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公開番号2025083682
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-02
出願番号2023197204
出願日2023-11-21
発明の名称車両メンテナンス作業者の評価方法および評価装置
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類G06Q 10/20 20230101AFI20250526BHJP(計算;計数)
要約【課題】作業者の評価指標を正確に求める。
【解決手段】車両メンテナンス作業者の評価装置は、修理・整備内容データベース4および作業者評価算出部6を有している。修理・整備内容データベース4は、車両の車両IDと、修理・整備日時と、修理・整備を行った作業者の作業者IDと、修理・整備内容と、この修理・整備の後に同一車両の同一箇所について行われた追加メンテナンス作業の履歴と、を含んでいる。作業者評価算出部6は、修理・整備内容データベース4を参照して、特定の作業者についての評価指標である修理実績7bを求める。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
メンテナンス作業の対象となった車両の車両IDと、メンテナンス作業を行った日時と、メンテナンス作業を行った作業者の作業者IDと、メンテナンス作業の内容と、このメンテナンス作業の後に同一車両の同一箇所について行われた追加メンテナンス作業の履歴と、を含む修理・整備内容データベースを作成し、
この修理・整備内容データベースを参照して、特定の作業者についての評価指標を求める、
車両メンテナンス作業者の評価方法。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
メンテナンス作業を行ったときに、当該メンテナンス作業の難しさを示す難易度を算出し、
上記修理・整備内容データベースにこの難易度のデータを含め、
この難易度を考慮して上記評価指標を求めることをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の車両メンテナンス作業者の評価方法。
【請求項3】
メンテナンス作業を行ったときに、当該メンテナンス作業が車両のユーザにもたらす利益を示す貢献度を算出し、
上記修理・整備内容データベースにこの貢献度のデータを含め、
この貢献度を考慮して上記評価指標を求めることをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の車両メンテナンス作業者の評価方法。
【請求項4】
上記追加メンテナンス作業があった場合は、上記修理・整備内容データベースにおける対応するメンテナンス作業についての貢献度を低く修正することをさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の車両メンテナンス作業者の評価方法。
【請求項5】
上記修理・整備内容データベースを参照して、同一のメンテナンス作業に要する平均的な作業時間を求め、
この平均的な作業時間が長いほど当該メンテナンス作業の難易度が高いものとすることをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の車両メンテナンス作業者の評価方法。
【請求項6】
上記修理・整備内容データベースを参照して、同一のメンテナンス作業の過去の発生回数ないし頻度を求め、
この発生回数ないし頻度が低いほど当該メンテナンス作業の難易度が高いものとすることをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の車両メンテナンス作業者の評価方法。
【請求項7】
上記メンテナンス作業が部品交換作業である場合に、交換された部品が既存モデルであるか新モデルであるかを区別し、
新モデルであれば当該メンテナンス作業の難易度が相対的に高いものとすることをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の車両メンテナンス作業者の評価方法。
【請求項8】
上記修理・整備内容データベースを参照して、同一のメンテナンス作業に要する平均的な作業時間を求め、
この平均的な作業時間よりも実際に要した作業時間が短いほど当該メンテナンス作業の貢献度が高いものとすることをさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の車両メンテナンス作業者の評価方法。
【請求項9】
上記修理・整備内容データベースを参照して、同一のメンテナンス作業に際して交換された平均的な部品数を求め、
この平均的な部品数よりも実際に交換した部品数が多いときは、当該メンテナンス作業の貢献度が低いものとすることをさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の車両メンテナンス作業者の評価方法。
【請求項10】
メンテナンス作業を行ったときに、当該メンテナンス作業と、このメンテナンス作業と同一のメンテナンス作業のうち正しいメンテナンス作業との近さを示す適切度を算出し、
上記修理・整備内容データベースにこの適切度のデータを含め、
この適切度を考慮して上記評価指標を求めることをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の車両メンテナンス作業者の評価方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両メンテナンス作業者の評価方法および評価装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
昨今、自動車である車両の部品の修理や交換を含むメンテナンス作業を行う作業者の人材不足を解消するために、自動車以外の他業種から自動車の業界に、メンテナンス作業の資格を有した作業者を流動化させるという傾向がある。この流動化の際には、作業者がディーラーや整備工場に出向する場合や、個人や法人へと出張する場合が考えられる。
【0003】
また、特許文献1は、車両の故障情報としての車両状態、車両の故障に対して施されたメンテナンス作業情報としての作業時間等に基づいて、車両の作業者の技能を評価する評価方法を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-49947号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般に、車両の1つの箇所の故障についてメンテナンス作業が行われた後に、同一車両の同一箇所について追加メンテナンス作業が行われることがある。例えば、先に行われたメンテナンス作業が誤った作業であった場合には、当該車両で故障が再発し、これにより、車両のユーザに再入庫を依頼し、作業者が車両に対して追加メンテナンス作業を行うこととなる。
【0006】
しかし、特許文献1の評価方法では、メンテナンス作業情報が、1つのメンテナンス作業の後に同一車両の同一箇所について行われた追加メンテナンス作業の履歴を含んでいない。従って、特許文献1の評価方法では、誤ったメンテナンス作業の後にこの誤りを解消する正しいメンテンナンス作業が行われても、両者を関連付けることなく、単純に評価してしまうので、作業者の評価指標を正確に求めることができない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の車両メンテナンス作業者の評価方法では、車両の車両IDと、メンテナンス作業を行った日時と、作業者IDと、メンテナンス作業の内容と、このメンテナンス作業の後に同一車両の同一箇所について行われた追加メンテナンス作業の履歴と、を含む修理・整備内容データベースを作成する。そして、この修理・整備内容データベースを参照して、特定の作業者についての評価指標を求める。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、誤ったメンテナンス作業と正しい追加メンテナンス作業との関連性を明確にしたうえで追加メンテナンス作業を正当に評価することで、作業者の評価指標を正確に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施例における車両メンテナンス作業者の評価装置の機能ブロック図である。
貢献度・難易度算出部での貢献度の算出方法を示すフローチャートである。
貢献度・難易度算出部での難易度の算出方法を示すフローチャートである。
第1実施例の処理の流れを示すフローチャートである。
第2実施例における車両メンテナンス作業者の評価装置の機能ブロック図である。
第2実施例の処理の流れを示すフローチャートである。
第3実施例における車両メンテナンス作業者の評価装置の機能ブロック図である。
第3実施例の処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施例について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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