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公開番号2025083972
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-02
出願番号2023197684
出願日2023-11-21
発明の名称駆動装置
出願人日産自動車株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類H02K 11/33 20160101AFI20250526BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】インバータ装置の絶縁性に影響を与えないように構成した駆動装置を提供することを目的とする。
【解決手段】回転電機と、回転電機の上部に配置され、回転電機との間で電力を授受するインバータ装置と、を備える駆動装置である。回転電機はハウジングに収容され、ハウジングは、その上部に、周囲が壁状の周囲部に囲まれた凹部を有する。インバータ装置はインバータカバーを有し、インバータカバーの内面に電気部品が配置され、インバータカバーがハウジングに固定されることで、凹部内に電気部品が収容される。インバータカバーは、周囲部の端面にシール材を介して当接する当接面を備える。当接面は、周囲部よりも内周側に離間した位置で、周囲部の端面を超えて延設される壁部を、当接面の内周に沿って備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回転電機と、前記回転電機の上部に配置され、前記回転電機との間で電力を授受するインバータ装置と、を備える駆動装置であって、
前記回転電機はハウジングに収容され、前記ハウジングは、その上部に、周囲が壁状の周囲部に囲まれた凹部を有し、
前記インバータ装置はインバータカバーを有し、前記インバータカバーの内面に電気部品が配置され、前記インバータカバーが前記ハウジングに固定されることで、前記凹部内に前記電気部品が収容され、
前記インバータカバーは、前記周囲部の端面にシール材を介して当接する当接面を備え、
前記当接面は、前記周囲部よりも内周側に離間した位置で、前記周囲部の端面を超えて延設される壁部を、前記当接面の内周に沿って備える、
駆動装置。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
請求項1に記載の駆動装置であって、
前記壁部は、少なくとも一部が、前記周囲部の内周壁に当接する内接部を備える、
駆動装置。
【請求項3】
請求項2に記載の駆動装置であって、
前記壁部は、前記当接面から起立するように前記内接部を備え、前記当接面は、前記内接部が起立する部位に溝部を備える、
駆動装置。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の駆動装置であって、
前記インバータカバーは、平面視で矩形形状を有し、
前記インバータ装置は、前記回転電機との間で電力を授受するバスバーを有し、
前記バスバーは平板状であって、前記インバータカバーの第1の短辺に対向するように並列して配置され、
前記内接部は、第1の内接部、第2の内接部及び第3の内接部を有し、
前記第1の内接部は、前記インバータカバーの前記第1の短辺において前記バスバーに対向して設けられ、
前記第2の内接部及び前記第3の内接部は、前記インバータカバーの一対の長辺にそれぞれ設けられると共に、前記バスバーの幅方向の延長線上に対向して設けられる、
駆動装置。
【請求項5】
請求項4に記載の駆動装置であって、
前記インバータカバーの前記第1の短辺と向かい合う第2の短辺に、第4の内接部が前記第1の内接部に対向して設けられる、
駆動装置。
【請求項6】
請求項4に記載の駆動装置であって、
前記インバータカバーの前記第1の短辺は、前記第1の短辺の前記当接面が前記周囲部の端面へと当接する座面の幅が、前記インバータカバーのその他の辺の前記当接面が前記周囲部の端面へと当接する座面の幅よりも大きい、
駆動装置。
【請求項7】
請求項1に記載の駆動装置であって、
前記シール材は、FIPGにより構成される、
駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
駆動装置において、回転電機との間で電力を授受するインバータ装置を回転電機のハウジングに収容することで、装置を小型化する構成が知られている。
【0003】
特許文献1には、モータハウジングがハウジング本体とカバーにより構成され、電気回路ユニット(インバータ装置)がカバーに固定され、カバーがハウジング本体を塞ぐことで、モータとインバータ装置とがモータハウジングにそれぞれ収容される構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-112518号公報
【発明の概要】
【0005】
従来技術のような構成において、インバータ装置が固定されるカバーとハウジング本体との間には、通常、水密のためのシール材が配置される。
【0006】
ここで、インバータ装置のメンテナンスのため、ハウジングからカバーを取り外した後、再び組み付ける場合、カバーとハウジングとの間に固定されていたシール材を除去する必要がある。このとき、除去されたシール材の断片等がインバータ装置へと付着すると、インバータ装置の絶縁性に影響を与える場合がある。
【0007】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、インバータ装置の絶縁性に影響を与えないように構成した駆動装置を提供することを目的とする。
【0008】
本発明の一実施態様は、回転電機と、回転電機の上部に配置され、回転電機との間で電力を授受するインバータ装置と、を備える駆動装置に適用される。回転電機はハウジングに収容され、ハウジングは、その上部に、周囲が壁状の周囲部に囲まれた凹部を有する。インバータ装置はインバータカバーを有し、インバータカバーの内面に電気部品が配置され、インバータカバーがハウジングに固定されることで、凹部内に電気部品が収容される。インバータカバーは、周囲部の端面にシール材を介して当接する当接面を備える。当接面は、周囲部よりも内周側に離間した位置で、周囲部の端面を超えて延設される壁部を、当接面の内周に沿って備える。
【0009】
本発明によれば、インバータカバーの当接面の内周に沿って、周囲部よりも延設されて形成される壁部を備えたので、当接面に固定されたシール材を除去するとき、壁部が邪魔板として機能することにより、電気部品が固定されているインバータカバーの内側にシール材の断片等が入り込むことが防止される。これにより、インバータ装置の絶縁性の悪化を回避することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施形態の駆動装置の断面図である。
図2は、インバータ装置の斜視図である。
図3は、当接面及び壁部の説明図である。
図4は、インバータ装置の上面図である。
図5は、内接部の説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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