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公開番号2025006501
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107330
出願日2023-06-29
発明の名称貯湯式給湯装置
出願人株式会社コロナ
代理人
主分類F24H 1/28 20220101AFI20250109BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】缶体温度の大幅なアンダーシュートを抑制できる貯湯式給湯装置を提供する。
【解決手段】温水を貯湯する缶体10と、缶体を加熱する燃焼バーナ13と、缶体の温度を計測する缶体温度検出手段21と、缶体温度検出手段21の検出値が第1温度t1未満で燃焼バーナ13をオンし、第1温度t1より高い第2温度t2以上で燃焼バーナ13をオフする第1燃焼モードと、燃焼バーナ13を所定のオフ時間T0を経て強制的にオンし、第2温度t2以上で燃焼バーナ13をオフする制御を繰り返す第2燃焼モードと、燃焼バーナ13がオンしてからオフするまでの燃焼時間を計時する第1タイマD1と、燃焼バーナの燃焼制御を行う制御部80と、を備え、制御部80は、第1タイマD1の時間が第1時間T1以上であったとき第2燃焼モードに切り替え、規定の終了条件が満たされたとき第1燃焼モードに戻るとした。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
温水を貯湯する缶体と、
前記缶体を加熱する燃焼バーナと、
前記缶体の温度を計測する缶体温度検出手段と、
前記缶体に設けた給水口と、
前記缶体に設けた温水出口と、
前記缶体温度検出手段の検出値が第1温度未満で前記燃焼バーナをオンし、前記第1温度より高い第2温度以上で前記燃焼バーナをオフする第1燃焼モードと、
前記燃焼バーナを所定のオフ時間を経て強制的にオンし、前記第2温度以上で前記燃焼バーナをオフする制御を繰り返す第2燃焼モードと、
前記第1燃焼モードにおいて前記燃焼バーナがオンしてからオフするまでの燃焼時間を計時する第1タイマと、
前記燃焼バーナの燃焼制御を行う制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記第1燃焼モードにおいて前記第1タイマの時間が第1時間以上であったとき前記第2燃焼モードに切り替え、規定の終了条件が満たされたとき前記第1燃焼モードに戻る
ことを特徴とする貯湯式給湯装置。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記第2燃焼モードにおいて前記燃焼バーナがオンしてからの燃焼時間を計時する第2タイマをさらに備え、
前記規定の終了条件は、
前記第2燃焼モードにおいて前記第2タイマの時間が前記第1時間より短い第2時間を経過し、かつ、前記缶体温度検出手段の検出値が前記第2温度以上のときとした
ことを特徴とする請求項1に記載した貯湯式給湯装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記缶体温度検出手段の検出値が、前記第2温度より高い第3温度以上で前記燃焼バーナをオフする
ことを特徴とする請求項2に記載した貯湯式給湯装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は貯湯式給湯装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、この種のものに於いては、バーナを燃焼させてその燃焼ガスと熱交換することにより、貯湯部の温水を設定温度より高い消火温度まで加熱し、貯湯部の温水温度が消火温度に達すると燃焼バーナの燃焼を停止し、貯湯部の温水温度が下がって設定温度より低い点火温度を下回ると燃焼バーナを再度燃焼させて、貯湯部の温水を消火温度まで加熱して燃焼バーナの燃焼を停止するという保温運転を行っていた。(例えば、特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5431135号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、この従来のものは、缶体の側面の中央よりやや上の位置に缶体サーミスタを設けてあり、この缶体サーミスタが計測する缶体内の温水の温度(以下、缶体温度)が、予め定めた点火温度未満に下がったら、燃焼を開始していた。
そのため、缶体内の温水を多量に使用した直後は、缶体内に使用した温水の量と同量の給水がされるため、缶体温度が一気に下がり、着火温度を下まわってから再着火してもすぐには缶体の温度が上がらず、温度低下の状態が続き、設定温度から大幅なアンダーシュートが発生してしまい、改善の余地があった。
【0005】
特に、貯湯式給湯装置の缶体容量を小容量化したものでは、缶体温度のアンダーシュートが顕著に発生するものであった。
【0006】
本発明はかかる背景を鑑みてなされたものであり、缶体温度の大幅なアンダーシュートを抑制することができる貯湯式給湯装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、請求項1では、温水を貯湯する缶体と、前記缶体を加熱する燃焼バーナと、前記缶体の温度を計測する缶体温度検出手段と、前記缶体に設けた給水口と、前記缶体に設けた温水出口と、前記缶体温度検出手段の検出値が第1温度未満で前記燃焼バーナをオンし、前記第1温度より高い第2温度以上で前記燃焼バーナをオフする第1燃焼モードと、前記燃焼バーナを所定のオフ時間を経て強制的にオンし、前記第2温度以上で前記燃焼バーナをオフする制御を繰り返す第2燃焼モードと、前記第1燃焼モードにおいて前記燃焼バーナがオンしてからオフするまでの燃焼時間を計時する第1タイマと、前記燃焼バーナの燃焼制御を行う制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1燃焼モードにおいて前記第1タイマの時間が第1時間以上であったとき前記第2燃焼モードに切り替え、規定の終了条件が満たされたとき前記第1燃焼モードに戻ることを特徴とした。
【0008】
請求項2では、前記第2燃焼モードにおいて前記燃焼バーナがオンしてからの燃焼時間を計時する第2タイマをさらに備え、前記規定の終了条件は、前記第2燃焼モードにおいて前記第2タイマの時間が前記第1時間より短い第2時間を経過し、かつ、前記缶体温度検出手段の検出値が前記第2温度以上のときとしたことを特徴とした。
【0009】
請求項3では、前記制御部は、前記缶体温度検出手段の検出値が、前記第2温度より高い第3温度以上で前記燃焼バーナをオフすることを特徴とした。
【発明の効果】
【0010】
この本発明によれば、缶体温度の大幅なアンダーシュートを抑制できる貯湯式給湯装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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