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公開番号2025068490
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-28
出願番号2023178443
出願日2023-10-16
発明の名称回転装置及びマウス
出願人オムロン株式会社
代理人個人
主分類G06F 3/0354 20130101AFI20250421BHJP(計算;計数)
要約【課題】新たな操作感覚を生じさせる回転装置を提供する。
【解決手段】回転装置(30)は、筐体(36)と、筐体の内部に収容され、回転可能な回転部材(35)と、第1の隙間(33)及び第2の隙間(34)に介在する磁気粘性流体(40)と、筐体の中心で筐体に支持されるとともに回転部材と一体に回転する回転軸(42)と、を備え、磁気粘性流体の鉄粉濃度は、20~30vol%である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1の面と、前記第1の面に対向する第2の面と、を有する筐体と、
前記筐体の内部に収容され、前記第1の面に第1の隙間を介して対向する第1の対向面と、前記第2の面に第2の隙間を介して対向する第2の対向面と、を有する回転可能な回転部材と、
前記第1の隙間及び前記第2の隙間に介在する磁気粘性流体と、
前記筐体の中心で前記筐体に支持されるとともに前記回転部材と一体に回転する回転軸と、を備える回転装置であって、
前記磁気粘性流体の鉄粉濃度は、20~30vol%である、
回転装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記磁気粘性流体は、25℃において、せん断速度100s
-1
のときの粘度が、0.3Pa・s以下である、
請求項1に記載の回転装置。
【請求項3】
前記回転部材の大きさは、Φ13mm以下である、
請求項1又は2に記載の回転装置。
【請求項4】
前記回転軸の大きさは、Φ1.4mm以下である、
請求項1又は2に記載の回転装置。
【請求項5】
前記第1の面と前記第1の対向面との間において前記回転軸を封止するXリングをさらに備える、
請求項1又は2に記載の回転装置。
【請求項6】
前記回転部材は、ステンレス鋼によって構成される、
請求項1又は2に記載の回転装置。
【請求項7】
第1の面と、前記第1の面に対向する第2の面と、を有する筐体と、
前記筐体の内部に収容され、前記第1の面に第1の隙間を介して対向する第1の対向面と、前記第2の面に第2の隙間を介して対向する第2の対向面と、を有する回転可能な回転部材と、
前記第1の隙間及び前記第2の隙間に介在する磁気粘性流体と、
前記筐体の中心で前記筐体に支持されるとともに前記回転部材と一体に回転する回転軸と、を有する回転装置と、
前記回転軸が挿通されるマウスホイールと、を備え、
前記磁気粘性流体の鉄粉濃度は、20~30vol%である、
マウス。
【請求項8】
前記マウスホイールは、ステンレス鋼によって構成される、
請求項7に記載のマウス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転装置及びマウスに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、マウスホイールの回転操作においてフリースピンとクリック感を両立させる技術が知られている。例えば、特許文献1には、永久磁石を用いてコイルに流れる電流を制御することによりフリースピンとクリック感を両立させる技術が開示されている。また、特許文献2には、2つのレバーアームと、回転軸周りに回転可能となるように2つのレバーアームの間に延在するレバーとを用いた機構によりフリースピンとクリック感を両立させる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2022/0093303号明細書
米国特許出願公開第2023/0124218号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、eスポーツの発展に伴い、ゲーム操作に特化したゲーミングマウスの開発が活発に行われている。このようなゲーミングマウスでは、正確性や操作感が高いレベルで求められる。しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載された技術では、ユーザが感じるクリック感は一定の大きさに留まり、多様化するユーザのニーズを満たすことができない。
【0005】
本発明の一態様は、新たな操作感覚を生じさせる回転装置及びマウスの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る回転装置は、第1の面と、前記第1の面に対向する第2の面と、を有する筐体と、前記筐体の内部に収容され、前記第1の面に第1の隙間を介して対向する第1の対向面と、前記第2の面に第2の隙間を介して対向する第2の対向面と、を有する回転可能な回転部材と、前記第1の隙間及び前記第2の隙間に介在する磁気粘性流体と、前記筐体の中心で前記筐体に支持されるとともに前記回転部材と一体に回転する回転軸と、を備える回転装置であって、前記磁気粘性流体の鉄粉濃度は、20~30vol%である。
【0007】
上記の構成によれば、磁気粘性流体の鉄粉濃度を20~30vol%とすることにより、最大励磁トルクを保持しつつ、無励磁トルクを大幅に低減させることが可能となり、ユーザが感じるクリック感の大きさや周期を可変にしつつ、フリースピンも実現することができる。これにより、ユーザに新たな操作感覚を提供することができる。
【0008】
前記磁気粘性流体は、25℃において、せん断速度100s
-1
のときの粘度が、0.3Pa・s以下であってもよい。
【0009】
上記の構成によれば、高速回転時の粘度を0.3Pa・s以下とすることにより、十分なフリースピンを実現することができる。
【0010】
前記回転部材の大きさは、Φ13mm以下であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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