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公開番号2025082712
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023196231
出願日2023-11-17
発明の名称機器モジュール
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250522BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】意図せず直列リレーと並列リレーが同時にオン状態となることが抑制された機器モジュールを提供する。
【解決手段】機器モジュールは、第1電池と第2電池の直列接続と並列接続とを切り替える。機器モジュールは、直列リレー26と、並列リレー53、54と、を備える。直列リレーは、直列固定端子160Sと、直列固定端子に対して接触および開離する直列可動端子170Sと、直列可動端子の動きをガイドするように直列可動端子に通される直列ロッド129Sと、を有する。並列リレーは、並列固定端子160N、160Pと、並列固定端子に対して接触および開離する並列可動端子170N、170Pと、並列可動端子の動きをガイドするように並列可動端子に通される並列ロッド129N、129Pと、を有する。直列ロッドの延伸方向と並列ロッドの延伸方向とが異なっている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
第１電池（２Ａ）と第２電池（２Ｂ）の直列接続と並列接続とを切り替える機器モジュール（１０）であって、
前記第１電池と前記第２電池を直列接続する直列リレー（２６）と、
前記第１電池と前記第２電池を並列接続する並列リレー（５３、５４）と、を備え、
前記直列リレーと前記並列リレーは互いに異なる電流経路に電気的に接続される接続固定端子（１６０Ｓ、１６０Ｎ、１６０Ｐ）を有し、
前記直列リレーは、前記直列リレーが有する前記接続固定端子である直列固定端子（１６０Ｓ）と、前記直列固定端子に対して接触および開離する直列可動端子（１７０Ｓ）と、前記直列可動端子の動きをガイドするように前記直列可動端子に通される直列ロッド（１２９Ｓ）と、を有し、
前記並列リレーは、前記並列リレーが有する前記接続固定端子である並列固定端子（１６０Ｎ、１６０Ｐ）と、前記並列固定端子に対して接触および開離する並列可動端子（１７０Ｎ、１７０Ｐ）と、前記並列可動端子の動きをガイドするように前記並列可動端子に通される並列ロッド（１２９Ｎ、１２９Ｐ）と、を有し、
前記直列ロッドの延伸方向と前記並列ロッドの延伸方向とが異なっている機器モジュール。
続きを表示（約 760 文字）【請求項２】
前記並列リレーは、前記第１電池と前記第２電池の正極同士をつなぐ配線に設けられた第１並列リレー（５４）と、前記第１電池と前記第２電池の負極同士をつなぐ配線に設けられた第２並列リレー（５３）と、を有し、
前記第１並列リレーは、前記並列ロッドである第１並列ロッド（１２９Ｐ）と、を有し、
前記第２並列リレーは、前記並列ロッドである第２並列ロッド（１２９Ｎ）と、を有する請求項１に記載の機器モジュール。
【請求項３】
前記直列ロッドの延伸方向と、前記第１並列ロッドの延伸方向と、前記第２並列ロッドの延伸方向と、が異なっている請求項２に記載の機器モジュール。
【請求項４】
前記直列可動端子が前記直列固定端子に近付く向きと、前記第１並列リレーの前記並列可動端子が前記第１並列リレーの前記並列固定端子に近付く向きと、前記第２並列リレーの前記並列可動端子が前記第２並列リレーの前記並列固定端子に近付く向きと、が異なっている請求項２または３に記載の機器モジュール。
【請求項５】
前記直列ロッドの延伸方向と、前記第１並列ロッドの延伸方向と、前記第２並列ロッドの延伸方向とが、互いに異なる３方向で直交している請求項２または３に記載の機器モジュール。
【請求項６】
車両に搭載されており
前記３方向が、前記車両の前後方向、前記車両の左右方向、および、前記車両の上下方向に対応している請求項５に記載の機器モジュール。
【請求項７】
前記並列固定端子は、前記第１電池または前記第２電池を充電するための電力が供給される配線（５１、５２）に電気的に接続されている請求項１～３のいずれか１項に記載の機器モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本明細書に記載の開示は、機器モジュールに関するものである。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、蓄電装置を備えた車両が記載されている。蓄電装置は２つの電池モジュールと、３個のリレーとを含む。１つのリレーは、２つの電池モジュールの正極同士をつなぐ電線に設けられている。別の１つのリレーは、１つの電池モジュールの正極と別の１つの電池モジュールの負極とをつなぐ電線に設けられている。さらに別の１つリレーは、２つの電池モジュールの負極同士をつなぐ電線に設けられている。３個のリレーは２つの電池モジュールを含む回路中に直列状態と並列状態とを切り替え可能な態様で配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第６９９２５４０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
スイッチとして電磁式のメカニカルリレーを採用した場合において、大きな振動などが起こった場合、意図せず３個のリレーが同時にオン状態になる虞がある。
【０００５】
本開示の目的は意図せず直列リレーと並列リレーが同時にオン状態となることが抑制された機器モジュールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一態様による機器モジュールは、
第１電池（２Ａ）と第２電池（２Ｂ）の直列接続と並列接続とを切り替える機器モジュール（１０）であって、
第１電池と第２電池を直列接続する直列リレー（２６）と、
第１電池と第２電池を並列接続する並列リレー（５３、５４）と、を備え、
直列リレーと並列リレーは互いに異なる電流経路に電気的に接続される接続固定端子（１６０Ｓ、１６０Ｎ、１６０Ｐ）を有し、
直列リレーは、直列リレーが有する接続固定端子である直列固定端子（１６０Ｓ）と、直列固定端子に対して接触および開離する直列可動端子（１７０Ｓ）と、直列可動端子の動きをガイドするように直列可動端子に通される直列ロッド（１２９Ｓ）と、を有し、
並列リレーは、並列リレーが有する接続固定端子である並列固定端子（１６０Ｎ、１６０Ｐ）と、並列固定端子に対して接触および開離する並列可動端子（１７０Ｎ、１７０Ｐ）と、並列可動端子の動きをガイドするように並列可動端子に通される並列ロッド（１２９Ｎ、１２９Ｐ）と、を有し、
直列ロッドの延伸方向と並列ロッドの延伸方向とが異なっている。
【０００７】
これによれば大きな振動などにより意図せず直列リレー（２６）と並列リレー（５３、５４）が同時にオン状態となることが抑制される。
【０００８】
なお、上記の括弧内の参照番号は、後述の実施形態に記載の構成との対応関係を示すものに過ぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
電力供給システムを説明するための模式図である。
走行時における通電経路を説明するための回路図である。
充電時における通電経路を説明するための回路図である。
充電時における通電経路を説明するための回路図である。
機器モジュールの上面図である。
リレーの模式図である。
機器モジュールから直列リレーと並列リレーを抜き出した模式図である。
第２実施形態における機器モジュールから直列リレーと並列リレーを抜き出した模式図である。
第３実施形態における機器モジュールから直列リレーと並列リレーを抜き出した模式図である。
第４実施形態における機器モジュールから直列リレーと並列リレーを抜き出した模式図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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