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公開番号
2025079016
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-21
出願番号
2023191404
出願日
2023-11-09
発明の名称
調湿装置及び車載用空調システム
出願人
日産自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F24F
6/00 20060101AFI20250514BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】容器からの飽和塩水溶液の流出を防止しつつ、加湿対象空間を適切な湿度に調整し得る調湿装置及びこれを備えた車載用空調システムを提供する。
【解決手段】調湿装置は、飽和塩水溶液を貯留した貯留部と、貯留部上の空気が存在する内空間と、内空間と空気が存在する外空間とを隔てた透湿防水膜とを有する容器と、貯留部の飽和塩水溶液の温度を調節する温度調節装置と、を備える。
車載用空調システムは、調湿装置を備える。調湿装置は、飽和塩水溶液を貯留した貯留部と、貯留部上の空気が存在する内空間と、内空間と空気が存在する外空間とを隔てた透湿防水膜とを有する容器と、貯留部の飽和塩水溶液の温度を調節する温度調節装置と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
飽和塩水溶液を貯留した貯留部と、前記貯留部上の空気が存在する内空間と、前記内空間と空気が存在する外空間とを隔てた透湿防水膜とを有する容器と、
前記貯留部の前記飽和塩水溶液の温度を調節する温度調節装置と、を備えた
ことを特徴とする調湿装置。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記貯留部の前記飽和塩水溶液に水を供給する水供給装置を備えていることを特徴とする請求項1に記載の調湿装置。
【請求項3】
前記貯留部の前記飽和塩水溶液の水量を検知する水量センサを備えていることを特徴とする請求項1に記載の調湿装置。
【請求項4】
前記内空間の前記空気及び前記貯留部の前記飽和塩水溶液の少なくとも一方を撹拌する撹拌装置を備えていることを特徴とする請求項1に記載の調湿装置。
【請求項5】
前記貯留部の前記飽和塩水溶液に超音波を照射する超音波照射装置を備えていることを特徴とする請求項1に記載の調湿装置。
【請求項6】
前記透湿防水膜が、窒素分子透過速度よりも水分子透過速度が速い選択性を有していることを特徴とする請求項1に記載の調湿装置。
【請求項7】
前記貯留部の前記飽和塩水溶液と平衡状態にある前記内空間の前記空気の相対湿度が快適湿度の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の調湿装置。
【請求項8】
前記貯留部の前記飽和塩水溶液と平衡状態にある前記内空間の前記空気の相対湿度が40%以上70%以下であることを特徴とする請求項1に記載の調湿装置。
【請求項9】
前記貯留部の前記飽和塩水溶液の温度が15℃以上40℃以下の温度範囲内において、前記貯留部の前記飽和塩水溶液と平衡状態にある前記内空間の前記空気の相対湿度が40%以上70%以下であることを特徴とする請求項1に記載の調湿装置。
【請求項10】
調湿装置を備えた車載用空調システムであって、
前記調湿装置が、飽和塩水溶液を貯留した貯留部と、前記貯留部上の空気が存在する内空間と、前記内空間と空気が存在する外空間とを隔てた透湿防水膜とを有する容器と、
前記貯留部の前記飽和塩水溶液の温度を調節する温度調節装置と、を備えた
ことを特徴とする車載用空調システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、調湿装置及び車載用空調システムに係り、さらに詳細には、容器からの飽和塩水溶液の流出を防止しつつ、加湿対象空間を適切な湿度に調整し得る調湿装置及びこれを備えた車載用空調システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、簡易的な加湿器として、スチーム式加湿器が利用されている。この加湿器は、通常、加湿速度を調整することはできるが、加湿量に関しては殆ど限界がないため、必要以上に加湿をしてしまうおそれがある。
【0003】
また、特許文献1には、湿度センサ自体に経年変化による特性のズレが発生しても時間を掛けずに校正可能な温湿度調整庫が開示されている。この温湿度調整庫は、温度センサ及び湿度センサの出力に基づいて、冷却・加熱・加湿などして庫内の温湿度を調整する温湿度調整庫であって、標準湿度の発生が可能な校正容器を具備している。この校正容器は、本体部の底に飽和塩水溶液が入った容器を有し、蓋によって容易に開閉することができるようになっている。また、本体部と蓋との間にはシール材が配置され、パッチン錠によって気密性が保たれるようになっている。そして、本体部において高い精度で湿度管理が可能になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-229658号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示されたような校正容器を調湿装置に利用しようとする場合、本体部において飽和塩水溶液が容器から流出してしまう可能性があり、特に調湿装置を車載する場合にその可能性が高いという問題点があった。
【0006】
本発明は、上述した従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであって、容器からの飽和塩水溶液の流出を防止しつつ、加湿対象空間を適切な湿度に調整し得る調湿装置及びこれを備えた車載用空調システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、前記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、飽和塩水溶液を貯留し、透湿防水膜を用いた所定の容器と、飽和塩水溶液の温度を調節する温度調節装置とを備えた構成とすることにより、前記目的が達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明の調湿装置は、飽和塩水溶液を貯留した貯留部と、貯留部上の空気が存在する内空間と、内空間と空気が存在する外空間とを隔てた透湿防水膜とを有する容器と、貯留部の飽和塩水溶液の温度を調節する温度調節装置と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
さらに、本発明の車載用空調システムは、上述の調湿装置を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、飽和塩水溶液を貯留し、透湿防水膜を用いた上述の容器と、飽和塩水溶液の温度を調節する温度調節装置とを備えた構成としたため、容器からの飽和塩水溶液の流出を防止しつつ、加湿対象空間を適切な湿度に調整し得る調湿装置及びこれを備えた車載用空調システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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