１態様又は第２態様に記載の電池である。
【００１０】
第４形態は、接続部のうち電極積層体の側面に沿って積層方向に延びている部分を延出部としたとき、延出部及び電極積層体の側面のうち少なくとも一方に側面絶縁層が配置されており、側面絶縁層により接続部及び電極積層体の側面が絶縁されている、第１態様～第３態様のいずれか１つに記載の電池である。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許