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公開番号2025077609
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189929
出願日2023-11-07
発明の名称電動車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250512BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】インレットにコネクタが取り付けられたか否かを精度高く判定する。
【解決手段】ECUは、リッドの状態を示す値の今回値が開状態を示す値であるか否かを判定するステップ(S100)と、開状態を示す値であると(S100にてYES)、リッドの状態を示す値の前回値が閉状態を示す値であるか否かを判定するステップ(S102)と、閉状態を示す値であると(S102にてYES)、オフセット学習処理を実行するステップ(S104)と、今回値を前回値の値とするステップ(S106)とを含む、処理を実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
リッドで覆われ、外部設備のコネクタが取り付け可能な形状を有するインレットと、
前記リッドの開閉状態を検出する第1検出回路と、
前記インレットに前記コネクタが取り付けられているか否かを示す電圧を出力する第2検出回路と、
前記インレットに前記コネクタが取り付けられていない場合に前記第2検出回路によって出力される電圧と予め定められた電圧との差分を用いて補正値を算出するオフセット学習処理を実行する制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記第1検出回路の検出結果を用いて前記オフセット学習処理を実行する、電動車両。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記検出結果を用いて前記リッドが閉状態から開状態に変化したときに前記オフセット学習処理を実行する、請求項1に記載の電動車両。
【請求項3】
前記制御装置は、前記リッドが前記閉状態から前記開状態に変化したときに前記開状態に変化する前の直近の前記第2検出回路の検出結果を用いて前記オフセット学習処理を実行する、請求項2に記載の電動車両。
【請求項4】
前記電動車両は、前記制御装置によって前記コネクタを前記インレットに固定可能に制御されるロック機構をさらに備え、
前記制御装置は、前記リッドが閉状態であって、かつ、前記ロック機構がロック状態からアンロック状態に切り替えられたときに前記オフセット学習処理を実行する、請求項1に記載の電動車両。
【請求項5】
外部設備のコネクタが取り付け可能な形状を有するインレットと、
車両の速度を検出する第1検出回路と、
前記インレットに前記コネクタが取り付けられているか否かを示す電圧を出力する第2検出回路と、
前記インレットに前記コネクタが取り付けられていない場合に前記第2検出回路によって出力される電圧と予め定められた電圧との差分を用いて補正値を算出するオフセット学習処理を実行する制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記車両の速度がしきい値以上であると判定されるときに前記オフセット学習処理を実行する、電動車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電動車両に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車やプラグインハイブリッド車両等のモータを駆動源とする電動車両においては、駆動源に電力を供給する車載の蓄電装置に対して電動車両の外部の電源を用いた充電(以下、外部充電と記載する)が行なわれる。この外部充電は、たとえば、外部電源に接続されたコネクタが電動車両に設けられるインレットに取り付けられる(接続される)ことによって行なわれる。そのため、インレットにコネクタが取り付けられたか否かを正確に判断することが求められる。
【0003】
特開2021-126009号公報(特許文献1)には、インレットに取り付けられた際にインレットを経由して与えられる信号の電位に基づいてコネクタの種類やインレットにコネクタが取り付けられたか否かを判断する技術が開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-126009号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したようにインレットにコネクタが取り付けられたか否かをインレットを経由して与えられる信号の電位に基づいて判断する場合には、電位が取り得る範囲として予め定められた範囲および予め定められた範囲内のしきい値が設定される。その一方で、車両側とコネクタ側とは互換性を考慮すると内部回路の抵抗等の誤差や車両側での検出誤差等一定の誤差が許容されることが求められる。しかしながら、許容される誤差によってとり得る電位の範囲が当該予め定められた範囲を超える場合にはインレットがコネクタが取り付けられたか否かを判定するためのしきい値を設定できない可能性がある。
【0006】
本開示は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、インレットにコネクタが取り付けられたか否かを精度高く判定する電動車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のある局面に係る電動車両は、リッドで覆われ、外部設備のコネクタが取り付け可能な形状を有するインレットと、リッドの開閉状態を検出する第1検出回路と、インレットにコネクタが取り付けられているか否かを示す電圧を出力する第2検出回路と、インレットにコネクタが取り付けられていない場合に第2検出回路によって出力される電圧と予め定められた電圧との差分を用いて補正値を算出するオフセット学習処理を実行する制御装置とを備える。制御装置は、第1検出回路の検出結果を用いてオフセット学習処理を実行する。
【0008】
このようにすると、充電口のリッドの状態に基づいて、確実に充電口に充電コネクタが嵌合されていない状況であることを判定できる。これにより適切なタイミング(コネクタが充電口に嵌合しておらず、かつ、コネクタが嵌合される直前)で非嵌合時の電圧のオフセット学習を行なうことができる。
【0009】
ある実施の形態においては、制御装置は、検出結果を用いてリッドが閉状態から開状態に変化したときにオフセット学習処理を実行する。
【0010】
このようにすると、リッドが閉じた状態から開いた状態になった瞬間は、まだコネクタが嵌合されておらず、また、コネクタが嵌合される直前の状態である可能性が高いため、オフセット学習を行なうのに適したタイミングと判断することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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