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公開番号
2025083120
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196819
出願日
2023-11-20
発明の名称
電池モジュール
出願人
日産自動車株式会社
,
ルノー エス.ア.エス.
,
RENAULT S.A.S.
代理人
弁理士法人後藤特許事務所
主分類
H01M
50/264 20210101AFI20250523BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電池セル内のリチウム金属の不可逆的な移動を抑制する電池モジュールを提供する。
【解決手段】電池セル1と、電池セル1を厚み方向から挟み込んで電池セル1を加圧する一対の加圧板2と、加圧板2が電池セル1を加圧した状態で加圧板2を連結する連結部3と、を含み、連結部3は、加圧板2の一方(加圧板2A)に接続される第1の連結部材31と、加圧板2の他方(加圧板2B)に接続される第2の連結部材32と、第1の連結部材31と第2の連結部材32とを接合する接合部33と、を含み、接合部33は、電池セル1から加圧板2A及び第1の連結部材31を介して伝達した熱、又は電池セル1から加圧板2B及び第2の連結部材32を介して伝達した熱により加熱され、さらに接合部33の温度が所定温度を超えると溶融して第1の連結部材31と第2の連結部材32との接合を解除する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電池セルと、
前記電池セルを厚み方向から挟み込んで前記電池セルを加圧する一対の加圧板と、
一対の前記加圧板が前記電池セルを加圧した状態で一対の前記加圧板を連結する連結部と、を含み、
前記連結部は、
一対の前記加圧板の一方に接続される第1の連結部材と、
一対の前記加圧板の他方に接続される第2の連結部材と、
前記第1の連結部材と前記第2の連結部材の間に配置され前記第1の連結部材と前記第2の連結部材とを接合する接合部と、を含み、
前記接合部は、
前記電池セルから前記加圧板の一方及び前記第1の連結部材を介して伝達した熱、又は前記電池セルから前記加圧板の他方及び前記第2の連結部材を介して伝達した熱により加熱され、さらに前記接合部の温度が所定温度を超えると溶融して前記第1の連結部材と前記第2の連結部材との接合を解除する電池モジュール。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記加圧板は矩形形状を有し、
前記連結部は前記加圧板の側面であって角部を含む少なくとも2辺に接触している請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項3】
前記加圧板は矩形形状を有し、
前記連結部は、平面視で前記加圧板の周縁部であって前記加圧板の長辺の中央、及び/若しくは、前記加圧板の短辺の中央に隣接して配置されている請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項4】
前記電池セルは、前記電池セルの側面から延出するとともに前記電池セル内に配置された内部電極に電気的に接続された電極タブを備え、
前記連結部は、前記電極タブに接触している請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項5】
前記電極タブは、前記第1の連結部材と前記第2の連結部材との間を通過し、
前記接合部は、前記第1の連結部材と前記電極タブの間に配置され前記第1の連結部材と前記電極タブとを接合する第1の接合部と、前記第2の連結部材と前記電極タブの間に配置され前記第2の連結部材と前記電極タブと間を接合する第2の接合部と、を含む請求項4に記載の電池モジュール。
【請求項6】
電池セルと、
前記電池セルを厚み方向から挟み込んで前記電池セルを加圧する一対の加圧板と、
一対の前記加圧板が前記電池セルを加圧した状態で一対の前記加圧板を連結する連結部と、
前記加圧板と前記連結部との接続位置であって前記連結部の前記電池セルの厚み方向の両端となる一対の前記接続位置の少なくとも一方に配置され前記加圧板と前記連結部とを互いに接合する接合部と、を含み、
前記接合部は、前記電池セルから前記加圧板を介して伝達した熱により加熱され、さらに前記接合部の温度が所定温度を超えると溶融して前記加圧板と前記連結部との接合を解除する電池モジュール。
【請求項7】
前記電池セル、前記加圧板、及び前記連結部との一体物を前記電池セルの厚み方向に複数積層して積層構造を形成した場合において、
前記加圧板は、第1層と、前記第1層の上に積層された第2層と、を含み、
前記第2層は、前記第1層よりも熱伝導率が低く設定され、
前記一体物において、一対の前記加圧板のいずれか一方の前記第1層が前記電池セルに接触するように配置されている請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の電池モジュール。
【請求項8】
前記電池セル、前記加圧板、及び前記連結部との一体物を前記電池セルの厚み方向に複数積層した場合において、
前記加圧板は、第1層と、前記第1層の上に積層された第2層と、前記第2層の上に積層された第3層と、を含み、
前記一体物において、一対の前記加圧板の一方は前記第1層が前記電池セルに接触するように配置され、一対の前記加圧板の他方は前記第3層が前記電池セルに接触するように配置され、
前記第2層は、前記第1層及び前記第3層よりも熱伝導率が低く設定されている請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の電池モジュール。
【請求項9】
前記第1層の熱伝導率をΣ1とし、前記連結部の熱伝導率をΣ2としたとき、Σ2>Σ1の関係を満たす請求項7に記載の電池モジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電池モジュールに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、電池セルを厚み方向から挟み込んで電池セルに加圧する構造を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2017/047064号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、電池セルにおいて負極にリチウム金属を用いている場合、電池セルが所定温度以上となるとリチウムが軟化して所定の範囲外に不可逆的に移動するおそれがある。
【0005】
本発明は、電池セル内のリチウム金属の不可逆的な移動を抑制する電池モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による電池モジュールは、電池セルと、電池セルを厚み方向から挟み込んで電池セルを加圧する一対の加圧板と、一対の加圧板が電池セルを加圧した状態で一対の加圧板を連結する連結部と、を含む。連結部は、一対の加圧板の一方に接続される第1の連結部材と、一対の加圧板の他方に接続される第2の連結部材と、第1の連結部材と第2の連結部材の間に配置され第1の連結部材と第2の連結部材とを接合する接合部と、を含む。そして、接合部は、電池セルから加圧板の一方及び第1の連結部材を介して伝達した熱、又は電池セルから加圧板の他方及び第2の連結部材を介して伝達した熱により加熱され、さらに接合部の温度が所定温度を超えると溶融して第1の連結部材と第2の連結部材との接合を解除する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、電池セルが高温になると電池セル内のリチウム金属が軟化するが、この場合電池セルから伝達した熱により接合部が溶融して第1の連結部材と第2の連結部材との接合を解除することで電池セルに対する加圧が解除されるので、電池セル内のリチウム金属の不可逆的な移動を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態の電池モジュールの平面図である。
図2は、図1のA-A線断面図である。
図3は、第2実施形態の電池モジュールの平面図である。
図4は、第2実施形態の電池モジュールの側面図(左側)及び図3のA-A線断面図(右側)である。
図5は、第3実施形態の電池モジュールの平面図である。
図6は、図5のA-A線断面図である。
図7は、第3実施形態の変形例の電池モジュールの平面図である。
図8は、図7のA-A線断面図である。
図9は、第4実施形態の電池モジュールの断面図である。
図10は、第4実施形態の変形例の電池モジュールの断面図である。
図11は、第5実施形態の電池モジュールの断面図である。
図12は、第5実施形態の変形例の電池モジュールの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
【0010】
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の電池モジュール100の平面図である。図2は、図1のA-A線断面図である。第1実施形態の電池モジュール100は、電池セル1と、電池セル1を厚み方向から挟み込む一対の加圧板2(加圧板2A、加圧板2B)と、一対の加圧板2を連結する連結部3と、を含む。なお、図1では、図2に示す上側の加圧板2Aの図示を省略している。
(【0011】以降は省略されています)
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