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公開番号2025076682
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-16
出願番号2023188445
出願日2023-11-02
発明の名称蓄電セル
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 10/04 20060101AFI20250509BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電極合材層に割れなどが発生することが抑制された蓄電セルを提供する。
【解決手段】蓄電セルは、シート体が巻回軸線の周囲を取り囲むように巻回された電極体と、電極体が収容されたケースと、を備え、シート体は、電極シートとセパレータとを含み、記電極シートは、集電板と、集電板に形成された電極合材層とを含み、電極シートは、巻回軸線方向に延在する、電極合材層が形成されていない溝部を有し、溝部は、電極シートが延びる方向に複数形成されており、巻き内側における溝部間の間隔は、巻き外側における溝部間の間隔よりも小さい。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
シート体が巻回軸線の周囲を取り囲むように巻回された電極体と、
前記電極体が収容されたケースと、
を備え、
前記シート体は、電極シートとセパレータとを含み、
前記電極シートは、集電板と、前記集電板に形成された電極合材層とを含み、
前記電極シートは、前記巻回軸線方向に延在する、前記電極合材層が形成されていない溝部を有し、
前記溝部は、前記電極シートが延びる方向に複数形成されており、
巻き内側における前記溝部間の間隔は、巻き外側における前記溝部間の間隔よりも小さい、蓄電セル。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記電極体は、前記電極体の巻回体の始端部と、前記電極体の巻回体の終端部と、を有し、
前記溝部間の間隔は、前記始端部から前記終端部に向かうにつれて大きくなる、請求項1に記載の蓄電セル。
【請求項3】
前記巻き内側における前記溝部の溝幅は、前記巻き外側における前記溝部の溝幅よりも小さい、請求項1に記載の蓄電セル。
【請求項4】
前記電極シートは、正極シートと、負極シートとを含み、
前記正極シートは、正極集電板と、前記正極集電板に形成された正極合材層とを含み、
前記正極シートは、前記巻回軸線方向に延在する、前記正極合材層が形成されていない正極溝部を有し、
前記負極シートは、負極集電板と、前記負極集電板に形成された負極合材層とを含み、
前記負極シートは、前記巻回軸線方向に延在する、前記負極合材層が形成されていない負極溝部を有し、
前記正極溝部と前記負極溝部とは、互いに対向するように形成されている、請求項1から3のいずれかに記載の蓄電セル。
【請求項5】
前記負極溝部の溝幅は、対向する前記正極溝部の溝幅よりも小さい、請求項4に記載の蓄電セル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電セルに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開2001-6749号公報)には、正極金属箔体と負極金属箔体とがセパレータを介して構成された捲回型の内部電極体を備えるリチウム二次電池が開示されている。内部電極体は、正極シートと、セパレータと、負極シートとが巻回されることで形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-6749号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように構成されたリチウム二次電池の電極体は、各シートが巻回されることで形成されている。
【0005】
たとえば、電極体の巻回中心側においては、巻回半径が小さい。その結果、巻回中心側において、正極シートの正極合材層の巻回半径も小さく、正極合材層が剥離したり、正極合材層に割れが生じたりする。なお、負極シートの負極合材層においても、同様の課題が生じる。
【0006】
本開示は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、電極合材層に割れなどが発生することが抑制された蓄電セルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
〔1〕 シート体が巻回軸線の周囲を取り囲むように巻回された電極体と、
前記電極体が収容されたケースと、
を備え、
前記シート体は、電極シートとセパレータとを含み、
前記電極シートは、集電板と、前記集電板に形成された電極合材層とを含み、
前記電極シートは、前記巻回軸線方向に延在する、前記電極合材層が形成されていない溝部を有し、
前記溝部は、前記電極シートが延びる方向に複数形成されており、
巻き内側における前記溝部間の間隔は、巻き外側における前記溝部間の間隔よりも小さい、蓄電セル。
【0008】
〔2〕 前記電極体は、前記電極体の巻回体の始端部と、前記電極体の巻回体の終端部と、を有し、
前記溝部間の間隔は、前記始端部から前記終端部に向かうにつれて大きくなる、〔1〕に記載の蓄電セル。
【0009】
〔3〕 前記巻き内側における前記溝部の溝幅は、前記巻き外側における前記溝部の溝幅よりも小さい、〔1〕または〔2〕に記載の蓄電セル。
【0010】
〔4〕 前記電極シートは、正極シートと、負極シートとを含み、
前記正極シートは、正極集電板と、前記正極集電板に形成された正極合材層とを含み、
前記正極シートは、前記巻回軸線方向に延在する、前記正極合材層が形成されていない正極溝部を有し、
前記負極シートは、負極集電板と、前記負極集電板に形成された負極合材層とを含み、
前記負極シートは、前記巻回軸線方向に延在する、前記負極合材層が形成されていない負極溝部を有し、
前記正極溝部と前記負極溝部とは、互いに対向するように形成されている、〔1〕から〔3〕のいずれかに記載の蓄電セル。
(【0011】以降は省略されています)

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