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公開番号2025060345
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023179893
出願日2023-09-29
発明の名称商品取出集品システム
出願人株式会社タクテック
代理人
主分類G06Q 10/08 20240101AFI20250403BHJP(計算;計数)
要約【課題】一注文についてミスの無いピッキングと仕分けを繰り返し行うことができる商品取出集品システムを提供すること。
【解決手段】一注文のピッキングされた商品を指定するピッキング指令および開扉指令の送信を行うコンピュータ1と、各棚区画にピッキング指示ランプとピッキング個数表示器を有するピッキング用商品収容棚2と、各棚区画の間口に設けられる扉を有する仕分け用商品収容棚3と、ピッキング指示する第1の制御部4と、扉を開くための第2の制御部8と、コードリーダ10とを備え、コンピュータ1は、コードリーダ10から送信されるコードとピッキング指令と照合し合致していたら、第2の制御部8に開扉指令を送信するようになっており、合致していないときは、ピッキングが行われていない商品に関する棚データとピッキング個数についての再度のピッキング指令を、第1の制御部4へ送信するようになっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
1バッチ分の注文数に係る商品のピッキングと仕分けのための総合データ管理を行うとともに一注文に係るピッキングされた全数の商品を指定するピッキング指令および開扉指令の送信を行うコンピュータと、
複数のピッキング用棚区画を有し各前記ピッキング用棚区画にピッキング指示ランプとピッキング個数表示器とを有し1バッチ分の注文数に係る商品を同一商品毎に1区画に割り当てて収容し、前記ピッキング指令に基づく前記ピッキング指示ランプの点灯と前記ピッキング個数表示器にピッキング個数の表示に従い、一度に複数の前記ピッキング用棚区画から一注文にかかる全数の商品のピッキングが行えるピッキング用商品収容棚と、
一注文にかかるピッキングされた全数の商品を纏めて1区画に割り当てて収容する所要数の仕分け用棚区画を有し各前記仕分け用棚区画の間口に設けられ開閉駆動される扉を有する仕分け用商品収容棚と、
前記ピッキング指令に基づいて一注文に係る全数の前記ピッキング指示ランプを点灯するとともに同じ棚位置の前記ピッキング個数表示器にピッキング個数を表示するよう制御する第1の制御部と、
前記開扉指令に基づいて一注文に係るピッキングされた全数の商品を収容するための所要の1つの前記仕分け用棚区画の間口に設けられた前記扉を開くよう制御する第2の制御部と、
ピッキングされた一注文にかかる複数の商品に付されたバーコード、ORコード、ARコード、またはRFIDコードを読み込み、読み込みコードを前記コンピュータに送信するコードリーダとを備え、
前記コンピュータは、前記コードリーダから送信されるコードと前記ピッキング指令と照合し合致していたら、前記第2の制御部に前記開扉指令を送信するようになっており、合致していないときは、ピッキングが行われていない商品に関する棚データとピッキング個数についての再度のピッキング指令を、第1の制御部へ送信するようになっている
ことを特徴とする物品取出集品システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
車輪を有し移動容易であり作業者により牽引随行されるピッキングカートを備えている請求項1に記載の物品取出集品システム。
【請求項3】
前記ピッキングカートには、前記コードリーダと、前記ピッキング用商品収容棚からピッキングした一注文に係る全数の商品を収容する第1の籠と、前記第1の籠内の商品を取り出して商品に付された前記コードを前記コードリーダで読み取りその後に収容するための第2の籠とが載置されている請求項2に記載の物品取出集品システム。
【請求項4】
業者が所持する携帯端末を有し、前記携帯端末より、前記コンピュータに作業者が直接入力する替わりに、前記コンピュータから前記ピッキング指令の送信を指示する送信指示信号を前記コンピュータへ送信できるようになっている請求項3に記載の物品取出集品システム。
【請求項5】
前記コードリーダが前記携帯端末に組み込まれている請求項4に記載の物品取出集品システム。
【請求項6】
一注文に係る全数の商品のピッキングと仕分け作業の処理として、
(ステップ1)
携帯端末からの作業開始要求信号が送信されるまで待機する、
(ステップ2)
コンピュータは、作業開始要求信号を受信すると、第2の制御部へ扉を閉じる信号を送信し、次いで、一注文の商品に係るピッキングに必要なデータを第1の制御部へ送信する、
(ステップ3)
第1の制御部は、コンピュータの送信データに基づき一注文に係る全ての商品が収容されている棚区画に付設されているピッキング指示ランプを点灯するとともにピッキング個数表示器にピッキング個数を表示する、
(ステップ4)
ランプ点灯した全ての棚区画に収容されている商品に付されているコードをコードリーダで読み取り、読み取りコードをコンピュータに送信する、
(ステップ5)
コンピュータは、コードデータと前記ピッキング指示データのコードデータとを照合しチェックし全品が合致していれば割り当てられている1つの仕分け用棚区画の扉を開くための扉データを含む開扉指令を第2の制御部へ送信する、
(ステップ6)
第2の制御部は、コンピュータからの開扉指令に基づき割り当てられた1つの扉を開く、
(ステップ7)
扉を開いた仕分け用棚区画にピッキングされた商品が収容される、
(ステップ8)
前記携帯端末よりコンピュータへ一注文の商品の仕分け完了の報知を兼ねて次の作業開始要求信号を送信する、
上記ステップ1-8の処理を繰り返し実行するように構成されている請求項4に記載の物品取出集品システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はたとえば商品取出集品システムに係り、特に、複数の商品収容棚から一注文毎に注文に係る複数の商品をピッキングしそれら商品を商品仕分け棚の1つの棚区画に収容し得る商品取出集品システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来の物流倉庫における商品取出集品システムは、一例として、物流センターの統合コンピュータで例えば1週間の全受注がデータベースに集計される。データベースには、全注文の内容および各注文を物流倉庫内に配列された膨大な数の商品収容棚に収容された商品をピッキングするための諸々内容(ロケーションID、棚ID、棚区画ID、商品ID、商品名、など)が登録される。そして、このデータベースからピッキングと仕分けの作業を管理するための必要なデータがコンピュータにダウンロードされる。
【0003】
コンピュータは、1週間の全受注にかかるピッキングと仕分けの作業を複数人、例えば20―50人の作業者で処理するため、一人の1日のピッキングと仕分けの作業量としての1バッチ分の複数の注文数を割り振り、1バッチ分のデータを作業者のハンディターミナルにダウンロードする。
【0004】
作業者は、それぞれハンディターミナルとピッキングカートを携行しピッキング開始を入力すると、1バッチに含まれる一注文に係る複数の商品の中の最初の1つの商品に関するロケーションIDと棚IDと商品IDと商品名、等が表示され、一注文に係る商品をピッキングカートに集めることができ、この商品のピッキングを終えたことをハンディターミナルに入力すると、ハンディターミナルに次の1つの商品に関するロケーションIDと棚IDと商品IDと商品名、等が表示され、こうして1バッチ分の注文数のピッキングを行うことができる。
【0005】
また、上記と異なるシステムでは、商品収容棚の各棚区画に備えるランプに対すピッキングするための点灯と、点灯した棚位置からピッキングする個数を表示する制御器が付設されていて、制御器において、ピッキング位置のランプが点灯しかつ個数表示が行われて一注文にかかる商品のピッキングが支持されるようになっている。
【0006】
さらに、膨大な数の固定棚の周りの通路を歩くピッキング経路について最短の経路が選択できるアルゴリズムに基づく案内表示が行われるようになっている。
【0007】
さらにまた、仕分けについては商品の投入を1か所だけ許可する開閉扉を備えた複数の個別仕分け間口を有する仕分け棚が用意され、ピッキングカートに集めた商品の注文IDをハンディターミナルで読み取ると特定の1つの開閉扉が開くので一注文に係る商品を個別仕分け間口に収容する仕分け装置が実用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
国際公開2017-175301号公報
特開2010-116244号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上述した従来の物流倉庫における商品取出集品システムによれば、一注文に係る複数の商品のピッキングについては、最短のピッキング経路で固定棚の周りの通路を歩いてピッキングすることができるが、このピッキング作業を1バッチ分繰り返すことになるので、ピッキング距離および時間は大きなものとなり、依然としてピッキングの距離と時間の短縮が問題となっている。
【0010】
また、上述した従来の物流倉庫における商品取出集品システムによれば、商品のピッキング・仕分け作業を長時間行っていると、商品収容棚の各棚区画にランプと個数表示器が付設されているにもかかわらず、作業者が疲労と錯誤により、直前にピッキングしたにもかかわらず再度ピッキングしてしまうことや、ピッキングしていないにもかかわらずピッキングしたと錯覚してしまうこと、さらに、ピッキング個数を間違えてピッキングしてしまうことが問題となっている。
(【0011】以降は省略されています)

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